行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

水しぶきと白鷺

2016-08-31 20:00:45 | 風景
連日の雷雨で水嵩の増えた多摩川
大丸用水堰から水が勢いよく流れていました。


堰の下の水しぶきの中に
白鷺(ダイサギ)が大きく羽を広げてやってきました。


少し下の流れにもダイサギ、
優雅な飛翔姿を見せてくれました。


同じ白鷺でも、
こちらはコサギです。
流れの中の獲物を狙っているのでしょうか、
じっと水の中をにらんでいます。


流れの中のダイサギとコサギ、
並べてみると大きさがずいぶん違います。


堤の柵に絡まり、センニンソウが芳香を放っていました。
水しぶきを背景にしてみましたが-------。


堰の下流にはアユを釣る人が数人、
しばらく見ているとときどき釣れます。
河口から30kmの中流ですが
放流もあるのでしょうが
多摩川にもアユがけっこう遡上しているようです。
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ムラサキツバメ、ムラサキシジミそしてウラギンシジミ

2016-08-30 20:00:33 | 昆虫
ムラサキツバメ、ムラサキシジミそしてウラギンシジミ、
シジミチョウにしては大型で
翅を閉じたときの形も少し変わった蝶です。


8月下旬、近くの公園でムラサキツバメを見つけました。
ムラサキシジミによく似ていますが
それより少し大きく、
ツバメの名が示すように尾状突起があります。


1990年代までは近畿以西に分布、
温暖化などの環境変化で、
最近は関東地方でも見られるようになったムラサキツバメです。
成虫で越冬する蝶です。


ムラサキシジミ、
この蝶も成虫で越冬する蝶、
こちらは6月ごろからよく目にします。


ムラサキシジミ、
翅を開くと美しい青色が表れます。


ウラギンシジミ、
林縁などを勢いよく飛びまわるシジミチョウです。
翅を閉じた翅裏が銀色(白)です。


ウラギンシジミの雄、
褐色の地に橙色の紋が入る美しい翅表です。
雌の翅表は褐色の地に明るいグレーの紋があります。


ウラギンシジミも成虫で越冬する蝶、
春に翅の傷んだ個体が見られます。

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花とバッタ

2016-08-29 20:00:49 | 花と虫
「花とおじさん」という歌がありましたが
おじさんならず「花とバッタ」、
花畑には蝶だけではなく、バッタもいました。


オンブバッタのオス、
マリーゴールドの黄色の花から顔を出していました。


そのマリーゴルドにキアゲアがやってきて吸蜜、
オンブバッタが先入者、
隅の方で遠慮気味のキアゲハです。


橙色のマリーゴールドにもオンブバッタの雄、
顔に緑色のスポットライトをあてたように見えます。


こちらは草原に見つけたオンブバッタ、
よく雄が雌の上に乗っているのでこの名があります。
交尾しているように見えますが、
実際には雄が雌を確保しておくために上に乗っているそうです。
雌に比べるとずいぶん小さな雄です。


ツチイナゴの幼虫もいました。
とても暑い日、
千日紅の花を日傘にしていました。


ツチイナゴ、
成虫はトノサマバッタより大型ですが
夏のこの時期はまだ小さな幼虫です。
秋に成虫となり、
そのまま暖かい日だまりなどで冬を越し、産卵します。
成虫で冬をこす数少ないバッタなのです。


8月も下旬、
稲に花が咲き、
コバネイナゴが成虫となっていました。

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真夏の花畑と蝶

2016-08-28 20:00:13 | 花と虫
まだ暑さの厳しい8月下旬、
散歩道の公園の花畑は
ボランティアで世話をしてくれる人たちのおかげで、
いろいろの花が鮮やかな彩を見せてくれています。
そして、その花に蝶たちが集まってきていました。


