一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

教育の堕落、ここまで進む

2016-02-09 05:50:57 | 日記

『九九が言えない学生も…大学のバカ化が凄いことに』という記事を見て唖然とした。文章が下手、というレベルではない。小生もこのブログを書いていて、自分の文章の下手なのにはがっかりする。しかし、少なくとも九九は解る。いや、聞いた話だが分数計算が出来ない大学生が多いという。あるいは、分数と小数点が混じった計算も出来ないという。漢字が多少かけなくても最近はワープロで代用できる部分が多いので何とかなる。

とはいえ、基本的な分h層は掛けないと困るし、分数の基本がわからないと、これも困る。将来、学校を卒業して働くようになった場合、サラリーマンであろうが自由業であろうが、最低限度の計算が出来ないと働くことが出来ないし、まともな取引も出来ないだろう。自由業だから何とかなる、と思っていたら大間違いだ。商売は品物とお金で成り立っている。体一つで仕事が出来る、などという甘い考えは成り立たない。

スポーツ選手になるにはそれなりの実力がなければならない。上記の大学生は将来一体何になるつもりなのだろうか。親の脛をかじれるのはそれほど長くはない。親兄弟が自分の面倒を見てくれるほどお金が有り余っているならともかく、普通はそんなことで一生を暮していくことは不可能だ。路上生活者にでもなるのなら、どんなことになってもいいかもしれないが、普通の生活をしていくためには最低限度の知識は必要になる。

基礎教育は小学校、中学校で教えられる。そこで一体何をしてきたのだろうか。世の中を甘く見ている人間には普通の生活をどのようにしていくか描けないのだろうか。たかが分数、たかが九九、というが、世の中に出たら、必要になってくるのである。大学の責任ではなく、これは義務教育の現場の責任である。このような学生を生んでいる教育現場の教師たちは一体何を考えているのか。教えても覚えようとしない、と言えばそれで済むと思っているのか。あと、家庭教育はどうなっているのだろうか。

小学校でしっかりと教えていない結果が、バカ学生を生んでいるとしか思えない。小学校で徹底的に教えられない教師は止めた方が良いのではないか。カリキュラムのせいにする教師がいるが、他人のせいにする前に自分の教え方をもう一度見直してはどうか。生徒が理解出来なかったら出来るまで教える、くらいの気持ちにならなければならない。それが教師ではないか。

コメント
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