行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

多摩川冬景色

2013-01-31 21:48:10 | 風景
1月27日,冬晴れの多摩川です。


稲城側の土手からの隣町聖跡桜ヶ丘の遠景,
ここから蛇行した水の流れをさかのぼれば桜ヶ丘の街です。


ここは多摩川の中流域,けっこう流れはあるのですが,
堰がある場所はゆっくりと流れて
一見,山間の湖沼に見えます。
いつもたくさんいるシラサギ,アオサギ,カワウですが,
この日はアオサギが一羽だけ,寂しそうです。


少し流れがあるところでは釣り人が二人,
のんびりと釣り糸を垂れていました。
この時期,なにが釣れるのでしょうか。


鳥を探して,河原に下りて見ましたが
いるのはハクセキレイ,セグロセキレイ,タヒバリと
先日撮った鶺鴒の仲間だけです。
数羽で流れの上を飛んでいたハクセキレイ,
二羽で仲良くダンスをしているところが撮れました。
明るくもなく,AFの早いとはいえないこのレンズでも
条件がよければ,動き物も撮れるようです。


府中側の河原から見た川の流れです。
この辺りは浅瀬,流れが強いようです。
真冬の最中にもかかわらず,
河原で遊んでいる人が何人もいる多摩川です。

枯れ草を写して紅く冬の川
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早春の花

2013-01-30 21:54:40 | 花,植物



近所のロウバイ(蝋梅)が咲き始めました。
梅の名がつき,よい香りもしますが,
梅や桜などのバラ科ではなく,ロウバイ科です。


1月から2月,真冬に花を咲かせる貴重な木の花です。


今年は房咲きの日本水仙の開花がずいぶん遅れているようです。
例年だと,我が家の庭にも,
正月には2輪,3輪と花を咲かせていますが,
今年はまだ小さな蕾がちょっとみられるだけです。
上の写真も野のものではなく,
鉢に植えられ道端に置かれていたものを撮らせてもらいました。やっと


道角に植えられている銀葉アカシア,
ずいぶん蕾が膨らんできました。
少しずつ強くなる日の光を受け,
葉も銀葉の名のように輝きだしています。
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早くもチューリップ

2013-01-29 21:50:02 | 花,植物

探せば春の知らせはあるものです。
公園の花壇に早くも紅いチューリップが咲いていました(1/26)。
背景に,2週間前の雪がまだ残っています。


チューリップは早咲きのものでも咲くのは3月下旬と書かれていましたので,
これは早咲き品種ではなく,
特殊な操作をして咲かせたものと思われます。
5℃ほどの冷蔵庫に球根を入れ,
2ヶ月ほど寒さを経験させてから土に植えると,
真冬にでもチューリップの花が咲くと聞いたことがあります。


チューリップの横に,
倒木を組み合わせて造られた木造の鹿と牛が花を覗いています。
11月南山の山道に置かれていたものと
同じような造りです。


家の居間に2年間も咲き続けている造花の薔薇,
網目ガラスの窓際においてみました。
外の日差しは明るく,春のようです。
チューリップの写真が足りないので,加えてみました。
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道端の紅い山茶花

2013-01-28 21:41:22 | 花,植物
小鳥の写真が続きましたので,
気分を変えて花でもと思いましたが
真冬に目に付く花といえばサザンカ(山茶花)しかありません。
散歩の途中,
道端にみたそんな紅いサザンカを
鳥撮りに持ち出した望遠ズームで撮ってみました(1/26)。


青い自転車を取り込んでみました。


葉が茶色の紅いサザンカ。


青い空に向かって一番上に咲いていたサザンカ。




高い生垣のサザンカ,
きれいな緑色の葉に紅い花が映えていました。
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シジュウカラ(四十雀)

