一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

日中航空機戦争、MRJかARJか

2016-02-20 05:46:27 | 日記

日中航空機戦争が始まっている。日本のMRJの売りは燃費の良さであり、中国のARJの売りは安さである。この航空機戦争は簡単には終わらない。日本は燃費と同様に安全性でも勝っている。正直言って、日本のARJの方が優れていることは確かだ。しかし、東南アジアでは中国の安い航空機に魅力を感じている。この違いが出るのは何時なのか。それは事故が起きた時である。

航空機の事故は搭乗員の命と引き換えになる。事故が起きれば忽ち命を失ってしまう。東南アジアの国々では、安い飛行機を求めて一体どうするつもりなのか。燃費と安全性を重視する日本の飛行機をどのように見ているのだろうか。これまで、高速鉄道では中国が先に受注をしている。これも安さを求めたからである。高速鉄道だって事故は起きる。問題は、高速鉄道にしろ、航空機にしろ購入してからのメンテナンスではないか。

物は走ったり飛んだりしたら様々なところが壊れたりする。これを修理することが重要なのである。また、機械は使えば消耗する。これを如何に上手にメンテナンスをしていくかである。中国はメンテナンスの技術を持っているとは思えない。この技術は日本の方が勝っているはずだ。日本は、高速鉄道や航空機を売る場合、メンテナンスも含めた形でセールスをする必要があるのではないか。また、機械部品は精密機械も含まれている。この技術は日本の得意分野でもある。

MRJか、ARJかを選択するのは購入する国が決める。セールスポイントをしっかりと纏め、安いだけがポイントではないことを訴えるべきである。高速鉄道の場合はシステムを同時に売り込むが、航空機の場合にはメンテナンスも同時に売り込むべきである。日本の得意分野を突くく打ち出すことで、MRJは高く評価されるはずだ。中国は安さで勝負してくるのは解っている。航空機が必要なのは安全性である。これを前面に出して燃費も重要だという事を解ってもらうようにする。

燃費は航空機を使っていくうちに重要性が解ってくる。機体が少し安いことが必ずしも重要ではないことが解るはずだ。MRJは安全性をトップに考えられた航空機である。要は、命は金で換えられない、ということが理解できるかどうかだ。

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