今年は台風の発生が遅い。5月も半ばを過ぎているのに、1号も発生していない。台風と言うのは温かい南の海で生まれるので、早い時には1月にも1号が発生する。それが今年は無いのである。そのような中、気象庁は5月24日(金)、フィリピンのミンダナオ島の東で発達中の熱帯低気圧が24時間以内に台風に発達する見込みだと発表した。台風1号になる見込みです。今年は、これまで、エルニーニョ現象の影響が強く、台風の発生を抑えていたものと思われるが、気象庁は5月10日(金)に、エルニーニョ現象は急速に解消へ向かっており、春の間には終息して、平常の状態になる見通だと発表し、その後、夏から秋にかけてラニーニャ現象が発生する可能性が次第に高まる見込みだと続けました。これから台風の多いシーズンになるかもしれない。さて、予想される台風1号の進路ですが、4日先の28日(火)頃になると暴風域を伴う勢力に発達し、フィリピンの東に北上したあとは次第に進路を北東に変え、本州の南を北東に進むことが予想されます。本州に直接被害は無いようですが、梅雨前線と重なるので、豪雨に注意が必要です。（くちなし亭、2024.05.24）
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