キバナコスモスにキアゲハ、
片方の尾状突起が少し切れているのが残念です。


赤紫の千日紅にモンキチョウ、
花、葉、蝶の色合いがきれいです。


紫のアゲラタムに夏型ベニシジミ、
翅表がすっかり黒色化しています。


白いヒャクニチソウにツマグロヒョウモンの雄、
これもヒョウモンチョウですが
真夏でも姿が見られます。


薄紫色のセンニチコウにモンシロチョウ、
いざ撮ろうと探すと以外と見つからないモンシロチョウです。


同じく薄紫色のセンニチコウにイチモンジセセリ、
たくさんの個体が弾丸のような速さで
花から花へと飛びまわっています。


ケイトウの花にチャバネセセリ、
イチモンジに混じりチャバネもいました。




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名はカナヘビ、でもトカゲです。

2016-08-27 20:00:21 | 動物
ニホンカナヘビ、
ヘビと名がつきますが爬虫類、
ニホントカゲと並び身近に見られる小さなトカゲです。


草の葉の上に小さなニホンカナヘビを見つけました。
大きさから考えて、まだ幼い個体のようです。
ニホンカナヘビ、カナヘビ科カナヘビ属に属する爬虫類の動物の一種である。

逃げずにいたので近づいて写して見ました。
背部、腹部は美しい鱗模様です。
目も大きく可愛い、
ペットとして飼う人がいるのもうなづけます。


腹面が見事に黄色、
眼にも赤茶色の縁取り、
これもニホンカナヘビです。
多分成体です。


カナヘビ科カナヘビ属ニホンカナヘビ、
日本固有の種です。
幼体も成体も体色に変異が多いようです。


ヤモリのように垂直にも移動するようで、
樹に上っていました。
このニホンカナヘビ、お腹に卵を抱えています。
5~8月が産卵の時期のようです。


ニホントカゲ、
こちらも身近によく見られるトカゲです。
写真上は側頭部から喉に赤く婚姻色が見られます。
雄の成体です。
カナヘビと違い、
鱗に光沢があってツヤツヤしています
尻尾もカナヘビに比べ短めです。


ニホントカゲの幼体、
尾が鮮やかな青色、身体に縦縞模様があります。

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初撮り、セミの交尾

2016-08-26 20:00:03 | 昆虫
夏といえば蝉、
暑い日盛りのなかでも蝉だけが元気に鳴いています。
多摩の散歩道に写したどこにでも見られるセミたち。
そして、あまり眼にしたことのないセミの交尾、
アブラゼミですがその姿が撮れました。


ミンミンゼミ、
欅の樹にとまり、
ミーン、ミーン、ミーンとよく響く鳴き声をあげていました。


ニイニイゼミ、
今年は6月にこの蝉を観察しました。
梅雨の時期から見られるセミです。
樹肌に同化するような翅や体色です。


アブラゼミ2匹が重なり、
交尾中のようです。
同じカメムシ目のカメムシなどと比べると
翅を交互に重ね合わせて隠すなど品を感じます。
セミの交尾、今まで見逃しているのか初めて見ます。


少し引いてみるともう2匹アブラゼミがいます。
よく見ると、街路の桜の樹、
どの樹にもアブラゼミがいます。
今年は特に発生が多いようです。


ツクツクボウシ、
上の3種に比べて少し遅く、
8月の声を聞くころに姿を現し
ツクツクホウシ、ツクツクホウシと鳴き声をあげます。


やはりツクツクボウシ、
サルスベリの幹にとまっていました。
滑らずにしっかりととまっています。
ミンミンゼミやアブラゼミに比べて細身、
スマートなセミです。


アオドウガネ、
美しい緑色そして可愛いらしい眼をしています。
近年分布を広げているといわれるコウチュウ目コガネムシの仲間、
樹にセミのようにとまっていたので写してみました。




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ヤブヤンマの産卵と交尾

2016-08-25 20:00:11 | 昆虫
ヤンマ科ヤブヤンマ、
今年も同じ場所で産卵する姿が撮れました(8/19)。


公園の自然林の林縁に造られた水溜りともいえる小さな池に
毎年8月、産卵に現れるヤブヤンマ、
黒地に黄緑色の斑、複眼は雄が青色、
雌が緑色から青緑色の美しいトンボです。


日中はほとんど活動することなく、
薄暗い林中で木の枝などにぶら下がり静止しているそうで、
普通にはなかなか目にすることの難しいトンボなのです。


産卵は周囲を木立に囲まれた小規模な水域で雌が単独で行い、
雄が周囲で見守っていたり、飛びまわっていることも多いようです。
今回も雄が近くを飛びまわっていました。


水の中に産卵するのではなく、
水際からは少し離れた湿土の中に産卵します。
リスク管理からか一か所ではなく、
数か所に産み分けるようです。


産卵場所を移動した雌を襲うように
どこからか雄が現れ、
あっという間に繋がりました。
そして、繋がったまますぐに樹上高くに消えてしまいました。
かろうじて写せた一枚、
雄の複眼と副性器、鮮やかな青色です。


