行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

オナガとカシラダカ

2015-11-30 20:00:16 | 動物
大きな柿の木に一つ、二つと残された木守柿、
そこにオナガが数羽、訪れていました(11/24)。


オナガ、
スズメ目カラス科に分類される
濃紺の頭部、青灰色と白色の胴体部を持つ、
姿の美しい鳥です。


名の由来はこの長い尾から。
姿はきれいですが鳴き声は
ダミ声でギャーガァーとうるさく、
カラスの仲間であることを感じさせます。


1970年代までは本州全土および九州の一部で観察されていました。
しかし、1980年代以降西日本で繁殖は確認されておらず、
現在は本州の石川県以東、神奈川県以北にのみ生息しています(ウィキペディアより抜粋)。
西日本では姿を消したのですが
なぜか関東地方では個体数を増やしている不思議な鳥です。


同じような景色の写真になります。
数少ない柿の実、順番待ちをして啄みます
集団にはきちんと秩序があるようです。


ホオジロ科カシラダカ、
北より渡ってきた冬鳥です。
集団でいましたが、足音に気がつき一斉に飛び立ちました。
一羽だけ、木にとまったところが撮れました。
今年初見になります。
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マユミとツルウメモドキの果実

2015-11-29 20:00:03 | 花,植物
マユミとツルウメモドキ、
いずれもニシキギ科の木本、
時をほぼ同じくして、
果皮が裂け、仮種皮に包まれた美しい種子が顔を出します。


ピンク色の果(さくか)をたくさんつけたマユミ、
丘陵から山地の林縁に生える
ニシキギ科の小高木です(11/24)。


そのたくさんの果実、
いくつかが4裂し、
中から真っ赤な仮種皮が顔をのぞかせています。


上のものに比べると、
果実が疎らについたマユミの木、
こちらも美しいピンク色の果実が裂け、
真っ赤な仮種皮に包まれた種子が顔を出しています。


こちらは山陰に自生のマユミ、
果実は薄いピンク色で鮮やかさはありませんが、
仮種皮は真っ赤です。


ツルウメモドキ、
ニシキギ科ツルウメモドキ属の落葉蔓性木本、
桜の木に絡まり蔓枝を伸ばしていました。


こちらは地面近くを這うように枝を伸ばしたツルウメモドキ、
枝いっぱいに付いた果実が裂け、
中から現れた橙赤色の仮種皮に包まれた種子が鮮やかです。


小さな果実ですが
姿形、色ともに魅力的です。
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ノササゲの果実とトキリマメの果実

2015-11-28 20:00:20 | 花,植物
ノササゲの紫色とトキリマメの紅色、
美しい豆果実を今年も見つけました。


山陰に植えられた紫陽花の枝に蔓を伸ばし、
鮮やかな紫色の豆果がついていました(11/22)。
ノササゲ、
山地の林縁などに生える
マメ科ノササゲ属の蔓性多年草、
8~9月、淡黄色の花をつけます。


果実を二つ並べるべき、
蔓を片手で持ち上げ、片手でシャッターを押しています。
時期が過ぎたせいか、
生えている場所がかなりの日蔭のせいなのか、
傷みが目立ちます。
色も昨年見たものほどの鮮やかさを感じません。


近くには裂けた果実が、
その裂けた果実に黒青色の種が
今落ちんとばかりについていました。
この種と果皮、もう少し光がさせば、より美しいのですが。


上のノササゲと異なる場所、
これも山蔭、マユミの横に
ノササゲのたくさんの種子を見つけました(11/24)。 
こちらは早くも果皮が枯れ、黒ずんでいます。


トキリマメ、
マメ科タンキリマメ属の蔓性多年草、
1つだけと寂しい実の付きですが
こちらは紅色の豆果です。


花も実もよく似たものに
属名でもあるタンキリマメがあります。
この両者、葉に少し違いがあり、
葉先が写真のようにとがっているのがトキリマメ、
丸いのがタンキリマメのようです。

