昨日は体育日の振替休日で、どこも人の波である。その中で、今、東京が人を集めている。東京スカイツリーもそうだし、渋谷のヒカリエもそうだ。そして、10月1日には、東京駅丸の内駅舎が復元された。だから、この日、東京駅周辺は人の波である。その人の波の中に私もいた。この東京駅舎は明治36年、日本銀行本店などを手がけた辰野金吾に、設計が委ねられ、6年の歳月を経て、大正3年に完成したものである。空襲で、消失し、3階建ての建物が2階建てになっていたものを完全修復したものだそうだ。だから、正面からは分からないが、中央郵便局側の外れの部分を見れば、明らかに継ぎ足したレンガだと分かる。そこから、仲通りを進み、三菱美術館の中庭を回って、東京国際フォーラムに出ると、おまわりさん達の姿が目立つ。ああ、明日から、IMFの総会が開かれるのだと知れる。たぶん、中国などで、開かれる総会ならば、もっと、きびしい警備になるのだろうが、日本では、国際的な総会が開かれたとしても、警備は、この程度である。逆に、今回の総会の重要性も薄れるような気さえする。日本もヨーロッパも、中国も、インドも、ブラジルも、どこも経済は減速化している。唯一、アメリカだけが微増だが、それもまやかしだと思う。世界経済は今、踊り場の中にいるのである。それを打開できる方策が見えていない。
Y-FP Office Japan
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