最後に近くにいたシオカラトンボ、
こちらはどこにでも見られるトンボです。
このトンボも雄の複眼は青色ですが、
ヤブヤンマに比べると少しくすんだ青色です。
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黄斑模様のショウジョウトンボ

2016-08-24 20:00:07 | 昆虫
変わった体色をしたアカトンボを発見、
これは少し珍しいのではと何回もシャッターを切りました。


全体が赤く
ショウジョウトンボの雄のようですが
腹部に規則的な黄色の斑模様があります。


逆立ちのポーズ、
姿勢もよく10点満点です。


なぜかトンボは綱が大好き、
直ぐ近くの綱に逆立ちしてとまってくれました。
望遠マクロでしっかりと近寄れました。
腹部だけではなく、胸部にも黄色の斑模様がしっかりとあります。


いろいろ調べてみると、
ショウジョウトンボ雄が赤く成熟する過程で、
一時的にこのような斑模様になるようです。
いずれにしても見る機会の少ない、珍しい姿です。


最後に参考のため、、
水辺に見つけた成熟したショウジョウトンボ雄、
全身真っ赤です。
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夏草の花

2016-08-23 20:00:17 | 花,植物
8月のお盆の一日、
散歩道に写した野の花たち。


オモダカ科オモダカ、
水田に普通に見られる雑草、
先が鋭く尖った矢じり形の葉と
3弁の白い花が特徴です。
雌雄異花、中心の黄色は雄蕊、上写真は雄花です。


オモダカの雌花、
中心が黄緑色です。
地下の球茎は丸く食べられます。
この球茎をより大きく改良したのがクワイだそうです。


里の山道にはニラの花が、
その花にイチモンジセセリが吸蜜をしていました。


里の休耕地には、
セイヨウオニアザミがまだ花を残し、
その花にキタテハが吸蜜していました。


道端に群生したキツネノマゴ、
どの草も小さな花をつけ始めています。
そして、ヤマトシジミが吸蜜していました。


アカネ科ヘクソカズラ、
少し可哀想な名ですが、
その名からはイメージできないきれいともいえる花です。
いろいろな場所に見られるつる性多年草です。


マメ科クズ、
これも道端や林縁などいろんな場所に見られるつる性の多年草、
秋の七草の一つです。
赤紫色の花は中心部が黄色、
じっくり見るとけっこう美しい花です。


最後に傾斜地に競うかのように丈を伸ばした大型の夏草、
タケニグサとヨウシュヤマゴボウです。
両者ともたくさんの果実をたくさんつけています。
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盛夏の散歩道にて

2016-08-22 20:00:53 | 花,植物
8月のお盆の一日、
熱中症に気をつけながら、
近くの山道を歩いて見ました。
暑さの中、クサギ、ノカンゾウ、
そしてツルボ、ワレモコウが早くも花をつけていました。


独特の匂いが漂わせ、
シソ科クサギ属クサギの花が開いています。


長く伸びた雄蕊、
花糸も葯も紫色です。
雄蕊が雌蕊に比べ長く伸びるのは自家受粉を避けるためとのこと、
植物も子孫繁栄のため、いろいろと工夫を図っています。


ワスレナグサ科ノカンゾウ、
ヤブカンゾウは八重花、
ノカンゾウは一重花、蕊もしっかり存在します。


多摩のこの辺りの野道ではヤブカンゾウに一月ほど遅れて咲き、
個体数もかなり少な目です。


キジカクシ科ツルボ、
初秋の花のイメージですが
早くも群生して花をつけていました。


そのツルボの花穂をアップにして見ると
薄紫色の小花がたくさん咲いています。


吾亦紅(ワレモコウ)、
初秋に茎を伸ばすと
その先に短い穂をつくり、暗紅色の花をつけます。
小さな花ですがこれでもバラ科です。


穂状の花序は普通は下から上へと咲いていきますが、
ワレモコウは上から下に向かって咲き進んでいきます。
このような咲き方を有限花序(ゆうげんかじょ)というそうです。

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