行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

黒の実

2009-12-31 21:12:47 | Weblog
 ネズミモチの実

 シャリンバイの実

2009年,平成21年もあと数時間,
子供たちもみな集まり,アルコールの手伝いもあり,
わいわいがやがや騒がしい大晦日となっている。
今年もなんとか無事に暮れていく。

大晦日の今日であるが,おとといの赤い実に続き,黒い実の写真である。
写真上は正月にゆかりのユズリハ,
ブルーベリーのようなユズリハの実,
ユズリハは譲り葉,春に若葉がでたあと,前年の葉が
その場を若葉に譲るように落葉するところから名が付けられている。
その姿が,家が代々と引き継がれて行くようであるところから,
正月の縁起物として使われる。

写真中,小さな黒の実を枝にあふれるばかりにつけているネズミモチ,
ネズミモチはこの黒い実がネズミの糞のようであるので,
その名が付けられたとのこと,あまりありがたい命名ではない。

写真下,シャリンバイ(車輪梅)の実,これもブルーベリーに似ている。
シャリンバイはバラ科の常緑低木,晩春から初夏,
車輪のように放射状に広がった枝に白い梅のような花をつける。

ねずみもちの実のたわわや雨落つる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬の野花

2009-12-30 22:19:27 | Weblog



12月の中旬(19日)の写真です。日当たりのよい場所には,
まだ冬を思わせない姿の野の花が見られました。
写真上,色濃いピンク色の花がまだ若々しいヒメジオン,
また,白の花のヒメジオンはよく見ますが,
こんなにピンクの色濃いヒメジオンも珍しいように思います。
写真下,すっかり枯渇しているコセンダングサの中,
まだ緑を残し,花も同居しているコセンダングサの種実。

はなやかに餅つく声や路地の奥
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤い実

2009-12-29 21:32:15 | Weblog
                             ナンテン
 マンリョウ             

 ピラカンサ  

 クロガネモチ


冬を彩る赤い実をつける植物たち,
上から,ナンテン,マンリョウ,ピラカンサ,クロガネモチである。
この他にも,センリョウ,サンシュユ,サンゴジュ,ヤブコウジ(十両)など,
冬に赤い実をつける植物はたくさんある。
鳥たちに種を運んでもらうため,よく目立つ赤は絶好なのであろう。
我が家にもいつ運ばれてきたのか,
木陰にマンリョウが真っ赤な実をたくさん付けている。

そして,これら赤い実は正月あるいは祝事の飾りものとして,
昔から,日本人に親しまれ,利用されている冬の華ともいえる。

寒晴や木々に赤い実冬の華
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

障子貼り,藁葺きの家

2009-12-28 22:38:34 | Weblog

 藁葺きの家


地元の神社,新年を控え,障子を張替えていました。
毎年のことなのでしょう,たくさんの障子を一人で手際よく張り替えています。
写真下は神社の近く,藁葺き屋根の家です。
多分,昔からの農家だと思いますが,
保存を心がけ,維持し続けているのでしょう。
きれいに保たれ,庭の松がとても似合います。

真新しき障子を染める夕日かな
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬菊

2009-12-27 21:53:21 | Weblog
 




写真,12月も20日になるのに,
花をたくさん咲かせている菊を見つけた。
けなげさ,また懸命さも感じる。
これは冬菊と呼んでよいのであろう。

しかし,冬菊という菊があるわけではないようである。
冬にまで咲いている遅咲きの菊を冬菊と呼ぶとのことである。
「冬菊のまとふはおのがひかりのみ」
冬菊を詠んだ水原秋桜子の有名な句である。

同じような語句に残菊,晩菊,寒菊がある。
調べたところによると,
残菊は旧暦9月9日の菊の節句以後の菊をそう呼び,
季語は晩秋となる。
晩菊は小説,映画の題名としても知られているいるが,
文字通り秋遅く咲く菊のこと,残菊と同じ秋の季語である。
寒菊は菊の種類で,冬に咲く野生種の菊,アブラギク(シマカンギク)の
園芸種をそう呼び,冬の季語だそうである。
日本語は奥深く,難しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さっぱり剪定

2009-12-26 22:48:35 | Weblog



新年を目前にして,
バス通りの街路樹がいつのまにか,剪定されていました。
見事なまでに,きれいに,さっぱりと枝が切り取られています。

私もさっそく散髪に行き,さっぱりとしてきました。

 極月や庭樹を剪りて髪を切る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

房咲水仙

2009-12-25 21:00:44 | Weblog
 白水仙


今年もあと一週間を残すだけとなってしまいました。
早咲き水仙とも日本水仙ともいわれる房咲水仙がほぼ満開に咲いています。
世話もしないで,植えたきりですが,毎年12月になると花を咲かせてくれます。
今年はちょっと早く,11月下旬に最初の花が咲きました。
水仙もたくさんの種類があり,
これから3月まで,いろいろな水仙が咲くようです。

水仙や今年も暮れて歳ひとつ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白すすき

2009-12-24 22:03:59 | Weblog

 すすきの穂


すすきの穂が真っ白である。
日にあたりその白さがさらに際だち,
冬野の美しさを演出している。
タンポポのように種になった綿毛が風に運ばれ次々飛び立ち,
やがて裸になるのが道理と思っていたが,
すすきの稔実率,種にまで稔る割合はそう高くなく,
稔らなかったものは春まで穂についたままなのだそうである。
枯すすき,枯尾花と言われ,
真冬でも倒れずに立ち続け,穂が残っていることに納得である。
写真下は強風の日のすすきの穂,飛び立つ寸前の種が見える。

青空や枯れ野にすくっと白すすき
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楓の実・松の実

2009-12-23 21:57:11 | Weblog




つい先日まで見事に紅葉していた
紅葉葉楓(モミジバフウ)もすっかり落葉し,
樹には,実だけが残り,ぶらぶらと風に揺れています。
特に,この木にはたくさんの実がついているようで,
中には紅く色づいているものもあります(写真上)。

写真下,黒松でしょうか,
上の楓と同じく,たくさんの実,松ぼっくりを付けています。
松ぼっくりは何年かかかってあの松ぼっくりに育つのだそうです。
そして,松の果実,実には違いありませんが,
ナッツとして,あるいは料理の食材として使われる
あの「松の実」そのものではありません。
松ぼっくりは松笠とも呼ばれ,杉や檜などにもよく似た実がつき,
これらは球果といわれ,針葉樹の特徴的な果実のようです。
松の実はこの松ぼっくりの中に入っているいわゆる胚乳といわれる部分です。
しかし,日本によく見られる赤松,黒松などの松ぼっくりは3~4cmと小さく,
松の実はとれないようです。
チョウセンゴヨウマツは松ぼっくりが10~20cmもあり,
「松の実」は主にこの松からとられているそうです。

 寒晴や頬打つ風の心地よし
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霜柱・初氷

2009-12-22 22:31:34 | Weblog
                       霜柱            
                 
                  初氷

今日は冬至,文字通り冬に至ったようで,
このところ全国的に寒い日が続いています。
12月としては異例の寒さとのことです。
東京の田舎でも,霜柱ができ,初氷でしょうか,
水溜りに1cmほどの氷が張っていました(12/20)
 
 湯豆腐に柚子浮かべみる冬至かな
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする