来年度の事業の企画について、県庁全体のとりまとめをする部署の担当者と打ち合わせがありました。
あまり詳しくは書けませんが、生涯学習課では、「公民館」の機能を活性化して、地域づくりに関わる人材育成を図るための事業を提案しています。ところが、その担当部署の主張は、「地域づくり」とか「地域コミュニティの活性化」は、「企画政策部」の所管だから、教育委員会がこういう事業を出すのは筋違いだ…みたいなニュアン . . . 本文を読む
話し手と聴き手との間で、「ラポール」を築くことができるかどうか。どんな講演会でもワークショップでも、このことが一番大切だと思っています。
ラポール”rapport”とは、もともとフランス語で「橋をかける」という意味。転じて、相手と自分との間に「心の橋」が架かっている状態を指す臨床心理学の言葉です。もちろん、通常の人間関係においても、ラポールはとても大切なこ . . . 本文を読む
残業していたら、携帯が鳴りました。高知に住むYさんからの電話でした。
「テレビでそっちものすごい寒いって聞いて電話してみたんヨ~」って、いつもの土佐弁に、気持ちがほっとほぐれていきました。
彼女は、10年以上前にある研修で出会った「生徒」さん。私よりずっと年上で、もうやめてくださいと言っているのに、今でも私のことを「先生」と呼ぶ。当時の研修仲間のネットワークの中心にいて、時折仲間から原稿を集め . . . 本文を読む
毎年この時期になると、文部科学省主催のキャリア教育関連のフォーラムみたいなのがあって、ほとんど毎年参加させてもらっています。
今年は、1月26日に「キャリア教育推進連携シンポジウム」というのがありました。今回は、経済産業省と共催で、両省が行っているいろんな表彰と引っくるめて行われたので、時間が長くてなるのは仕方ないとしても、中身の方もなんだかな~という感じ。
結 . . . 本文を読む
==今日のよみうりオンラインより転載==
広島市の松井一実市長(58)が市役所で被爆者と面談した際、被爆者への援護施策について、「黒い雨などで被爆したから、医療費をまけてほしいとか、悪いことではないが、死んだ人のことを考えたら簡単に言える話かどうか」などと発言していたことがわかった。
被爆者の間から反発の声が上がっている。
市によると、松井市長は16日、被爆体験記を編集した男性と面談。男性 . . . 本文を読む
今週末、社会教育関係者を対象とした1日プログラムの講座を担当することになっているのですが、依頼されたのが「ファシリテーションの基本を知る」という難しいテーマ。2年前も同じ講座を頼まれて、その時は地域づくりがテーマだったので、何とかなった(と思われる)のですが、今回は相当厳しい。通常の業務が忙しくてなかなか勉強している時間もないし、担当の方との事前打合せでは、ファシリテーションの基本を学ぶといっても . . . 本文を読む
学校とボランティアの方をつなぐのが、学校支援ボランティア・コーディネーター。廣瀬先生は、コーディネーターの資質について、次のようにおっしゃっています。
○食いついたら離れないというのが、コーディネーターの資質として最も必要かもしれません。その人に食いついたら離れないという、そのしつこさ。この人大丈夫だなと思ったら離れない。そういったものが必要だと思います。
○(コーディネーターはどんな人かとい . . . 本文を読む
東京都杉並区の和田中学校の取組をモデルとして、国が進めてきた学校支援地域本部事業も今年度で一応終了します。青森県ではこの事業が始まる前から、学校支援ボランティアの活性化を図ってきたわけですが、今年度の同事業実践報告書がこのほどまとまりました。
その中で、学校支援ボランティア研究大会の集録も掲載されているのですが、講師として招かれていた宇都宮大学教授・廣瀬隆人先生の話が、さすがに面白い。学校(教員 . . . 本文を読む
文部科学省が最近力を入れている「熟議」。教育に関わる多くの当事者が「熟慮」と「討議」を重ねながら課題解決・政策形成をしていこうという意味の造語です。具体的には、
①多くの当事者(保護者、教員、地域住民等)が集まる
②課題について学習・熟慮し、討議をする。
③互いの立場や果たすべき役割への理解が深まる。
④解決策が洗練される。
⑤個々人が納得して自分の役割を果たすようになる。
というプロセスを踏 . . . 本文を読む
「エコ・ツーリズム」とか「アグリ・ツーリズム」、「グリーン・ツーリズム」、「スロー・ツーリズム」など、いわゆる「ツーリズム」ばやりですが、ツーリズムとは、これまでの観光地巡り一辺倒の旅行ではなく、地元の農業とか食、自然に触れる滞在型観光のことを言います。
で、先日新聞で知ったのが、「ブックツーリズム」。「本の町」を呼びものに観光客を集めようという試みです。ツーリズムという考え方そのものがヨーロッ . . . 本文を読む
先日、弘前大学で開催された東北都市学会大会に参加してきました。
これまで「都市学会」なんてものがあるなんて全く知らなかったのですが、今回の公開シンポジウムの「マネジメントを科学する」というテーマには非常に興味深いものがありました。要するに、まちづくりとか「まち育て」には、マネジメントが必要だということ。先日、今巷で評判の『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』( . . . 本文を読む
先日(といっても、9月11日)、日本PTA全国協議会東北大会が八戸市で開催されました。東北各県から、参加者2,000人を集めるというのは、さすがPTA、という感じですね。全体の基調講演は別として、参加者はいくつかの分科会に分かれることになります。
そのうち、「研修活動」をテーマとする第二分科会の「基調講演」を依頼され、「参加型学習で作るPTA研修」というタイトルで1時間ほどお話をさせていただきま . . . 本文を読む
「ソトコト」3月号の特集は「自分と地域のためになる ボランティアライフ100!」。
日本全国、いや外国の事例も含めて、「誰かのためは、自分のため。」をキーワードとする「100」のボランティア活動が紹介されています。
ざーっと斜め読みするだけでも、よくまあこれだけの「ニーズ」があるものだと、改めて私たちの生きている社会の幅の広さを感じました。「誰かのため」というのは、何かを求めている「誰か」がい . . . 本文を読む
2月6日(土)、「あおもりヒューマンドラマフェスティバル─高校生による人権演劇発表会─」が開催されました。
「人権演劇」って聞き慣れない言葉です。「なんかクサそう~」と思ったそこのあなた。正解です。人権の問題に真っ正面から向き合おうと思えば、もちろん「クサく」なるに決まってます。しかも、「演劇」で人権を語るわけです。クサさの2乗ですよ、これは。
だけど、「高校生」がそういう芝居をつくるから許せ . . . 本文を読む
あるセミナーで、大阪ボランティア協会の早瀬昇さんをお招きしました。「ボランティア・コーディネーターの極意」と題して講演をお願いしたのですが、とにかく笑いの絶えない70分間でした。
大阪弁ってホンマにトクやなあと思いました。漫才はやっぱり大阪弁じゃなきゃ!と思っている私なんかは、早瀬さんの軽妙な大阪弁の語りは完全にツボ。のっけから自然に笑みがこぼれてしまう。ツッコミどころ、ボケどころ?もきちんと抑 . . . 本文を読む