行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

梅雨の多摩川にて、生物編

2015-06-30 20:00:25 | 昆虫
都会周辺では、
河川敷の草原は重要な自然保護の場所、
例に漏れず、
多摩川の河川敷にもいろいろな生き物が見られました(6/26、28)。


アカツメグサにとまるキマダラセセリ、
望遠マクロをつけたのは
蝶などの小さい昆虫を近くで撮ることを考えたからです。


ギンイチモンジセセリ、
今年の2世代目の発生が始まっているようです。
1頭だけですが見ることができました。
名前の由来である翅の白帯が1世代目に比べると薄くなります。
発生まもないと見え、翅も体も美しい個体です。


チョウ目ヒトリガ科カノコガ、
蛾とは思えない風貌です。
蛾には少ない昼行性、
尻尾が太い方が雌でしょうか。


コミスジ、
翅を広げて、至近距離に寄らせてくれました。


ウラナミヒメジャノメとヒメジョオン、
どこにでもいる蝶とどこにでも見られる草の花ですが。


トノサマバッタ、
成虫が早くもいました。
草の中で撮るのは難しいですが
道に出てきたところをそっと近寄って見ました。


ホオジロ科ホオジロ、
トリミングはしていますが180mmの望遠マクロ撮影です。
夏の繁殖時期は山にいると思っていましたが
多摩川河川敷でも繁殖しているようです。
雑食性で秋から冬は草の種を食べ、
繁殖時期は昆虫類を餌にしています。


オオヨシキリでしょうか、
鳴き声をあげながら、6月の草穂にとまりました。
背景が白くなってしまいましたが
これもトリミングはしていますが望遠マクロです。

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梅雨の多摩川にて、植物編

2015-06-29 20:00:52 | 花,植物
6月下旬の梅雨の晴れ間、
多摩川に行けばなにかに巡り合えるはずと
180mmの望遠マクロを抱え、河原を歩いて見ました。


コゴメバオトギリ、
ヨーロッパ原産の帰化植物、
オトギリソウの仲間です。
日本のオトギリソウはあまり見られなくなっていますが
このコゴメバオトギリは河川敷などに増えているようです。


クマツヅラ科アレチノハナガサ、
これも帰化植物、荒地や河川敷に分布を拡大しており、
多摩川にもところどころに群落しています。
細長い尾状花序を形成し、
先端付近に咲く小さな花を次々とつけます。
この花、なかなかうまく撮れないので、
他の草の葉を重ねています。


ジャノメギク、
これも帰化植物、
公園などで園芸用にも使われていますが
河川敷などに自生もしています。


バラ科キジムシロ属カワラサイコ、
帰化植物が増え氾濫するなか、
この花は増えることが歓迎されるようです。


ラン科ネジバナ、
日当たりのよい草地や芝地に生える小型のラン、
久しぶりの日を受けて、
白い花がしっかりと開いていました。


アカネ科ヘクソカズラ、
早くも花をつけていました。
名前のように葉は悪臭があり、
茎の蔓もなかなか頑固でやっかいな草ですが
花はよい色できれいです。


ブドウ科ノブドウ属ノブドウ、
こちらは早くも花が終わり、果実ができています。
やがて、この果実にブドウタマバエの幼虫が寄生して、
紅や青と色とりどりのノブドウミフクレフシという虫こぶができてきます。

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梅雨に咲く花

2015-06-28 20:00:22 | 花,植物
梅雨の晴れ間の散歩に見つけた
夏の花を集めて見ました。


アカネ科クチナシの八重、
芳香が匂い立つような白さです。
すぐに黄ばんでしまうのが少し残念です。


ユリ科アガパンサス、
薄青色の花が風に揺れ、
梅雨時に清々しさを演出します。


トウダイクサ科ハツユキソウ、
花が咲く夏の時期、
頂部の葉が雪が薄く積もったように白くなり、
その涼しげな葉が夏にぴったりです。


ノウゼンカズラ、
6月下旬から8月末まで
橙色の花を咲かせ続けます。
平安時代には日本に渡来していたといわれています。


スイカズラ科ニオイニンドウ、
紅色のスイカズラという感じの花が
5月末から咲き続けています。
南・東ヨーロッパ原産のつる性木本、
甘い香りと蜜があることからハニーサックルの名があります。


