行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

神輿草(ミコシグサ)はゲンノショウコ

2015-10-31 20:00:48 | 花,植物
ゲンノショウコ(現の証拠)、
干して煎じたものは古くからの生薬である
フウロソウ科フウロソウ属の多年草、
花も美しいのですが、
花の後にできる果実(さく果)は芸術的といえるほど
美しい造形をしていました(10/29)。


種子を飛ばした後のゲンノショウコ果実、
この形が神輿(みこし)の屋根に似ているところから、
ミコシグサの別名があります。
なるほどと思える造形です。


これは上に比べると丸まりがより強く、
まだ種を抱え込んでいるのがわかります。
これから種を飛ばす貴重な時間帯の果実の姿です。


さらに遡り、
まだ神輿の屋根になっていない果実、
基部にもっこりと膨らんでいるのが種子で
一つの花に5つできるようです。
熟すると果実は5つに裂け丸まり、
抱え込むようにして種子を持ち上げます。


果実はほぼ熟し、裂け目が見えます。
もう間もなく裂けて丸まり、
神輿の屋根のような形になります。


まだ若い果実もありました。


9月上旬のゲンノショウコの紅い花、
若い果実も近くに見えます。


やはり9月上旬、
こちらは白花のゲンノショウコです。


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リュウノウギクとツワブキの花

2015-10-30 20:00:32 | 花,植物
そろそろリュウノウギク(竜脳菊)が咲いていると思い、
南山に行って見ました(10/25)。


開発が進む稲城市南山、
その開発からのぎりぎりの場所に
リュウノウギクの小さな群落が残されています。
夏、群落の半分に草刈りが入り、
株数は少なくなっていましたが
咲き始めていました。


野ギクの一つ、
他の野ギクがヨメナ属やシオン属であるのに対して、
リュウノウギクはキク科キク属、
そして、他の野ギクに比べ遅く、
晩秋に花をつけます。


日当たりのよい丘陵や山地の斜面地に多く見られます。
これも斜面に突き出して咲いた花を上から写しています。


同じ南山に咲いていたシロヨメナ、
イナカギクとも呼ばれるキク科シオン属の野ギクです。


帰り道に見つけたカントウヨメナ、
キク科ヨメナ属の野ギクです。


自宅近くの道端のツワブキ、
野ギクの仲間ではありませんが
晩秋、日蔭地にも咲くキク科の花です。


花の少ない時期、
昆虫たちの貴重な蜜源になるようです。

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モズとイソシギ

2015-10-29 20:00:34 | 
10月も末日、
木枯らしも吹き、冬を意識する時期となりました。

1月前の9月末日の写真になりますが、
早くもモズが高鳴いていました。
そして、河原に見つけたのはイソシギでした。


公園のどこからか
「キィーケタケタケタケタ」と甲高い鳥の声が聞こえてきました(9/29)。
いわゆるモズの高鳴きといわれるものです。


嘴を大きく開け精一杯の声をあげています。
モズは秋になるとオスもメスも
自分の縄張りを主張して高鳴きをします。


過眼線、翅色などから、
雌のモズです。
そう思って見ているとメスらしい仕草をしてくれました。


多摩川の河原に見つけた小鳥、
体色と嘴からシギ、チドリの仲間を調べて、
クサシギ?と思いましたが
詳しい人に見てもらったらイソシギとのことでした。
イソシギなら何回か見ているのですが。


qo
シギ、チドリの仲間は似たものが多く、
シギチといわれその判別は初心者には
なかなか難しいようです。
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オナガとオオオニバス

2015-10-28 20:00:53 | 
今日も10月21日の神代植物公園、
そこの小さな池にオナガがいました。
池の周りには大砲白レンズを三脚につけ、
数人の人がオナガにレンズを向けていました。
この池にカワセミなど、小鳥が現れるようです。


池の周囲でミミズなど餌を探しているようで、
人と適当な距離を保ちながら、
行ったり来たりしています。


池のほとり、
水鏡にきれいな水色の翅が写っています。


餌を食べてはときどき少し飛びあがり、
池岸の常緑樹にとまります。
葉の緑に白と水色の体色が映えます。


関東では公園や人家近くにも見られるオナガですが
生息区域は狭く、神奈川、静岡東部以西には見られない
不思議な鳥です。


オナガがいた公園内の池、
たらいのような形の大きな葉がたくさん浮いていました。


スイレン科オオオニバスです。
白い花が一つだけ咲いていました。

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樹を見て公園を歩く

2015-10-27 20:00:50 | 花,植物
昔、庭師さんから木は幹の美しさを見るものと
聞いた覚えがあります。
10月22日の神代植物公園、
バラやダリアを見て撮ったあと、
公園内を樹木の幹を観察しながら歩いて見ました。


