一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

オバマ大統領、遅すぎだよ

2016-02-19 05:40:36 | 日記

『米大統領「アジアで役割拡大」、米ASEAN首脳会議開幕』という記事を見て、何とも遅すぎた、としか言えない。今頃になって気が付いたのか。南シナ海では既に中国が南沙諸島の埋め立てを終了し、滑走路も出来上がってしまった。この埋め立てで、島であった内部は潜水艦の秘密基地が完成しているといわれている。滑走路は当然軍用機のためのものであり、民間機は使用できないはずだ。

若しも、中国が、埋め立てで出来た滑走をすべての民間機に開放する、というのならまだわかるが、絶対にそのようなことにはならないだろう。ここに軍用機が離発着するようになれば、この地域は完全に中国の支配下になり、民間機は立ち入ることは出来なくなる。航行の自由どころではない。中国の独壇場になる。アメリカが埋め立てに対して何もしなかった、という事がこのような結果を招いてしまった。アメリカの責任は重大である。

オバマ大統領の決断力の無さには呆れかえってしまう。アメリカの力が弱くなった、という事がよく言われるが、そんなものではない。金を一体どこに掛けているのか。イランやイラク、シリアに金を掛けていることは解るが、南アジアがどのように重要なのかアメリカは理解しているのだろうか。世界の大国、アメリカ、中国、ロシアの3ヶ国は少なくとも世界をリードし模範的でなければならない立場にある。現在、中国はこの立場を完全に悪用している。

この3ヶ国は国連の常任理事国でもある。国連が全く用をなさなくなった原因は、第2次世界大戦の尾を引いているからだ。ここで、国連を大改革し、従来から決められていた常任理事国に関する様々な決め事を変える必要がある。特に、5ヶ国だけが拒否権を持っていることは問題が大きい。また、一度、常任理事国になると永久に常任理事国になることも問題だ。国連改革には時間が掛るし、現在の常任理事国が国連の改革に反対していることがそもそも問題なのだ。

国連の改革が出来ないのであれば、国連を一度解体することが必要だ。常任理事国は10ヶ国くらいに広げ、5年間位の任期制にすればいい。権限も現在と同じような拒否権とするかどうか、である。多数決原理をもっと働かせるべきである。常任理事国が1ヶ国でも反対したら多数決原理が働かないのは納得できない。このやり方は共産主義独裁と全く同じ考え方だ。

コメント
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