相手の趣味に妥当な家計配分を。

夫の稼いだお金は夫婦の共有財産だという考えが定着して久しいが、若いうちは、何とか自分のお金を、出来れば相手に知られていないお金を持ちたいと言う妻や夫がいてもおかしくはない。アメリカの調査だが、18歳～34歳の夫婦で、その２５％近くが、収入に関して、うそをついていると言う。それは過小申告である。その差額が自分の自由に出来るお金というわけである。銀行口座なども、多くの人が結婚前の口座を閉鎖せずに残しているという。それに対して、55歳以上の夫婦の場合には、夫婦間にうそはない。収入に関しても、少なめに報告しているのは、３％に過ぎない。多分、その３％というのは莫大な収入のある方で、妻にしても、暮らしに不満の無い人だろう。夫婦間で、うそをつくことはよくない。うそというものは、最初は小さなものでも、時間とともに巨大化するからである。でも、人は自分の好きな事にお金を費やしたい。妻や夫とそれが同じだと言うのは奇跡だ。ほとんどの場合、互いの趣味は異なる。異なるから、相手をより好きになっている部分も大きいので、その相手の趣味を大切にするお金配分が家計には必要なのである。

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