今日は８月１５日、終戦記念日である。敗戦を記念日と言うのもどうかと思うが、６８年前に、戦後が始まった事は確かである。そして、この６８年間の日本であるが、常に、この戦後という事実を引きずって歩いてきたようにも感じる。それは我々世代が、戦争を知らない世代が、引きずってきた問題である。日本は敗戦によって、武器を捨てるように強要された。その結果、防衛力のアメリカ依存が高まったのである。政治は民主化された。だから、政治家は民衆の声を反映する。だが、民衆の声だけを反映させては、国家１００年の計を進めることは出来ないと考える人達も多い。政治家の一部もそうだが、特に、官僚がそうである。彼らには選挙が無いので、本来なら、政治家の意志を忠実に実行する役割なのだが、政治家の言いなりにはならない。不満があれば、サボタージュもするし、マスコミへのリークなど手段を選ばない。だが、最も多く彼らが使う手法は外圧である。政治家には、先程の事情で、アメリカの外圧が一番効く。このようにアメリカの外圧を利用している官僚が、アメリカの言いなりになるのは、余程のことでない限り、自明である。こうして、私たちの６８年が、明治の志高き役人たちの不平等条約の改正に努力を重ねた人達に比べて、無為に過ごされてきたのである。
Y-FP Office Japan
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