行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ガクノハナ

2019-06-30 20:00:12 | 花,植物
6月の上中旬の散歩道に写した
ヤマアジサイとガクアジサイを集めて見ました。
アジサイに比べ少し早く色づき、
また、風情を感じます。


アジサイとしては珍しい赤色、
装飾花が鮮やかな紅色のヤマアジサイです。


青色のヤマアジサイ、
藍姫と呼ばれる品種でしょうか、
清々しい青色です。


ヤマアジサイとガクアジサイ、
アジサイの仲間でとてもよく似ていますが
異なるものだそうです。


ガクアジサイに比べヤマアジサイは花が小型、
そして葉も小型で全体的に細長く、
葉の先が尖るとのこと。
そんなところから、この花もヤマアジサイと思われます。


ピンク色の装飾花。、
葉先が尖り、これもヤマアジサイです。


樹高もあり、花が大きめ、
これはガクアジサイです。
その花をマクロレンズで近づいて見ました。
装飾花の額に囲まれた本花も一つ二つと開き始めています。


このガクアジサイ、
上のものと装飾花は同じピンク色ですが
本花の色が違います。
装飾花と本花、いろいろな組み合わせがあるようです。

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谷戸の田植え景色

2019-06-29 20:00:39 | 風景
多摩丘陵の東端に位置する稲城、
その谷戸にはまだ水田が見られ、
多くが梅雨入り前後の土曜、日曜に田植えが行われるようです。


東京が梅雨入りした翌日の6月8日の土曜日、
谷戸に残された水田に田植え人の姿が見られました。
6月の里山には欠かせない景色です。


谷戸の小さな田んぼ、
慣れない人が田植えをしたのでしょうか、
植えられた苗が曲がって、乱れていました。
これも田植え直後ならの水田風景です。


田植えを終えたばかりの田んぼに
さっそくカルガモが来て、藻や雑草を探していました。


田植えを終えたばかりの谷戸の田んぼ、
谷戸の傾斜に沿って、棚田になっていることが分かります。


田植えを終えたばかりの田んぼを植田、
苗が育ち青々としてくると青田と呼ぶそうです。
植田にはどんよりとした梅雨空が似合います。
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ハナショウブ

2019-06-28 20:00:14 | 花,植物
6月6日、
東京が梅雨入りする前日でした。
連日の晴れ日、暑さで
ハナショウブが盛りを過ぎてしまいそうとの話を聞き、
薬師池公園の菖蒲畑にハナショウブを撮りに行っていました。


町田薬師池公園の菖蒲畑、
毎年、色とりどりのハナショウブが楽しめます。
しかもありがたいことに入場料はなしです。


この日は翌日が梅雨入りになるとは思えない
強い日射しの厳しい暑さ、
咲き揃ったハナショウブの中を日傘をさして歩く人が多く見られました。


連日の暑さで花がいそいで開いたようで、
盛りの模様です。
それでも管理されていて、
水が供給されるので花は元気に美しく咲いています。


回らない飾りの水車ですが
せっかくなのでハナショウブの背景にして見ました。
思い出して見ると、
3か月前はこの水車付近でルリビタキを写していました。
春はあっという間に過ぎていきます。


外来のキショウブは増えて困りものになりつつありますが、
黄色のハナショウブはなかなか見ません。
「愛知の輝き」というこの品種、
キショウブより淡い黄色です。


花摘み娘も姿を見せてくれました。
「この衣装では暑くてたまらないわね」
こんな会話が聞こえてきそうです。


これは自宅近くで、
ハナショウブにクロハゲハ、
すぐ眼の前に来て翅を広げました。

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クマノミズキの花、ミズキの実

2019-06-27 20:00:58 | 花,植物
谷戸の林縁道、
クマノミズキが白い花を咲かせ、
そしてミズキとフジが青い果実をつけていました(6/11)。


林縁に再びミズキの白い花が咲きだしていました(6/11)。
クマノミズキです。
ミズキ科サンシュユ属の落葉高木、
同属のミズキと比べて一月ほど遅い花になります。


クマノミズキ、
東北地方にも分布しますが西日本に多く見られる樹木、
三重県の熊野で最初に発見されたのが名の由来です。
花、樹形など、ミズキによく似ます。


ミズキの葉が幅の広い楕円形に対し、
クマノミズキはそれより細身の楕円形、
またミズキが互生に対し、クマノミズキは対生と
葉の形、付き方に違いが見られます。


同日、
そのミズキには青い果実がたくさんついていました。


一月前は花が咲いていたミズキ。
春から初夏の草花の変化は目を見張ります。
この青い実、秋に黒く熟し、鳥たちの貴重な食糧になります。


クマノミズキの咲いた谷戸道に
大きなマメ果がぶら下がっていました。
これも一月ほど前、
他の木々に絡まり藤色の花をつけていたマメ科フジの青い果実です。
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6月初旬の木の果実