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白いカタバミの花

2015-11-27 20:00:44 | 花,植物
小春日和の道端に
白いカタバミの花を見つけました。


かすかに紅色が差してはいますが
カタバミの白花です。
紅や黄色のカタバミはよく見ますが
白花は初めて見るように思います。


野草図鑑を調べてみると
イモカタバミ(別名、フシネカタバミ)に
シロバナフシネカタバミと呼ばれる白花品が
極まれに見られるとの記載があります。


これは、そのイモカタバミの白花品と思われます。


白花の横によく見る赤紫色のイモカタバミが
並んで咲いていました。
姿形、蕊の色はよく似ています。


イモカタバミは
南アフリカ原産のカタバミ科の多年草、
もともとは園芸植物として持ち込まれましたが
繁殖力が強く、各地で野生化しています。
春から秋遅くまで咲き続け、
園芸植物としても十分耐えうる美しさです。


一般的にカタバミというとこの黄色の花、
花期は5~8月と図鑑に記載されていましたが
探して見ると、11月の野にまだ咲いているものがありました。
世界中に分布し、日本でも古くから馴染みの雑草です。
ヤマトシジミ幼虫の食草としても知られています。


11月の野に
関東では珍しい白いタンポポを見つけました。
最後に、白つながりで掲載して見ました。

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エナガ(柄長)

2015-11-26 20:00:32 | 
カメラを片手の散歩、
半分は健康のため、
半分は写真を撮ることが目的、
対象は野草、樹木、昆虫、野鳥と
出会うものすべてと欲張ばっています。


秋も深まり、チョウやトンボが姿を消し、
野鳥の季節なりました。

坂道を上っていると、
エナガが10羽ほど群れて、
木から木へと餌を探しながら移動してきます。


たくさん実をつけたエノキにもやってきました。
すばしこく動き、小鳥の中でも特に小さなエナガ、
木の中に入ると葉が姿を隠し、撮るのが難しくなります。
また、あいにくの曇り空、
空を背景に入れると、空が白く写り、
露出もアンダー、上の写真のように具合がよくありません。
シャツターチャンスがけっこう難しい小鳥撮りです。


やっと黄葉が背景の木の枝にとまりました。
こうなれば露出も適正、
エナガもまあまあに写ります。


木はモクレンあるいはハクモクレン、
来春の花芽がもう白く膨らみを持ち始めています。


常緑樹の緑が背景になれば白いエナガ
よく映え、しっかりと写ります。


持ち歩いているのは最大300mmの便利ズーム、
動きの早い小鳥を撮るには焦点距離、
AFの速さに不足を感じますが、
花も虫もと欲張るには便利なズームレンズです。
AFが速く、焦点距離が大きいレンズが欲しいのですが、
持ち歩くには重く、値段も張り、
いつも考えてしまいます。





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モズ(百舌)

2015-11-25 20:00:15 | 
すっかり葉の落ちた11月の落葉樹にとまった雌雄のモズ、
日時、場所は違いますが
どちらも姿形のきれいな個体です。


眼もぱっちり、
過眼線の黒色もはっきりとして、
イケメン、雄のモズです。


背部や腹部の毛もふさふさしています。


雄モズの背は灰色と思っていましたが
この時期はまだ毛に覆われ薄茶色です。


少し角度を変え、
背景に晩秋らしく黄葉を配して見ました。


こちらは雌のモズ、
過眼線が薄茶色とほとんど目立ちません。
腹部に鱗状の模様がはっきり出るのも雌の特徴です。


雌らしくやさしい顔をした美女、美モズです。
こちらも背景に黄葉を配しました。
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イロハモミジ、トウカエデ、イタヤカエデの紅葉・黄葉

2015-11-24 20:00:26 | 花,植物
今年は紅葉が早いようです。
そんな東京のカエデの紅葉、
葉を写して見ました(11/18、19)。


イロハモミジ。
日本の秋、紅葉の主役、
一般的にモミジというとこのカエデのことです。
傷みのない葉を選択、
ホワイトバランスを曇天モードにして、
紅い葉をより紅く写しています。


イロハモミジ、
別名、タカオカエデとも呼ばれます。


これもイロハモミジ、
黄葉するものもあるようです。


18日の昭和記念公園、
雨に降られて、雨宿り、
そこでカエデの落葉を拾い
屋根下のコンクリートに並べて見ました。
オオモミジの葉です。
イロハモミジより葉の裂片が太く、
鋸歯が細かく揃っています。