2013-01-27 23:26:19 | Weblog
出勤途中に通る大都会の小さな公園,
「ツピー・ツピー・ツピー」と早くもシジュウカラが囀っていました(1/24)。
ビルの建ち並ぶこんな街中にもシジュウカラがいるようです。
都会では個体数が少ないので,
早めの婚活を始めたのかも知れません。
大寒の寒さの中にも,春の足音が聞こえだしたようです。


シジュウカラは最もよく見られる野鳥の一つ,
自宅近く,稲城中央公園にも
たくさんのシジュウカラが見られます。
しかし,ここのシジュウカラはまだ囀ることなく,
「ツーツー」とか「ジュクジュク」と地鳴きの声をあげながら,
仲間といっしょに木から木へと
餌を求めて移動を繰り返しています。


個体数が多いので,探せば姿は確実に見られるのですが,
いざ写真を撮ろうとすると,
動きが速く,じっとしていることが少なく,
以外に難しいシジュウカラです。


胸から腹へとかかるネクタイのような黒帯が
シジュウカラの特徴です。
この黒帯が太いのが雄,細いのが雌になります。
上二つは雄,これは雌と思われます。




シジュウカラの背中から尾の羽,
すこし青みがかがった灰色ですが,
上の二つの写真ではかなりの青色と
紫がかかった灰色に写って,
よりきれいな体色のシジュウカラです。
これも構造色でしょうか。

四十雀はやも囀る寒の朝
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マヒワ(真鶸)

2013-01-26 22:01:53 | 

この樹肌は多分サルスベリ,
するとこれはサルスベリの実です。
あの紅いサルスベリの花が冬にはこんな姿になるようです。
そのサルスベリの実を一羽のメジロほどの小さな小鳥が
盛んに啄ばんでいました(1/19)。
よくみると,腹部にたくさんの縦斑が確認できます。


腹部に縦斑のある黄色ぽい小鳥,
アオジかマヒワに思われます。
大きさからマヒワでしょうか。


頭部の黒色,マヒワの特徴も確認できます。
その黒色も薄く,腹部の体色は黄色というより白です。
雌と思われます。


嘴の形から分かるようにアトリ科の小鳥,
同科のカワラヒワにヒワの名も体色も似ています。


上は今日たまたま撮ったカワラヒワの雌です。
サクラの木に数羽でとまっていました。
こうして見るとサクラも春に向けて花芽ができているのがわかります。
カワラヒワの頭部はオリーブ色,
マヒワは天辺が黒で残りが黄色と頭部の色が違います。
また,カワラヒワの腹部には明確な縦斑はありません。

寒晴や枯れ実を突く鶸一羽

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ホオジロ(頬白)

2013-01-25 21:34:26 | 
この冬は,アオジ,カシラダカは撮れたのですが,
ホオジロ科の本家本元のホオジロにはめぐり会えないでいました。


多摩川の河川敷の草原を歩いていると(1/12),
そのホオジロと思しき小鳥が草原から群れて逃げていきます。
先の草原に逃げ込んだのは分かるのですが,
なかなか姿が確認できません。
姿を確認しようと,さらに近づくとまた逃げられてしまいます。
そんな中やっと見つけた草の中のホオジロ,
草にまぎれて姿を隠していました。
体色が枯草にうまく同化して,保護色のようです。


さらに多摩川の河原を歩いていると,
一匹だけでいるホオジロを発見,
オギでしょうか,ススキでしょうか,
その綿毛の天辺にとまっています。




そして,綿毛の種を食べています。
夢中で食べ続けています。
オギとかススキの綿毛はホオジロの好物のようです。


食べ飽きると,すぐそばの立木に飛び移り,
すぐにどこかに消えていきました。


さらに土手を歩いているとまたもやホオジロを発見,
土手下の木にとまり,なにかを見つめています。
群れているものはすぐ逃げましたが,
単独で行動する鳥は大人なのでしょうか,
どっしりとして,落ち着いているようです。

頬白の群れて逃げ込む草紅葉
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カシラダカ(頭高)

