イギリスはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドからなる連合王国である。今、にわかに注目を集めているのはスコットランドの独立問題である。なぜか。それは世論調査で、スコットランド地域内で、賛成派が反対派を上回ってきた情勢とイギリス全域でも、同じような結果が出たことによる。この結果を受けて、スコットランド自治政府首相であるアレックス・サモンド氏は住民投票の実施を示唆しているのである。さて、スコットランドが仮に、独立したとして、その国力はきわめて小さいものである。経済問題やエネルギー問題など課題は多い。それが実現しそうな背景には、EUがある。国防上の問題や通貨などの問題、つまり、国家が大きくなくてはならない問題はEUが処理してくれる。教育や生活などの住民に直結する問題は地域にあった手段で行うことが出来るという考え方である。日本でも主張されている地方分権である。大阪の橋下徹氏の主張ともだぶる。私は今の沖縄の現状を憂える。アメリカ軍が国防を担ってくれるのなら、何も日本という国家の中にいる必要はない。沖縄の独立運動。日本にとって悪夢だ。
Y-FP Office Japan
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