行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

カラスアゲハ、クロアゲハ

2014-09-30 20:00:02 | 昆虫
なかなか撮れなかった黒い揚羽蝶、
9月になりカラスアゲハ、クロアゲハと
続けて撮ることができました。






翅の傷みもないきれいな黒い揚羽が
ヤブガラシで吸蜜していました。
翅表の美しい青色、カラスアゲハのメスです。
オスはさらに青色が大きく鮮やかなようです。




こちらはクロアゲハのメス、
比較的翅の傷みの少ない個体が撮れました。
横から見るとカラスアゲハのメスと区別が難しいのですが
クロアゲハのメスは前翅裏が全体的に白ぽいのと、
後翅が細長のいように思えます。
翅表は後翅にオレンジ色の斑紋が少しありますが黒色で、
青色はありません。


青いセージの花にとまったクロアゲハのオス、
前翅裏の白色もメスに比べて弱く
後翅縁のオレンジの斑紋も少いようです。


アベリアにきた黒いアゲハ、
少し翅に傷みがありますが
これもクロアゲハのオスのようです。
クロアゲハのオスの翅表はまっ黒、
これぞ黒揚羽です。

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ヒガンバナにとまるジャコウアゲハとキアゲハ

2014-09-29 20:00:50 | 動物
真っ赤なヒガンバナに吸蜜する
ジャコウアゲハとキアゲハが撮れました。
派手な両者、色鮮やかな、派手な絵となりました。


ジャコウアゲハのメス、
ひとかたまりのヒガンバナに来て、
吸蜜をしていました。


ジャコウアゲハのオスは黒色ですが、
メスの翅色は黄灰色です。
黒い揚羽の中で、
このジャコウアゲハのメスだけは直ぐ区別がつきます。


空腹なのか花の周囲を飛びまわり、
長い間、花を離れようとはしません。


場所は多摩川の河原、
ここにウマノスズクサがあります。
ここに産卵にやってきて、
ヒガンバナに寄り道をしてしまったようです。


直ぐそばの草原には
もう一頭のジャコウアゲハ♀が
ウマノスズクサを探して、草の中に頭を入れていました。


こちらはさらに黄色が鮮やかなキアゲハ、
どこからかジャコウアゲハのヒガンバナにやってきました。


ツーショットと思いましたが
ジャコウアゲハが花を離れてしいました。
この紅い花には翅の大きなキアゲハの方が
よりつり合いますがヒガンバナの蜜は
お気に召さないのかすぐにどこかに飛んでいきました。
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ワレモコウとツルボの花

2014-09-28 20:00:20 | 花,植物
9月の彼岸の入り、
久しぶりに南山を歩いてみました。


道端に吾亦紅(ワレモコウ)、
数本が花を風に揺らしていました。
日本の山野に自生するバラ科の多年草です。
こんな花とは思えない花ですがバラ科なのです。


ワレモコウの花と思われている楕円形の紅い塊、
実は花が終わってたくさんのガク(萼)が残った姿なのです。
その中に一つだけきれいに花があるものを見つけました。
花びらもあり、これならバラ科の花です。


まだ紅くなる前の若いこれもワレモコウの花です。
花は上から順に咲いていき、
だんだんと紅くなっていくようです。、
そして吾亦紅(吾また紅なり)と主張します。


少し明るい道沿いには蔓穂(ツルボ)が
所々に花をつけていました。
ヒガンバナより少し早く花を咲かせるツルボ。
古くはヒガンバナと同様、
飢饉の時に役立つ救荒植物として植えられた
ユリ科ツルボ属の球根植物です。


そのツルボにチャバネセセリがとまっていました。
最近は見るのはイチモンジだけ、
チャバネでも少し新鮮です。


山の下りに、
紅いゲンノショウコが咲いていました。
関東地方では白花に比べ、紅花は少ないそうです。


帰り道、
ツツジの植え込みから姿を出していたウスイロツユクサ、
普通のツユクサに比べ、青色が薄く、薄紫色です。


6月下旬の梅雨時から花を咲かせるツユクサですが
露草、秋の花なのです。
9月になり、花の青色がより深くなったように思えます。
写真は午後2時ごろの花が閉じはじめたツユクサ、
花色がなおさら濃く、群青色でした。
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ノダケにアシタバ

