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ひねりつぶした5000匹~ブルーベリー園無残!

2014-06-07 01:43:49 | 大町暮らし






 ブルーベリー園がピンチ・・!! と乞われて駆けつけると、何と夥しい数の毛虫が我が物顔に葉っぱを食い荒らし、喰いつくさんばかりの勢い。昨年夏以来大発生して、池田町の七色カエデを丸坊主にしたマイマイガの幼虫~ブランコ毛虫だった。

 薬剤による駆除は人体に影響が出るほど毒性の強いものでないと効かないので果樹や野菜などには使えず、テデトール意外に手が無い・・,と言うことで、ゴム手袋をして1匹1匹ひねりつぶして行く毛虫潰し。









 決して可愛いとは言い難いケムンパスが1匹や2匹ではなく、1つの株に100~200匹もたかっている姿はおぞましいとしか言いようがないでヤンス・。
 それを潰して行くとたちまち手袋がヌルヌルになり、飛び散った虫の体液が目や口に飛び込んで来る・・,虫が嫌いな人,特に毛虫ダメッ!と言う人にはできない作業で、おまけに下の方の虫を潰すには這いつくばる作業になるので、まさに苦役である。
※1齢幼虫には弱毒針毛があり、触れると痒くなる場合があるが2齢以降は毒性なし。

 が、やるっきゃない! やらなきゃ今年の収穫どころか木が枯れてしまって来年が無い。



 株の大小や、虫のつき方のバラつきに差があるので、1株当たりの平均は100尾。9時間かかって50株、約5000尾をひねりつぶしたが、まだ全体の2割程度。
 明日も・・,と言われたが行事が詰まっていて来週火曜日までは動きがとれない。本来は夜行性の彼らが昼間も活発に活動しているのだから、3日先を考えたら空恐ろしくなるが、お手上げ状態。
 大町のブルーベリーがピンチ! 





 2007年7月のペンシルベニア州における大発生で食害された様子を示す航空写真。丘の上にかすかに見られる緑はこの写真が撮られる以前に食害され、再び芽吹いた部分

 約10年周期で大発生を繰り返す性質があり、その際にすさまじい個体数と旺盛な食欲であらゆる草花、樹木の葉を食い尽くすので森林害虫として非常に有名である。なお、大発生する仕組はよくわかっていない。

 北アメリカを除く北半球温帯域(日本を含む)のほとんどは、もともと分布していた地域で、もともと分布していた地域で、寄生バチや病原菌、ウイルスといった天敵がいるため、ウイルスや病原菌に寄生された幼虫が大量死してこうした大発生が起きても自然に治まる。
 ところが、北アメリカにはヨーロッパから移入されたのでこうした天敵がいないため、いつまでも大発生が治まらず、しばしば無秩序なまでの規模に発展する。

 北アメリカで本種が大発生した際は、ヘリコプターから殺虫剤や天敵ウイルスを散布するなど大規模な駆除策が取られるが、それでも連なる山々の全ての木々が丸坊主にされるなど、すさまじい規模に達するので、ひとたび大発生するとどう手を尽くしても焼け石に水のようである。
 by ウィキペディア

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