バクチノキ、
灰褐色の樹皮がはがれて
紅色の樹肌が見えています。
博奕に負け、身ぐるみを剥がされる例えからの名だそうです。


花や果実が印象的で
幹はあまり記憶のないヤマボウシですが
こんな幹をしています。
生長とともに樹皮がうろこ状に剥がれるのが特徴です。


よく見ると松葉が見られます。
滑らかな白い樹肌を持つ松、
ハクショウとも呼ばれる白松です。
中国北西部原産の松の木です。


トウカエデ(唐楓)、
名のとおり中国原産の楓、
写真では葉は青々としていますがやがて紅葉します。
樹皮は灰褐色、
生長すると短冊状に剥がれ落ちます。


シマサルスベリ、
サルスベリに比べ、
樹形がすっとしていて、
樹皮のはげた跡が白くなるのが特徴、
沖縄、中国、台湾に分布する落葉高木です。


そのサルスベリ、
シマサルスベリに比べ、
枝は曲がりくねって横に広がります。
両者をこうして比べてみると違いがわかります。


公園内の芝生広場、
これは樹ではありませんが、
大きなパンパスグラスがありました。
その周囲は小さな子供たちが安心して遊べる場所です。


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ダリアも多彩

2015-10-26 20:00:25 | 花,植物
10月22日の神代植物公園、
バラだけではなく、
ダリアも種類が豊富、
多彩な花を見ることができました。


これがダリアかと思うほど
昔、学校の花壇などにあったものとは
ずいぶん花の姿が変わっています。
数多くの品種が開発されているようです。


深紅のタリア、
花びらが少し縮れて見えます。


同じ株の花です。
オレンジから黄へとだんだんと花色が変わるようです。


可愛らしい感じの薄紫色の一重の花、
蕾と葉は昔のダリアと同じです。


上と似た花ですか
褐色のビロードのような花色です。


これも薄紫色、
ポンポン咲きとは違う八重花です。


紅い八重の花を下から。


花弁が筒状の花もありました。

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薔薇の花

2015-10-25 20:00:40 | 花,植物
カルチャースクールの写真講座の
野外勉強会で神代植物公園に行ってきました。
目的は薔薇の花です。


薔薇なら我が家にもありますが
薔薇の写真は傷みのない状態のよい花を探すことが重要なポイントだそうです。
それには手いれの行き届いている植物園が最適です。


品種、花色が多いのも植物園ならのこと、
淡い黄色と淡いピンク色の大輪花、
ボリュームのあるきれいな花でした。


四季咲きの八重の薔薇、
その花の立体感もが魅力です。


白い花、
露出はプラス補正で。


淡い紅色の花、
花びらの渦巻きをこれもプラス補正で。


ピンク色の花の全姿をこれもプラス補正で、
背景にカラーの玉ボケができました。


黄色の花ですが
これは露出をマイナス補正にして見ました。


最後に、蕊のある花、
黄色から赤のグラデーションがきれいです。


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10月のアカトンボ

2015-10-24 20:00:14 | 昆虫
10月中旬に写したアカネ属のアカトンボを集めて見ました。
もうすっかり成熟しています。


ネキトンボ♂、
水辺にとまったのを60mmマクロで撮りました。


ミヤマアカネ♂、
浴びるように秋の陽を受けていました。


マユタテアカネ♂、
尻尾の先がちょこんと上を向いているのが特徴です。


多分、成熟が進んだマユタテアカネ♀、
翅に褐色斑のあるタイプです。


アキアカネ♂、
秋晴れの空の下、枯れ花にとまりました。


これもアキアカネ♂、
とまった枝には来春の葉芽が見られます。


アキアカネ♀。
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水辺の山雀

2015-10-23 20:00:16 | 
小さな水辺に山雀(ヤマガラ)が姿を現しました。


ヤマガラが水辺に積まれた石にとまり、
付近の様子をうかがっていました。
体に似あわない大きな足そして爪が見えます。
その足でしっかりと石をつかんでいます。


水辺に下りてきました。
水の中を観察しているように見えます。


かわいい姿のヤマガラですが、
正面からの顔はけっこう滑稽に見えます。


水浴びも撮りましたが、
残念ながら被写体ぶれが大きいので没、
水浴び後の姿です。


こちらは樹にとまったヤマガラ、
別な日の撮影、別の個体です。
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菊川の散歩道

2015-10-22 20:00:03 | 花,植物
静岡の菊川にて、
少し時間があったので
田舎道を散歩、植物散策をして見ました。


こんな里道を歩いて見ました。
ちょうど稲刈りをしている田がありました。
昔ながらの鎌を使い、稲木も組み立てられています。
道と田の境にはアキノノゲシがたくさん。


そのアキノノゲシ、
キク科の舌状花、
花色も含めて雑草にしておくには惜しいと思わせる花です。


ジュウガツサクラが咲いていました。
春と秋、年2回開花する桜です。


ツリガネニンジンが群生していました。


大型のアザミ、
花数が多く、花の基部のトゲ状の総苞片が反り返っています。
トネアザミ(タイアザミ)のようです。


ホトトギス、
峠道のところどころに群生していました。
自生ものです。


ここは静岡の西部地区、
ヨメナそれともカントウヨメナ、
どちらでしょうか。


カラフルなノブドウの果実、
虫こぶにより果実が変形し、青、紫、紅と
カラフルとなっています。


タンポポ、
今や一年中見られる花のようです。



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