ナツズイセンかなと思うピンク色の花です。
しかし、いくらなんでも早すぎるように思います。
はたしてなんでしょうか、わかりません。


ノイバラの園芸品種と思われます。
ピンクの花が夏の緑によく映えています。

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トラフシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ

2015-06-27 20:00:39 | 昆虫
6月中下旬に見つけたシジミチョウ3種。


合歓の葉にとまったシジミチョウ、
はじめて見る蝶に少し緊張してレンズを向けました。
調べてみると、
タイガーズの掛布?
こんな覚え方でなんとなく名を知っていたトラフシジミ、
東京では少し珍しい蝶です。


茶色に白いストライプのあるシジミチョウ、
4~5月に出現する春型と
6~8月に出現する夏型があります。
上写真は夏型、春型に比べ白のストライプが薄いとあります。


トラフがタイカーズなら
これはスワローズ、
ツバメシジミです。


ツバメシジミ♂、
翅表は青色です。
後翅にある尾状突起がツバメの名の由来となっています。


ツバメシジミ♀、
翅表は茶色、
個体数も多く、市街地でもよく見られる蝶です。


ヤマトシジミ、
これもよく見られる蝶です。


春からいるはずですが
6月になってよく見るようになりました。

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ジャノメチョウ

2015-06-26 20:00:07 | 昆虫
夏至のこの日、
丘陵の林縁を歩くと
ふわふわと蛇の目模様の
褐色の蝶たちが姿を現してくれました(6/22)。


この見事に黒褐色の蝶、
その名もジャノメチョウです。
しかし、他のジャノメの名がある蝶たちと比べると
蛇の目模様が地味で少ないのです。


翅を広げてくれましたが
翅表も見事な黒褐色です。


黄土色の翅色、
ヒカゲチョウもふわふわと飛び、とまりました。
別名ナミヒカゲとも呼ばれますが
これも蛇の目模様を持つ蝶の一つです。


茶褐色の翅色、クロヒカゲの雌、
ヒカゲチョウによく似ています。
雄はもっと褐色が濃く、黒褐色です。


薄れてはっきりしませんが
大きな蛇の目の間に小さな蛇の目模様が4つ、
コジャノメと思われます。


蛇の目模様もなく、
蝶でもありませんが
林間をひらひらと飛んでいました。
昼間にも飛ぶ蛾、マダラガ科ホタルガです。
全身が黒くて頭部だけが赤い体色が
ホタルを思わせるところからの名です。


近づいて横からの絵、
触覚がデザインになりそうです。
そして、仮面ライダーの怪人にそのまま使えそうな姿です。






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カメムシ見つけた

2015-06-25 20:00:07 | 昆虫
健康のためできるだけ歩くことを心掛けています。
ただ歩くだけではつまらないので、
カメラバックを肩に、
道端に花や昆虫などを見つけては
写真にすることを楽しんでいます。
そんな散歩に見つけたカメムシたち、
6月4日の掲載に続いて2回目になりますが
いずれも6月のものです。


ホソヘリカメムシ、
体長は14-17mm、
後脚が太く長いのが特徴です。


ホシハラビロヘリカメムシ、
体長は13-16mm、
背中の2つの黒紋があり、
腹部が幅広いヘリカメムシです。


ケブカヒメヘリカメムシ、
体長6-8mm、
体全体が細毛に覆われている小型のヘリカメムシ。


ハリカメムシ、
体長10-12mm、
肩に当たる部分が鋭く突きでています。


アカサシガメ、
体長14-17mm、
暗赤色をしています。


カメムシは一般には植食性、
しかし、サシガメと呼ばれるものは肉食性であり、
鋭い口吻を使い昆虫の体液を餌にします。


シマサシガメ、
体長13-16mm、
光沢のある黒色と白の縞模様が特徴です。

(体長は昆虫探検図鑑1600、全国農村教育協会による)


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青い(果)実

2015-06-24 20:00:37 | 花,植物
春そして初夏に咲いた花が
たくさんの青い実となっていました(6/22)。


ミズキ科ミズキ、
5月に咲いた花が
すべて実になったかのようです。


キブシ科キブシ、
春3月、公園に咲いたこの木は雌株、
花の形そのままに実ができていました。


ニシキギ科マユミ、
下から見ると四角、
横から見ると丸い、おもしろい形の果実です。
秋にはきれいな紅色に変わり、
中から赤い種が四角形の形どおり4つ出てきます。


ヤナギ科イイギリ、
秋には実が紅くなり、
葉が落ちた後、冬まで紅い実が木に残ります。


クスノキ科シロダモ、
とても実の付きのよいシロダモの木を見つけました。
秋に咲いた花が一年かけて、
翌秋、紅い実となります。
花と実が一緒に見られるはずですが
この木はどこに花が咲くのか興味があります。


