行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ツリフネソウ

2018-10-02 20:00:09 | 花,植物
散歩道の谷戸の湿地、
今年もツリフネソウが群生し、咲いていました(9/23)。


ツリフネソウ科ツリフネソウ。
秋の初め、
山野の湿地などに群生して花をつける一年草です。


咲きたての花は鮮やかな赤紫色、
ムラサキツリフネとも呼ばれます。


葉腋から花序を斜めに伸ばし、
舟のような筒状の花を吊るすようにつけるのでツリフネソウの名。
葉は互生、楕円形で細かい鋸歯がはっきりと見られます。


花弁は3枚、下の2枚が大きく、
訪れる昆虫の着地点になります。
内側には黄色の斑点、よく目立ち、虫たちを花の中に引き寄せます。
そして、斑点の上部、花の基部には白い雄蕊がついています。


萼片も3個、赤紫色で花弁のようにも見えます。
萼片の1個は大きく袋状、その先端が細長く距になっています。


距の先端はクルリと巻きます。
この距の部分に蜜がたまり、
虫たちは花筒の中まで口吻を伸ばします。


ツリフネソウ科キツリフネ。
ツリフネソウより少し早く、
よく似た形の黄色の花をつけます。
キツリフネの距の先端は丸まりません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする