遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

海鳴り

2011-02-16 12:06:36 | 海岸線を歩く

 最初のドドーン!・11日糸魚川/大荒れの3日目・柿崎港

 冬の日本海はどんなものかと連休の3日間,糸魚川から柏崎の笠島駅まで歩いてきた。
 1日目,糸魚川から名立までの27kmは穏やかながら一日中絶えることのない波の音を聞きながら歩いた。
 国道から海べりに出ると、波が防波堤に突き当たって『ど~ん』と言う腹に響く音を発するのが聞こえ、はじめそれが大きな波が来た時だけだったものが次第に間隔が短くなり、やがて連続した音となって、堤防や消波ブロックにぶつかる時の音なのか、波そのものが発している音なのか分からなくなってきた。



 波は常にあちこちの堤防やテトラにぶつかっているのだから絶えずどこかで音を発していると考えてもいいのだか、そうだとしても強弱があったり、時には音のない瞬間があってもよさそうなものだ。


 沖は雨か・・/波状段波

 ところがはじめは確かにそうだったものが一定の連続した音に変わった。それは衝撃音とは違った鈍いけれど力のある音で、まるで海自体が唸っているように思えた。5月の海岸歩きの時にはまったく気づかなかったことだ。
 これが海鳴りと言うものなのだろうか・・。冬の海辺に暮らす人々は毎日この音を聞きながら暮らしているのだ。


 鳥たちはひるまない

 波の音は2日目にはさらに強くなり、3日目は強風と雪を伴っても大荒れになった。