ギリシャ国債の買い戻し案が浮上している。これは頭の良い案かも知れない。現在、ギリシャの財政再建は一向に進んでいない。当然、ギリシャ国債の値は下がり続けている。満期まで、放っておけば、額面の利子を払わなければならない。しかし、満期までの間に、その満期時に払う元利の合計よりも、小さい額で買い戻すことが出来るなら、それは一考に価する。もちろん、ギリシャの場合には、返済のための借り入れにも金利を払う必要があるので、その分も考慮したうえでのことである。なぜ、この案が良い案だと思ったのかといえば、日本国債の暴落時のことを考えたからである。日本国債が必ず暴落するとは言わないが、世界経済の状況によっては、起こりうる。その選択肢のうちの一つかもしれないからである。日本の場合には、日銀から借り入れるので、利子はほぼ付かない。
Y-FP Office Japan
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