2014-09-27 20:00:48 | 花,植物

丘陵の山道に見たことのない
珍しい色の花を見つけました。
花の形はハナウドに似ています。


調べてみてハナウドと同じセリ科シシウド属の
ノダケと知りました。
日当たりのよい林床や林縁に見られる
日本在来の山野の植物ですが、
存在は少なくなっているようです。


この草おもしろいことに
茎の上部にある葉柄の基部が膨らみ、袋状になっています。
まるで葉の蕾のようです。


茎の下部にある葉の形も面白く、
3出羽状複葉の鋸歯、翼があります。


道端に葉も花のつき方もノダケによく似た草を見つけました。
ノダケと同じ、セリ科シシウド属、
茎や葉が食用としても利用される明日葉(アシタバ)です。


この写真の左下、
そのアシタバの葉柄の袋を家として
アゲハの幼虫らしきものがいます。


この模様、キアゲハの5齢幼虫のようです。
そういえばキアゲハはセリ科植物が食草です。
芋虫はあまり好きではありませんが
きれいな模様です。

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林間を歩く

2014-09-26 20:00:42 | 花,植物
9月中旬の一日、
公園の中に残る林間を歩いてみると、


林床にキノコがたくさん出ていました。
キノコは難しく、まったくわかりませんが
このキノコだけはわかります。
白い殻を破り現れた紅い卵形のキノコ、
色も形も美しいタマゴダケです。


少し時が経つと卵型が崩れ。
和傘のようになります。


さらに時がたつと、傘が開き、
他のキノコと同じような形になります。
タマゴダケ紅色をしていますが、
美味、食べられます。


きれいに並ぶ黒い果実がありました。
初夏に白から薄緑色の花をつけていたナルコユリの実です。
花のまま、そのまま実となっています。


直ぐそばにも同じような形の黒い実、
花もよく似ていたホウチャクソウの果実です。


林間の片隅のクサギ、
ついこの間、花が咲いていたと思いますが
きれいな青い果実ができていました。


おまけ、
蜘蛛の糸にぶら下がる木の実です。
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独活(ウド)の花

2014-09-25 20:00:17 | 花,植物
9月中旬、里山を歩いてみると
独活(ウド)が花をつけていました。


南山の山道に咲いたウドの花、
自生のものと思われます。
黒い種ができはじめています。


これも南山の山道にて、
こちらは咲きはじめのようです。


中央公園のオトコエシやタケニグサの生える草むら、
蜘蛛の糸に絡まれ、
小さなウドが花をつけていました。
鳥がどこからか種を運んできたのでしょう。


これも中央公園の自生のもの、
林の下の草の中に細い茎を伸ばし、
立派に花をつけています。


公園から野帰り道沿いの草地の中にも
半分栽培されているものと思われますが
十数本のウドが花をつけていました。


ニュータウンの街灯とウドの花です。


花が模様としておもしろいウド、
秋の青空をキャンパスに模様を描いてみました。


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秋野のに咲く小さな花

2014-09-24 20:00:23 | 動物
9月、散歩道の林縁の道端や草原に見つけた
小さな自生の花を集めて見ました。


アップルミントです。
シソ科のハーブ茶などいろいろな用途に使用されるハーブですが
かなり丈夫な草で自生しているものも多く見られます。


ハッカ(薄荷)の花です。
シソ科ハッカ属の多年草、日本薄荷とも呼ばれます。
栽培もされていますが、
日本各地の野原に自生もしています。
唇型の小さな花が輪生して咲きます。


ヒメジソ(姫紫蘇)と思われます。
林縁の道端などに見られる
シソ科イヌコウジュ属の一年草です。


これもシソ科、
トウバナ属のイヌトウバナです。
これも林縁などに見られる小さな花です。


キク科コゴメギク属ハキダメギクです。
熱帯アメリカ原産の帰化植物、
掃き溜めで最初に発見されたので
この残念な名がつけられたそうです。
3裂した5弁の小さな白い花が6月ごろから咲いています。


アメリカタカサブロウ、
これも熱帯アメリカ原産の帰化植物、
キク科タカサブロウ属の一年草です。
一見、ハキダメギクに似ていますが
よく見ると違いがわかります。




最後に紅白のゲンノショウコ(現の証拠)、
フロウソウ科フロウソウ属の多年草、
咲きたての蕊が美しい野の小さな花です。
自生と思われる紅花は久ぶりに見ました。



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虫々の顔

2014-09-23 20:00:02 | 動物
8~9月に撮った昆虫の写真の中から
顔を撮ったものを集めて見ました。
歴代仮面ライダーの顔は昆虫がモデル、
昆虫の顔、味があっておもしろいのです。


