行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

林間の小さな花1 (フデリンドウ)

2014-04-30 20:00:48 | 花,植物
自然を残す、稲城中央公園の林間に
小さな山野の花を見つけました。
筆竜胆(フデリンドウ)です。


公園の林縁に見つけたリンドウに似た小さな花(4/14)、
調べてみるとリンドウにも春に咲くものがあり、
そのうちの一つ、フデリンドウのようです。
群生していることが多いと書かれていましたので
周囲を見回してみましたがここにはこの一株だけです。


ちょうど10日後の24日、
再び公園の林間を歩いてみると
10日前とは別な場所に、
花が2,3輪の小さい株から10輪以上つけた大きな株まで
10数株がかたまって生えています。


どの株もいかにも山野の花と感じられる
可憐で美しい花を咲かせています。


木漏れ日がよく当たり、
花がいっぱいに開き筒状花ではないようです。
花色も薄紫色に映っています。


まだ花が完全に開いていない株もあります。
上と同じカメラ、レンズで撮っていますが
花色がこちらは青色に映っています。
出芽して間もないようで茎や葉にはまだ土がついています。


とてもよく似た花にハルリンドウがあります。
ハルリンドウはフデリンドウより根生葉が大きく、
草姿が横に大きくなるようです。
蕾が筆先に似ているからフデリンドウです。
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ヒメリンゴとライラック

2014-04-29 20:00:51 | 花,植物
稲城中央公園でも新緑そして初夏の花が盛りです。


数本並んだ小さな木に小さな白い花が
一斉に開いていました。
姫林檎(ヒメリンゴ)の花です(4/20)。
ヒメリンゴの花は白と思っていましたが
咲きたてはほんのりピンク色です。


新緑を背景に蕾一つ、
蕾はさらに紅色が濃く、
緑によく映えます。


咲はじめの紅いツツジを背景にしてみましたが
ヒメリンゴが目立ちません。


上に回って、上から一枚、
やや逆光下で背景がボケました。


ヒメリンゴのすぐ横で早くも咲いていたライラック、
リラあるいは紫丁香花(むらさきはしどい)の別名があります。
ライラックの花色は薄紫が標準のようです。


白花も咲いていました。
新緑の下、どの色もきれいに映ります。
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アイスランドポピー

2014-04-28 20:00:05 | 花,植物
昨日に続き、
4月17日の昭和記念公園にて。


チューリップ畑の近く、
ちょうど自分の好きな花、
アイスランドポピーが盛りでした。
たくさんの人が花を楽しんでいました。


アイスランドポピーはケシ科ケシ属の秋まき一年草、
原種はシベリアで発見されたので、
シベリアヒナゲシの和名があるようです。
しかし、その名はほとんど使われず、
英名のアイスランドホピーが日本でも一般的です。


そして、その英名は国のアイスランドとは関係なく、
アイスランド共和国の気候がシベリアに似ているので
つけられたそうです(以上ウィキペディアより抜粋)。


昭和記念公園にはもう一つ
ホピーが植えられている地域があります。
ヒナゲシあるいは虞美人草の名があるシャーレーポピーの地域です。
こちらは5月中旬が見ごろになるようで
まだ花が咲いていませんでした。
シャーレーポピーは赤や白が代表的な色ですが、
それに比べ中間色の多いアイスランドポピーです。


アイデアがなくみんな同じ切り口の写真になってしまうので
少しカメラを傾けて見ました。


手前に黄色をぼかして、
蕊が覗いているオレンジ色の花を撮って見ました。
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新緑の昭和記念公園