2013-01-24 21:01:20 | 

スズメ,いやホオジロかなと思いましたが,
カシラダカ(頭高)のようです。
通勤道のバス通りと住宅に挟まれた,
小さな谷林の藪の中,数羽がいるようです。
藪のどこからか地鳴きの声も聞こえます。


昨日のアオジと同じく,
カシラダカはホオジロ科の小鳥,
ホオジロによく似ていますが,
腹部が白色,ホオジロは薄茶色をしているのでここで区別ができます。
大きさもホオジロに比べ少し小型かなと思います。
地鳴きの声はチッ,チッとアオジによく似た鳴き声です。


カムチャッカ半島など,
ユーラシア大陸の高緯度地帯で繁殖し,
秋に日本に渡り,
冬になると低地,低山地帯に現れる冬鳥,
自宅近く(東京都稲城市)では初めて写す小鳥です。
警戒心は強いようで,
カメラを向けるとすぐに藪の中に逃げ込んでしまいます。
物理的に近寄れないこともあり,もう一つの写りですが,
一つライブラリーが増えました。


カシラダカの名は頭頂部にある短い冠羽を
興奮時に逆立て,頭が高くなるところからつけられたそうです。

カシラダカ冠羽立てても眼はやさし
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アオジ(青鵐)

2013-01-23 22:19:36 | 

(藪の中のアオジ♂)
ホオジロの仲間であるアオジ,
藪の中から,チッ,チッ,チッと静かな地鳴きの声が聞こえてきます。
ホオジロとよく似た音の響きですが,
ホオジロがチチ,チチ,チチチと2音あるいは3音が一単位に対し,
一音が一単位に聞こえます。


(草の中のアオジ♂)
本州中部以北の山地で繁殖,夏を過ごし,
秋から冬には平地に下りてきて,
藪の中などに生活の場を求めます。
したがって,この辺では冬限定の小鳥になります。


(草の中のアオジ♀)
かなり,警戒心が強いようで,
昨年は姿を見ても藪の中にすぐに隠れてしまい,
なかなか写真が撮れませんでしたが,
今年はなぜか,たくさんのアオジを撮ることができました。
探してみると,思った以上に個体数が多く,
また,習性が少しずつ理解でき,
いそうな場所がわかるようになったせいかも知れません。


(木にとまるアオジ♂)
鳥ですので,藪にいるだけではなく,
当然木にもとまります。
腹部が淡黄色,背中が茶褐色であり,
頭部は緑灰色,特にオスは緑色が強く出ます。


(木にとまるアオジ♀)
アオジの名はこの緑色からつけられたもの,
今でも信号などで名残が残っていますが,
昔は緑色も青といっていました。


メスの個体を真下から撮ったものです。
同じくホオジロの仲間のカシラダカのように,
頭の毛が逆立っています。
これはアオジにはなかなか見えません。
鳥は見る角度が違うと別の鳥のように見えます。

枯藪に緑頭ちらり青鵐かな
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タヒバリ(田雲雀)

2013-01-22 21:58:43 | Weblog

今日も冬の多摩川河原にて,
タヒバリのようです。
この鳥,けっこう警戒心が強く,
近くによっていくと逃げられてしまい,
なかなか撮れませんでしたが,
しばらく,河原でじっとしていると,
比較的近くまでやってきてくれました。




タヒバリ(田雲雀)の名がありますが,
セキレイの仲間,シベリアなどから渡ってくる
セキレイ科の冬鳥になります。
河原の石の上を
尾を振り振り,大またで歩いていました。


よく似た小鳥にやはりセキレイ科のビンズイがいます。
河原にいるのはまずタヒバリと思われますが,
森の草地などにいると両者はなかなか見分けが難しいようです。
ビンズイのほうが,羽色がやや緑かがっていることと,
眼の上の白い眉斑がはっきりしていること,
眼の後に白斑があることで区別がつくと書かれていました。
ビンズイを撮る機会があったら比較してみることにします。

田雲雀の急いで歩く冬の川
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