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稲城中央公園のため池に,
誰が植えたのか,一株のミズバショウが花を咲かせていました(4/17)。
尾瀬など湿原の初夏の花としてよく知られるミズバショウ,
高原の湿原に咲くものと思っていましたが,
低地の湿地でも花が咲くようです。
尾瀬などの高原ですと5月~6月,
この辺の低地では4月中ごろの花となるようです。
サトイモ科のこの植物,白い花のようなのは
仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる部分,
ほんとうの花は真ん中の写真ではまだ黄緑色の部分です。
ミズバショウの横の草はキツネノボタン,
水辺に見られるキンポウゲ科の植物です。
黄色の小さな花が咲いています。
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ミズバショウから眼を池の中に移すと,
卵から出たばかりと思われるオタマジャクシが
浅い水底にたくさんかたまっていました。
子供の頃はよく見たオタマジャクシですが,
久しぶりに見たような気がします。
なんの蛙の子供でしょうか。
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さらによく見ると,メダカのような稚魚もたくさん生まれています。
大きな鯉がこの池にいましたので,
多分,鯉の稚魚と思われます。
一,二匹やや赤色をしたのがいます。これは緋鯉になるのでしょうか。
こんな小さな稚魚がいつかはあの大きな鯉になるのです。
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水面にはアメンボもたくさんいました。
表面張力で水の上にいるのですが,
まるで水面に張られたガラスに乗っているように見えます。
たくさんのアメンボがいましたが,たいがいが二匹重なっています。
上にいる小さいのがオス,下の大きいのがメスだそうです。
これは交尾しているわけではなく,
オスは自分の遺伝子が引き継がれた卵を
メスが産んでくれるまで,背中に乗って監視しているのだそうです。
かずかずの命はぐくみ春の水