2019-06-26 20:00:37 | 花,植物
6月の初旬の散歩道、
色づきはじめた果実そしてまだ青い実、
そんな木の実を写して見ました。
よく見ると、どれもけっこう美しい色、造形です。


バラ科アンズ。
花も美しいが色づきはじめた果実も美しいアンズです。
生食も出来ますが、ジャムや干し果としてよく利用されます。


バラ科ウメ。
「青梅の尻うつくしくそろひけり」(室生犀星)。
そんな青梅より少し、赤く色づいた梅の実を写しました。
強い酸味が特徴、梅酒や梅干してお馴染みの果実です。


ミカン科サンショウ。
雌雄異株の木、雌株にだけ果実ができ、
秋になると赤く熟します。
この熟した果皮を乾燥させ粉末にしたのが香辛料の粉山椒です。


バラ科アメリカザイフリボク。
春、美しい白い花を咲かせますが、
ジューンベリーとも呼ばれ、
食べられる紅い果実ができます。


レンプクソウ科ニワトコ。
春、びっしりと咲いた小さな花が
分子模型のような姿の果実になっていました。


ミツバウツギ科ミツバウツギ。
4月下旬に咲いた花がもう実になっていました。
変わった形の果実です。
秋に熟すると中から種実が現れます。


クスノキ科タブノキ。
美しい艶のある青実ができていました。
秋に熟すると黒くなります。

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シモツケとキョウカノコ

2019-06-25 20:00:46 | 花,植物
6月の声を聞いた散歩道、
シモツケが美しく咲いていました。
そして、よく似た花のキョウカノコもあざやかなピンク色を見せていました(6/1)。


シモツケ、
バラ科シモツケ属の落葉低木、キシモツケとも呼ばます。
日本原産、各地の日当たりのよい山野に分布、自生もしていますが、
庭木や公園木としてよく利用されています。


シモツケの花色には紅色、薄紅色そして白色があります。
上は紅色の花。


薄紅色の花。
房形花序に蕊の長い小さな花が集合して咲きます。
花弁は5個、花弁よりも長い雄蕊は25-30個あり、よく目立ちます。、


白色の花。
花が白いとコデマリを思い浮かびます。
コデマリもバラ科シモツケ属、
似ているはずです。


キョウカノコ。
シモツケの花と同じころ鮮やかなピンク色の花を多数つけます。
シモツケよりさらに小さな花がさらに密集します。
この小さな花の集まりが京染めの鹿の子絞りに似るところからキョウカノコ、
きれいな名です。


キョウカノコ、
バラ科シモツケ属シモツケソウの園芸品種だそうです。
シモツケは木本ですが、
シモツケソウそしてキョウカノコは草本になります。


キョウカノコもシモツケソウも葉は掌状、
先端が尖る楕円形のシモツケとは大きく異なります。
シモツケソウも掲載したかったのですが
散歩の多摩丘陵には見当たりません。

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ユリズイセン

2019-06-24 20:00:29 | 花,植物
散歩道の草野に
野性味たっぷりな百合と思われる真っ赤な花を見つけました。
なにかなと考えていたら、
フェイスブックの「友達」からユリズイセンと教えてもらいました。


百合でも水仙でもなく、ユリズイセンです。
ブラジル北部原産の多年草で、
日本には大正時代末期に渡来しています。


花が開きかけに見えますが、
これで咲いている状態です。
完全には開かない真っ赤な花、
その花びらの内側には黒い筋状の斑がたくさん、
野性味を覚えます。


草の緑色を背景にマクロレンズで花の後方から、
緑に真っ赤な花が広がり、
後ろから写しても絵になります。
赤い花びらの先だけ黄緑色なのも変化を感じます。


斜面に2本咲いていたので下から縦撮り。
異国情緒ただよう花姿からインカのユリとも呼ばれているそうです。
APG分類体系ではユリズイセン科(アルストロメリア科)に分類され、
アルストロメリアの原種になるそうです。


アルストロメリア、
多くの種類があるようですが、
このピンク色の花を多く見ます。
花びらにある筋状の斑がユリズイセンと同じです。
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アカショウマ、ウツボグサそしてノビルの花