2014-04-27 20:00:42 | 風景
新緑の美しい、
昭和記念公園に行って来ました(4/17)。


立川口の入口付近、
大きな欅をはじめ木々の新緑が
素晴らしい眺めです。


秋には景色がすべて黄色に染まるイチョウ並木、
薄緑色のイチョウが芽生えています。


チューリップ畑、
花の盛りは少し過ぎてはいましたが
それでも、たくさんの種類のたくさん株が
色とりどりの花を咲かせ、
とても見事なものでした。


チューリップ畑にはたくさんの人が訪れ、
思い思いにカメラを向けていました。
背景の木々もすっかり新緑に色づいています。


ミツバツツジがあちらこちらで
満開に咲いていました。
新緑の緑に紫の花がより美しく映ります。


園内のヤマツツジも咲きはじめていました。
本格的なツツジの季節です。


池の中も新苔に緑色、
親亀の背中に子亀が乗って、
その背中に孫亀が乗って、
池の中を楽しそうに泳いでいました。


ひょっとしたら小鳥がとの思いから、
重たい50-500mmのズームレンズを抱えて歩いていました。
そのかいあって、地上に遊ぶシメが撮れました。
そのシメの嘴、
3月末に稲城中央公園で見たものはまだ肌色でしたが
もう夏仕様の銀色に変わっています。
季節はいつの間にか初夏です。
(以上すべて50-500mm)

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小さな花(アオキ、キュウリグサ)

2014-04-26 20:00:02 | 花,植物
道端など、どこにもよく見られのですが
小さくて見逃してしまいそうなアオキそしてキュウリグサの花を
マクロレンズで拡大してみました(4/12)。
面白い世界が見えます。


秋に紅い実をつける
ミズキ科の低木アオキ、
小豆色のとても小さな花が咲きます。
アオキの名は一年中常緑のところからです。


アオキは雌雄異株の木、
今回の写真はどれも、4弁花で雄蕊が4つ、
そして花序にはたくさんの蕾、花がついています。
これは雄株、雄花です。
雌花は少し遅れて咲くようです。


雄花も雌花も4弁花とのことですが
中央上方の一番大きい花、
よく見ると6弁花、雄蕊も6つあります。
突然変異でしょうか。


こちらは道端にたくさん生えている
ムラサキ科キュウリグサの花です。
名の由来はこの葉を揉むとキュウリの匂いがするからです。


直径2mmほどと、
とても小さなキュウリグサの花、
肉眼ではなかなか気が付きませんが、
この花ワスレナグサの花にそっくりです。


こぼれ種で花をつけたのでしょうか、
公園の花壇近くの道端に咲いていたワスレナグサです。
直径7~8mmとキュウリグサに比べるとだいぶ大きな花ですが
形はよく似ています。



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ダイコンの花

2014-04-25 20:00:59 | 花,植物

畑の中に5,6株、
白い十字架植物の花が咲いていました(4/12)。
茎の下の方は見ると
白い太い根が顔を出しています。
種を取るために残されたものでしょうか、
大根の花です。


白に薄い紫の混じる4弁花、
野菜の花なのですがきれいです。
4弁が十字架に見えるので十字架植物、
アブラナ科植物の別称になります。


大根の花の隣に咲いていた
これもアブラナ科の野菜の花です。
菜の花でしょうか、
アブラナ科の黄色の花は同じようであり、
どれも菜の花に見えます。


花のアップを撮ろうとレンズを向けると
蜜蜂が来ていました。


これは葉牡丹の花、
葉を観賞する植物ですが4弁の十字架の花が咲きます。
葉牡丹もアブラナ科の植物なのです。


その葉牡丹の3月中旬の姿、
まさしく牡丹の花のように見えます。

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キジムシロ、ミツバツチグリ、ヘビイチゴ

2014-04-24 20:00:27 | 花,植物
バラ科キジムシロ属の
ヘビイチゴ、ミツバツチグリ、キジムシロ、
花だけ見ると、とてもよく似ている3者です。

(キジムシロ)

なかなか見ることのなかった
キジムシロ属の本家であるキジムシロ、
近くを散歩中、
ふと足元を見ると黄色の花をたくさんつけていました。


ヘビイチゴやミツバツチグリはよく見るのですが
キジムシロは意識しては初めてです。
普通に見られるとの記載もありますが
多摩丘陵にはそれほど多くはないと思われます。


キジムシロは雉蓆、
草の中心部の葉が放射状に伸び、
その姿をキジが休むムシロに例えての名です。
この草もこのムシロでキジムシロと判りました。

(ミツバツチグリ)

小さい個体は花が一つ、二つのこともあり、
ヘビイチゴかと見逃していたと思われるミツバツチグリ(三葉土栗)、
4月中旬、多摩丘陵を注意して歩いてみると
けっこう生えていることを知りました。


その名のとおり、葉が三葉です。
そこはヘビイチゴと同じですが花が少し違います。、
ミツバツチグリはヘビイチゴに比べ花弁間の隙間が小さく、
また萼片が小さく、ヘビイチゴほど目立ちません。


