先日書いた「シェラザード」(浅田次郎)に登場する弥勒丸のモデルとなった阿波丸に、北京原人の頭蓋骨が積まれていた可能性が高いとして、来年引き揚げる計画があるそうです。
最初に発見された北京原人の頭骨化石が、第二次世界大戦中に戦火を避けて米国に運ばれる途中、行方不明になったということは世界史の教科書にも載っていることですが、それがあの阿波丸に積まれていたとは。
阿波丸は、1945年4月1日、福建省 . . . 本文を読む
「もーれつア太郎」という作品のテーマは、ずばり「義理人情」です。
男気に惚れたらその人のためにとことん尽くすし、困っている人がいればみんなで助けるし、義理を欠いちゃいけねえよってなわけで、誰かの世話になったら必ずその恩返しをする。だから、この物語には「親分」「子分」の関係がたくさん見られるのです。
ココロのボスには二人の子分がいつもくっついているし、ニャロメとべし、ケムンパスの関係だって見方に . . . 本文を読む
青年塾のワークショップが終わりました。
「突撃インタビュー」は、各グループともそれぞれ独自の方法でインタビューを行ってくれました。街頭インタビューあり、1ヶ所のみのじっくり型あり、アンケート方式あり。それぞれが設定したテーマに基づいて、「訊きたいことを聴いて」来ることができたようです。またインタビューの結果も短時間でうまくまとめ、心に響くプレゼンをしてくれました。
このようなワークショップでは . . . 本文を読む
近鉄バファローズ最後の年、2004年のパ・リーグは、西武ライオンズが優勝を決めました。
試合をテレビでずっと見ていましたが、決戦のゲームにふさわしい緊迫した好ゲームでした。
今年はプレーオフで3位までのチームに優勝の可能性があったわけですが、結局、レギュラーシーズンで4.5ゲーム差をつけられていた2位のチームが優勝したわけです。
プレーオフはあくまでプレーオフですから、レギュラーゲームとは切り離し . . . 本文を読む
中学時代、友人のベン(本名:佐々木勉)によれば、彼の家の近所に「トリヘビ」が棲んでいると言う。絵に書いてもらうと、ヘビに翼がついていて、そいつが空を飛んでいるのです。きっとあれは、「ウナギイヌ」からインスピレーションを得てベンが創った動物にちがいない、と今は思っています。
ウナギイヌは『天才バカボン』に登場しますが、赤塚不二夫氏が創り出した動物の中でも特異さではナンバーワンではないかと思います。 . . . 本文を読む
「青い森未来を創る青年塾」という講座のファシリテーターをしてきました。概ね18歳から35歳程度の青年を対象とし、意識改革とネットワークづくりを主眼とする3日間宿泊での研修会です。
私が担当したテーマは「訊いて、聴いて、効くんです!─突撃インタビューに行こう─」というものです。グループごとに、自分たちの今の興味に沿ってインタビューシートを作成し、実際に街にインタビューに出かけていき、取材した内容を . . . 本文を読む
モンゴル人は死体を葬る際に馬を一緒に埋めるという話を聞いたことがあります。地上には何も目印を建てておかなくても、埋められた馬の子を引いて近くまで行くと、親馬の匂いでちゃんと墓の場所がわかるというしくみなんだそうです。真偽のほどは明らかではありませんが、この話、いかにも草原に生きるモンゴル民族らしくはないですか?
日本・モンゴル合同調査団が、チンギスハンをまつった霊廟と見られる跡を発見しました。「 . . . 本文を読む
雑誌「ナンバー」611号に掲載されている「藤井寺物語」を読んで、胸が熱くなりました。
近鉄は大阪ドームに本拠地を移したことが最大の失敗だったのではないかと思っていましたが、そのことがこの記事を読んで確信に変わりました。
藤井寺球場に本拠地があった頃は、選手と観客、それから地元の人たちが「熱い絆」で結ばれていて、その舞台が藤井寺球場だったのです。かつて、藤井寺球場最後の年に一度だけ試合を見に行った . . . 本文を読む
赤塚不二夫が生み出したキャラクターは、おそ松くん、ひみつのアッコちゃん、バカボンのパパ、イヤミ、ココロのボス、チビ太、ハタ坊など、枚挙にいとまがありませんが、そのどれもが独特の個性と魅力にあふれるキャラクターとして現在も生き続けています。
中でも私が愛するのは、ニャロメ、べし、ケムンパスの3人(?)衆です。
この3人は「もーれつア太郎」という漫画のサブキャラクター。メインキャラは八百屋のア太郎 . . . 本文を読む