株式大暴落を予言するわけではないが、最近の株式市場は何かが起こることに身構えているような感じがしてならない。２９日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価（３０種）の終値は前日比４１１・３２ドル安の３万８４４１・５４ドルだった。３０日の東京株式市場は、日経平均株価（２２５種）が一時、前日終値（３万８５５６円８７銭）に比べて９００円超下落した。世界市場ではフランスの市場が最も悪い。仏ＣＡＣ４０指数が8100から7900まで急落している。その他の市場ではブラジル市場が大暴落である。巷間言われているのが、ＦＲＢの動向である。金利高が長期化するのではないかという憶測で、金利が上昇している。アメリカの10年長期債の金利は4.3%台から4.6%台に急激に上げている。この結果、株から債券への流れが起こるとともに、利払いの負担が増加して業績の重荷になるとして、半導体大手インテルや建設機械大手キャタピラーなどの銘柄が売られたようだ。（くちなし亭、2024.05.30）
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