ミツバツチグリとキジムシロ、
両者とも一茎に複数の花がつき、
花の形は極めて似ていて、一見区別がつきません。
しかし、葉がミツバツチグリが3枚葉に対し、
キジムシロは茎の1番上に3枚葉、
その下に2枚の葉が2~3列、
つまり、1つの茎に7~9枚の葉があります。

(ヘビイチゴ)

ヘビイチゴにもヘビイチゴとヤブヘビイチゴがあり、
ほぼ同じような場所に生育しているそうです。
これは副萼片が萼片より大きいので
ヤブヘビイチゴでしょうか。


これもヤブヘビイチゴでしょうか、
尻尾の模様がきれいな小さな蜂がとまっています。
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ヤマブキ、シロヤマブキ

2014-04-23 20:00:16 | 花,植物

4月の中頃、低山や公園の林間などに
枝いっぱいの花に
重たそうに枝を垂れ下げているヤマブキ(山吹)です。
桜とはまた異なり、
ひそかに山の春を知らせてくれます。


新緑の中に黄色がよく映えます。
山吹色の語源になっている黄色の花です。


バラ科ヤマブキ属の落葉低木、
ヤマブキ属は一属一種、このヤマブキだけです。
咲きたての花はこのように鮮やかな山吹色ですが
時間がたつと少しづつ色が褪せてきて、白ぽくなります。


咲きたての花のアップに撮ってみました。
5弁の花びら、蕊がきれいです。


昭和記念公園の林間に咲いていたヤマブキソウ(4/17)、
花がヤマブキに似ているのでこの名があります。
こちらはバラ科ではなく、ケシ科植物、
花も4弁ですが、アップにしたヤマブキの花にやはり似ています。


ヤマブキに10日ほど遅れて
花をポツリポツリと咲かせるシロヤマブキです。


花びらは4弁、その花びらの白さと濃い緑の葉がきれいです。
バラ科シロヤマブキ属、
ヤマブキの白花ではなく別の種類の花です。
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クサノオウ、シラユキゲシ、ヤマブキソウ

2014-04-22 20:00:17 | 花,植物
今日は、野の花にして美しい大弁花の
クサノオウ、シラユキゲシそしてヤマブキソウを紹介します。
この3種、いずれも4月の中旬頃に花の咲くケシ科植物なのです。


畑の畔を黄色に飾っていたクサノオウ(草の王)です(4/12)。
「草の黄」「瘡の王」とも書かれます。


草全体に多種類のアルカロイド物質を含む毒草です。
しかし、「毒薬変じて薬となる」の諺どおり、
これを乾燥したものは白屈菜と呼ばれる薬草でもあります。


城山公園の野草園エリアの山すそに
群生して咲いていた白い花、
シラユキゲシ(白雪芥子)です(4/13)。


周囲の緑に白い花がよく映えます。
直径4、5cmの4弁花、
夏椿や秋明菊を思い出す純白ぶりです。


山地の日蔭のやや湿った場所に自生する宿根草、
英名はずばりスノーホピーです。


同じく野草園エリアの反対側に咲いていた
美しい黄色の花、ヤマブキソウです(4/13)。


バラ科のヤマブキに似るので
ヤマブキソウの名がありますが、
ヤマブキは5弁花、
こちらは上のシラユキゲシと同じく4弁花です。
色は別にして、花の形、大きさなどシラユキゲシによく似ています。
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シャガの花

2014-04-21 20:00:25 | 花,植物

4月も中頃になると林や公園の木陰などに
シヤガが群生して、美しい花を見せています。


アヤメ科アヤメ属の多年草、
木陰や日当たりの悪いやや暗い場所に咲く白い花、
木漏れ日に輝くようです。


シャガは3倍体であり、種ができません。
地下茎を伸ばして増えるので、
近い場所に群生して見られることになります。


白地に紫と黄色で描かれた緻密な模様が
魅力的できれいです。


次々と咲く花はきれいなのですが、
終わりかけの花や葉が見苦しくなるのが欠点、
そんな部分を避けて、部分的に花を撮ることになります。


花の中心部を横からアップにしてみると、
花びらの他に白い糸くずのようなものが花を飾っています。
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