「ソトコト」3月号の特集は「自分と地域のためになる ボランティアライフ100!」。
日本全国、いや外国の事例も含めて、「誰かのためは、自分のため。」をキーワードとする「100」のボランティア活動が紹介されています。
ざーっと斜め読みするだけでも、よくまあこれだけの「ニーズ」があるものだと、改めて私たちの生きている社会の幅の広さを感じました。「誰かのため」というのは、何かを求めている「誰か」がいなければ成り立たないわけで、その「誰か」が少なくとも100人はいるということ、そして、その「誰か」を助けるために少なくとも100通りの活動があるということですよね。
地域の資源を活用した取組として、
・秋田県大館市でアートを核とした地域活性化の取組を展開する「O-DATE(ゼロダテ)アートプロジェクト」
・東京都日の出町で、耕作できなくなった田んぼや畑を利用した体験活動や里山づくりを行っている「花咲き村」
・日本最大の恐竜化石の産出地である福井県勝山市で、テーマパークを活用した様々なイベントやまちづくり提案を行っている「恐竜のまち勝山応援隊」etc.
それぞれ、地域の「宝」を十分に生かした活動が展開されています。こうした地域づくりに関わるボランティア活動は、日本全国でどんどん増えているのではないかと推測されます。
草の根の海外支援活動もたくさん紹介されています。たとえば、
・発展途上国に車いすを送る活動をしている「飛んでけ!車いす」の会
・「nepia 千のトイレプロジェクト」は、王子ネピアが開発途上国のトイレと水の問題を解決するためのサポート。ユニセフと協働して、東ティモールに1000個以上のトイレを新設しているという。
島根県隠岐諸島にある島前(どうぜん)高校の取組もなかなかすてきです。
その名も「島前高校魅力化プロジェクト」。現在全校生徒90名ということで、学校自体の存続が危ぶまれる中、地域住民と学校が一体となって全国から生徒を集めようという壮大な計画を立てました。隠岐の自然や風土を生かしつつ、野望は大きく、「人間力を育む学校」。「地域創造コース」を創設して島留学制度(寮費無償、食費・交通費の補助など)をこの春から始める予定だとか。少子化、過疎を逆手にとるばかりか、次世代の社会起業家を隠岐で育てていこうという意気込みには、心から応援したくなりますね。おらほの高校がなくなるといって、嘆いているだけじゃ何も始まらないのです。
海外の取組で、ほーっと思ったのは、ネズミを使った地雷除去に取り組むベルギーのNGO「APOPO」。アフリカオニネズミの嗅覚を利用して、地雷の火薬の匂いを嗅ぎ出させるという方法で地雷除去をするという。長い内戦の傷跡が残るアフリカ・モザンビークで大活躍しているのだそうです。もちろん、ネズミをそこまで手なずけるには、長い訓練期間も必要となりますが、ネズミは軽いため、地雷を爆発させることもないという。また、最近では、結核菌の探知活動にも活躍しているそうです。「APOPO」では現在、こうした「ヒーロー・ネズミ」のスポンサーを募集しているのだとか。
ほんとうに、世の中、いろいろなことを考えつく人がいるものです。だから面白い。地雷除去にネズミを使うなんて発想はなかなか出てこないし、思いついたとしても、それを実行に移し、実りをあげるまでには時間もかかるし、苦労もあるでしょう。こういう人こそ「バイタリティある人」なのですね。
この本に紹介されている100の活動は、自分たちの住む地域を住みよい地域にしたいという活動から、それこそ世界を舞台にした遠大な計画まで、活動の規模も、関わっているスタッフの数も千差万別ですが、どの活動も同じように素晴らしいと思います。その活動によって、たくさんの人が喜んでくれることも、たった一人の困っている人が救われることも、同じ価値があると思うからです。そして、誰かのためにやっている活動も、意識しているかどうかは別として、すべては「自分のため」というところに戻ってくると思うからです。決して、「自分さえよければ」という活動ではありません。結果として、自分の糧となるもの。
「誰かのためは、自分のため。」の100通りの方法。そこには、地域を、世界を、そして自分を幸せにするためのたくさんのヒントが詰まっています。
日本全国、いや外国の事例も含めて、「誰かのためは、自分のため。」をキーワードとする「100」のボランティア活動が紹介されています。
ざーっと斜め読みするだけでも、よくまあこれだけの「ニーズ」があるものだと、改めて私たちの生きている社会の幅の広さを感じました。「誰かのため」というのは、何かを求めている「誰か」がいなければ成り立たないわけで、その「誰か」が少なくとも100人はいるということ、そして、その「誰か」を助けるために少なくとも100通りの活動があるということですよね。
地域の資源を活用した取組として、
・秋田県大館市でアートを核とした地域活性化の取組を展開する「O-DATE(ゼロダテ)アートプロジェクト」
・東京都日の出町で、耕作できなくなった田んぼや畑を利用した体験活動や里山づくりを行っている「花咲き村」
・日本最大の恐竜化石の産出地である福井県勝山市で、テーマパークを活用した様々なイベントやまちづくり提案を行っている「恐竜のまち勝山応援隊」etc.