2019-06-23 20:00:25 | 花と小鳥
6月の初日、
丘陵の散歩道に写したアカショウマ、ウツボグサそしてノビル、
初夏の野の花です。


ユキノシタ科アカショウマ。
山地の明るい林内や草地に生える多年草、
6~7月、長い花茎の先にいくつもの花序を伸ばし、
白い小さな花をたくさんつけます。


アカショウマの名は地下の太い根茎が赤みを帯びているところから。
よく似たものにトリアシショウマがありますが、
多摩丘陵にはトリアシショウマはほとんど存在していないそうです。


アカショウマの白い花に
ダイミョウセセリがとまっていました。
より黒く映ります。


アカショウマの近くの草原に
草丈15cmほどのウツボグサを見つけました。
山野の草地や道ばたにはえるシソ科の多年草、
まっすぐに茎を伸ばし、
茎の先端に長さ3~5cmほどの花穂をつけます。


真上からウツボグサの花、
花穂の周囲に唇形の花がたくさんつきます。


公園の草原にノビルの花を見つけました。
ノビル(野蒜)、
土手や道端、公園の草原などに普通に見られるヒガンバナ科ネギ属の多年草です。
しかし、花をつけるのは全部ではなく、一部の個体、
茎の先端にたくさんのムカゴをつけ、
そのムカゴの隙間から伸びた花茎に薄紫色を帯びた花がつきます。
花茎が散形状、八方に伸びて咲く数ミリほどの小さな花、
写真をうまく撮るのはなかなか難しい。


不思議なことに、花が咲きますが
種子は作らないとのこと、ムカゴがばらまかれて繁殖します。
また、分球でも増えます。
この球根(鱗茎)、
軽く茹でて酢味噌で、みそ汁の具や薬味としても美味、
春に食用にもされる山野草です。
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ホタルブクロ

2019-06-22 20:00:00 | 花,植物
5月下旬から6月初旬、
近くの上谷戸親水公園でホタルの夕べが開催される頃、
山道や谷戸道にホタルブクロが咲き始めます。
野の花にしては大きくよく目立ちます。


キキョウ科の多年草ホタルブクロ、
初夏、平地から山地の林縁に釣鐘状の花を咲かせます。
しばしば、群生して見られます。


花色は赤紫色と白色そしてその中間色が見られます。


ホタルブクロの名の由来は
昔、子供がこの花でホタルを入れて遊んだからという説と、
提灯の古名が火垂る袋(ほたるぶくろ)、
花の形がその提灯に似ているところからという説があるそうです。


ホタルブクロにはヤマホタルブクロという変種があり、、
場所によっては両者が混在しています。
萼片と萼片の間に反り返った組織片が存在するのがホタルブクロで、
組織片が存在しないのがヤマホタルブクロ、
萼片を見ると両者が識別できるようです。
写真上、萼片と萼片の間に組織片が見られるのでホタルブクロです。


これはヤマホタルブクロと思われます。


フウリンソウ(風鈴草)。
カンパニュラとも呼ばれています。
キキョウ科ホタルブクロ属の園芸品種です。


ジキタリス。
ホタルブクロに似た袋状の花なので、
キキョウ科と思っていましたが
調べて見るとオオバコ科、ヨーロッパ原産の園芸植物です。
花が咲き上がります。
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サラサウツギ、バイカウツギの花

2019-06-21 20:00:03 | 花,植物
5月下旬、
アジサイ科のウツギ、
サラサウツギとセイヨウバイカウツギが美しく花をつけていました。


サラサウツギ(更紗空木)。
ウツギの八重咲き品種、
古くから庭や公園に植えられています。


花の外側が紅紫色、
内側が白色になるので更紗の名があります。


葉は対生、根元から枝分かれして、枝いっぱいの花、
ウツギとよく似ています。


サラサウツギの花にも虫がよく集まります。
枝の先、天辺の花にテングチョウが吸蜜に来ました。
そして、昨年の果実がまだ木に残っています。
ウツギによく似た果実です。


イチモンジチョウも吸蜜に来ていました。


バイカウツギ(梅花空木)。
ウツギやサラサウツギと同じくアジサイ科のウツギ、
本州、四国、九州に自生しています。
写真は畑の隅に植えられた樹の花、
ヨーロッパ原産のセイヨウバイカウツギと思われます。


セイヨウバイカウツギは庭木に多く使われている園芸種、
バイカウツギより花が大きく、香りが強いそうです。
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