イチモンジセセリです。
顔の中から口吻を出しましたが
まだ蚊取り線香のように渦を巻いています。
これが花の芯まで一直線に伸び、蜜を吸います。


キマダラセセリです。
セセリチョウはどれも大きな眼、
ユーモラスな顔です。


ダイミヨウセセリです。
サングラスをかけているようです。
この蝶、翅を立てることはあまりなく、
珍しいポーズです。


蝶の最後はモンキチョウ、
体と同じ黄色の花にとまりました。


オオカマキリです。
仮面ライダーに使うとしたら
やはり悪役です。


蜂の一種、
これも悪役の顔です。


ミヤマアカネ♂です。
すべてが真っ赤に色づきました。
しかし、赤い顔や鼻は何となく間が抜け、
迫力が感じられません。
顔のアップ、トンボならヤンマ類がよいようです。


最後にバッタ、
背中の薄緑色のラインがチャーミングなツチイナゴです。
こうして上から顔だけを見ると小動物に見えます。
仮面ライダーブラックは
このツチイナゴがモデルと聞きました。
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秋の草花です。

2014-09-22 20:00:43 | 花,植物
昨年に比べると残暑もなく
秋が駆け足でやってきたようです。
散歩中に見つけたそんな秋の植物たちを写して見ました。


城山公園の山道を歩いてみると、
草原にヤマホトトギスがあちらこちらに花開いていました。


ユリ科ホトトギス属、
山野の林の下など、
やや薄暗い場所を好むヤマホトトギスですが
その薄暗い林間にも日が差し込む瞬間があります。


花びらの斑点がホトトギスの名の由来ですが、
その斑点模様、花によってそれぞれ違うのが
この花のおもしろいところです。


庭から道路にはみ出して垂れ下がるハギの花、
ミヤギノハギと思われます。
7月ごろから花は見られますが
やはり萩は秋の七草の一つ、
秋になり花に勢いが増しています。


夏、山野に茎を伸ばし、
9月になると紫色の小さな花を咲かせるカリガネソウ(雁金草)です。
花の姿が飛ぶ雁の頭部に似ているとしてつけられた名ですが
別名の帆掛草(ほかけそう)の方がぴったりとくる名です。
シソ科の多年草。


道沿いの草原にはイタドリが花をびっしりとつけていました。
いろんな場所に芽を出し、大草となるイタドリですが
夏に刈りとられてしまうことが多く、
花の咲くまで無事でいるものは少ないかもしれません。


そのイタドリに紅色の花があります。
明月草と秋の風情を感ずる別名を持ち、
個体数は普通のものに比べるとかなり少ない花です。
その明月草、草の緑の中に紅色がひときわきれいでした。


草花ではありませんが
林間ではゴンズイの果実がすっかり紅くなっていました。
花の姿はほとんど知られていませんが
秋になると紅くなる果実が美しい木本、ゴンズイです。


そのゴンズイ、
よく見ると早くも紅い果実が割れ、
中から黒い種が顔を出していました。

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蔓草の花(クズ、ヤブツルアズキ、センニンソウ、カガイモ)

2014-09-21 20:00:50 | 花,植物
9月中旬、散歩道に見つけた美しい野の花、
クズ、ヤブツルアズキ、センニンソウそしてカガイモ、
いずれも蔓性の大型の草の花です。
草がみんな大型化する夏、
他の草より高い所に花をつけるには
蔓はエネルギー効率のとてもよい手段なのです。


クズ(葛)の花です。
マメ科クズ属の多年草、
秋の七草の一つであり、
食品のクズ粉、漢方薬がこの根からつくられたり、
古くから日本人に馴染み深い草の花です。


大型の蔓性植物、
高木に絡まり、
木の上に咲いている姿がよく見られます。


道端にマメ科のきれいな黄色の花が咲いていました。


ヤブツルアズキと思われます。
ヤブツルアズキは
作物アズキの原種と考えられています。


キンポウゲ科のセンニンソウです。
比較的日当たりのよい斜面などに
白い小さな花をたくさん咲かせ、
蒸せるような甘い香りを発しています。


カガイモ科のカガイモ、
古くから日本にある植物のようです。


毛むくじゃらの花ですが
よく見るとけっこう魅力的なカガイモです。
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