それぞれ、地域の「宝」を十分に生かした活動が展開されています。こうした地域づくりに関わるボランティア活動は、日本全国でどんどん増えているのではないかと推測されます。
草の根の海外支援活動もたくさん紹介されています。たとえば、
・発展途上国に車いすを送る活動をしている「飛んでけ!車いす」の会
・「nepia 千のトイレプロジェクト」は、王子ネピアが開発途上国のトイレと水の問題を解決するためのサポート。ユニセフと協働して、東ティモールに1000個以上のトイレを新設しているという。
島根県隠岐諸島にある島前(どうぜん)高校の取組もなかなかすてきです。
その名も「島前高校魅力化プロジェクト」。現在全校生徒90名ということで、学校自体の存続が危ぶまれる中、地域住民と学校が一体となって全国から生徒を集めようという壮大な計画を立てました。隠岐の自然や風土を生かしつつ、野望は大きく、「人間力を育む学校」。「地域創造コース」を創設して島留学制度(寮費無償、食費・交通費の補助など)をこの春から始める予定だとか。少子化、過疎を逆手にとるばかりか、次世代の社会起業家を隠岐で育てていこうという意気込みには、心から応援したくなりますね。おらほの高校がなくなるといって、嘆いているだけじゃ何も始まらないのです。
海外の取組で、ほーっと思ったのは、ネズミを使った地雷除去に取り組むベルギーのNGO「APOPO」。アフリカオニネズミの嗅覚を利用して、地雷の火薬の匂いを嗅ぎ出させるという方法で地雷除去をするという。長い内戦の傷跡が残るアフリカ・モザンビークで大活躍しているのだそうです。もちろん、ネズミをそこまで手なずけるには、長い訓練期間も必要となりますが、ネズミは軽いため、地雷を爆発させることもないという。また、最近では、結核菌の探知活動にも活躍しているそうです。「APOPO」では現在、こうした「ヒーロー・ネズミ」のスポンサーを募集しているのだとか。
ほんとうに、世の中、いろいろなことを考えつく人がいるものです。だから面白い。地雷除去にネズミを使うなんて発想はなかなか出てこないし、思いついたとしても、それを実行に移し、実りをあげるまでには時間もかかるし、苦労もあるでしょう。こういう人こそ「バイタリティある人」なのですね。
この本に紹介されている100の活動は、自分たちの住む地域を住みよい地域にしたいという活動から、それこそ世界を舞台にした遠大な計画まで、活動の規模も、関わっているスタッフの数も千差万別ですが、どの活動も同じように素晴らしいと思います。その活動によって、たくさんの人が喜んでくれることも、たった一人の困っている人が救われることも、同じ価値があると思うからです。そして、誰かのためにやっている活動も、意識しているかどうかは別として、すべては「自分のため」というところに戻ってくると思うからです。決して、「自分さえよければ」という活動ではありません。結果として、自分の糧となるもの。
「誰かのためは、自分のため。」の100通りの方法。そこには、地域を、世界を、そして自分を幸せにするためのたくさんのヒントが詰まっています。
今、青年海外協力隊で途上国で活動中の青森っ子です。
さっき 映画「おくりびと」を見終わり
石文について調べていたらたどり着きました。
私は看護師なんですが、日本人でも死生観が様々だと思うんです。それは、私もたくさんの送られる人と送る人を見てきたから。
そして、「生と死」を考えるために海外に出たのです。
だから、今 見終わって色々考えています。
アカデミー賞外国語映画賞を受賞とありますが
外国の方は、日本人の「納棺」という儀式をどう思ったのだろう。
分かるのだろうか? とか…
死という今までその人が築き上げてきた日々が
終わる その日の その人 その人の家族への
接し方とか…
そして、今自分がいる国の死生観とか…
そして。
石文ってなんてステキなんだって思って
調べてたんです。
そしたら青森人で。
最新記事がボランティアについてで。
ついついコメントしてしまいました。
それではー
遠い空の下から、コメントありがとうございます。
死生観は、もちろん宗教に左右されるところは大きいし、でもそれにしても、基本的には、個々のものの考え方とかとらえ方によるところが大きいと思います。
ただ、その共通している部分を取り出したものが「文化」と言われるものだろうと…。世界にはいろいろな「文化」があって、その違いに気づくためには、実際にそこで暮らしてみるしかないと思います。
かつて協力隊を志したことがある者として、なりこさんがとてもうらやましく思いました。御帰りになられたら、ぜひ青森の子どもたちにメッセージを伝えていただけたらうれしいです(^v^)
ところで、協力隊といえば、「相馬さん」のことはご存知ですよね。家がご近所なんです。
6月末には日本に帰ります。
約2年、暮らしてみて
日本の良いところ、悪いところも見え。
ここの良いところ、課題も見えました。
人に何かを伝えるのは得意じゃないのですが(笑)
帰ったら、ぜひ母校の子達には伝えたいなーって思っています。
そして相馬さんには壮行会で送り出していただきました!!