特徴的な葉のトベラ科トベラ、
花を見たのはつい最近のことのように思います。
秋遅く、この果実が熟し、
中から真っ赤な種が現れます。


最後にウツギ科ウツギ、
6月初めに咲いた花、
まだ出来立ての実です。
熟するのは秋になります。
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ベニシジミ

2015-06-23 20:00:38 | 花,植物
誰もが見たことがあると思われるベニシジミ、
紅色の美しい蝶です。
春型(秋)と夏型があり、
ちょうど今頃、
6月の中下旬は両者が混在する時期になるようです。


紅色の美しい翅色、
姿形もよい蝶です。


よく目立ち、
天敵からも狙われやすいと思われますが、
なぜか、日本全国で最も普通に見られる蝶なのです。


白い花に紅色が映えるのか、
それともヒメジョオンが多いせいなのか、
見つけるのは大概ヒメジョオンで吸蜜する姿です。


そして、夏至の今頃、
夏型が見られるようになります。


夏型は翅の黒色部が発達し、
翅表がくすんだように見えます。


上2つの夏型と同日(6/22)の撮影、
翅の黒色が少ない春型もまだ健在です。
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アジサイと神社

2015-06-22 20:00:22 | 風景
昨日に続いての白山神社、
せっかく神社にきたので、
神社風景を切り取るのも撮影のポイントとの助言を受けました。


入口を入るとすぐに手水舎(てみずや)、
参拝者が手を洗い、口をすすぐ場所です。
蛇口でなく龍口から水が流れ続けています。
湧き水ならいいが水道水だったら水道料金が-----、
入場料の要らない神社だけに余計なことを心配してしまいました。


そう広くはない境内、
3時間もいると、同じ場所を何回も通り、
撮影ポイントを探すことになります。

角度を変えて見た手水舎、
アジサイの直ぐ横に桜の樹があります。


絵馬を背景にして、
薄赤紫色のアジサイを一枚。


鳥居を背景に変わった花のカシワバアジサイ、
この花なんの花と聞く人が多いと見え、
横に「オークリーフ」と書かれた小さな紙が貼られていました。
樫と訳されることが多いのですが、
オークは楢(ナラ)、樫の総称、
どちらかというと楢と訳した方が近いようです。

カシワはブナ科コナラ属の落葉樹、
楢と呼ばれる樹の一つです。
葉がこのカシワの葉に似ているのでカシワバアジサイです。


神社内の通り道、
上は建物内の通り道、
東京の下町らしく、頭上に注意が必要です。


帰り際、再びの小雨模様、
参道を行く人も傘を一斉に開きました。





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紫陽花

2015-06-21 20:00:20 | 花,植物
6月17日、アジサイを撮りに、
写真教室の勉強会で文京区の白山神社まで。
アジサイなど近くにいくらでもあり、
わざわざ出かけなくても思って参加しましたが
いろいろな種類のアジサイがあり、
それらをじっくりと見て撮るのも
いつもと違ったおもしろさがありました。


八重花のガクアジサイ、
質素さの中に鮮やかさを感じる花色です。

ガクアジサイのガクは額、
本花を萼(装飾花)が額縁のように囲むからのようです。
ちなみに八重花は立体的に装飾を施した額縁、
というところでしょうか。


ガクアジサイの白い装飾花(萼)に
薄紫色の花が咲いています。
白とこの薄紫色、
「アナと雪の女王」を思い出す組み合わせです。


カシワバアジサイの一種でしょうか
柏葉にこんなかわいい模様をつくっている花がありました。


球状のアジサイは
ガクアジサイを改良し、
花すべてを装飾花にしたものだそうです。
その装飾花の中心に薄い青色の真の花が咲いています。


球状アジサイにも八重花がありました。


小さな装飾花(萼)が丸まっているアジサイ、
渦を巻いているように見えるので
ウズアジサイの名があるようです。
青い萼に囲まれるように青い花が見られます。


ホワイトバランスを変え、
露出をプラス補正にして、
薄い青色の花をより青くして見ました。


雨に濡れた白色の花も青色に。



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