自宅近く、散歩道のトウカエデ、
大気汚染に強く、街路樹によく使われる樹のようです。
名前のとおり、中国が原産のカエデです。


トウカエデ、
浅く3裂する葉は
イロハモミジやオオモミジに比べると単純に感じます。
紅葉の色味もイロハモミジとは違います。


イタヤカエデ、
これも昭和記念公園にて。
葉に鋸歯がなく全縁なのが特徴、
黄葉で散るカエデです。



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雨の昭和記念公園

2015-11-23 20:00:19 | 風景
11月18日、
写真教室の現地勉強会で昭和記念公園へ、
今日のテーマは紅葉です。
しかし、予報どおりといえば予報どおりなのですが、
集合直後から雨が降りだし、
傘をさしての撮影会となりました。


13時半、日本庭園前に集合、
13時過ぎに砂川口に入園したころはまだ曇り空でした。
集合場所に向かう途中、
色づき始めばかりのオオイチョウに
歓声をあげ、写真を撮る二人がいました。


日本庭園のモミジ、
雨が降りだし、
レンズをF2.8のマクロに換え、
開放、1/50での撮影となりました。


庭園の池に面した歓楓亭、
まさに池と紅葉を眺めながら茶会が楽しめる場所のようです。


東の門付近からの池の眺め、
橋の奥が歓楓亭、
雨脚がますます強くなってきたようです。


撮影会も早めに解散、
せっかくここまで来たので
樹木の勉強でもと、立川口まで歩いて見ました。

その途中、イタヤカエデの落葉と雨に濡れたベンチ、
なぜかレンズを向けて見ました。


出口近く、気が付くと
ビニール傘にイロハモミジが張り付いていました。


立川口のイチョウ並木、
ここは昭和記念公園の名所の一つ、
こんな雨でも人がたくさんいます。
黄色の絨毯が雨でしっとりと濡れていました。

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雌雄ウラギンシジミ

2015-11-22 20:00:52 | 昆虫
ウラギンシジミ、
翅裏が銀白色の大型のシジミチョウ、
成虫で越冬する蝶の一つ、
6月~10月にかけ、年2,3回の発生があり、
11月でも陽気がよい日には
日の当たる葉の上などで日光浴をしている姿が見られます。


ウラギンシジミ♀、
褐色の地に白色の紋の翅表、
シックな装いです。


ウラギンシジミ♂、
翅表は褐色の地にオレンジ色の紋、
雌よりよく目立ちます。


翅を少し開いたウラギンシジミ♀、
先が尖り、翅の形が他のシジミチョウと比べ
少し変わっているように見えます。


こちらは翅を少し開いたウラギンシジミ♂、
少し翅が傷んでいます。


逆光下のウラギンシジミ、
白い紋の部分だけが透けて見えます。
雌の個体です。

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皇帝ダリアが花盛り

2015-11-21 20:00:30 | 花,植物
散歩道のところどころ、
見上げるほどに、
皇帝ダリアがたくさんの花をつけています。
花の少ない11月の花、よく目立ち、華やかです。


公園に植えられた皇帝ダリア、
黄色になりかけた木々を背景に満開です(11/17)。


民家の庭、
屋根より高く伸び、花をつけ、
垣根の外からも十分に目立ちます。


建てられて間もない新しい住宅、
皇帝ダリアがこんなにも高く伸び、
花を咲かせてていました。


畑の片隅に植えられた皇帝ダリア、
下から見上げて見ました。


キク科テンジクボタン属の草本、
春に芽を出し、半年で3~4m と
木のような高さにに茎を伸ばします。
別名、木立ダリア。


普通見かけるのはこのピンク色の一重の花ですが、
八重や白い花の種類もあるようです。


この皇帝ダリア、
草丈が1m弱で花をつけていました。
わい化種があるのかと思いましたが
夏に剪定し、切り戻しをすると
草丈の低いものになるようです。
これなら狭い庭でも似あいます。
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