中国人観光客が減っていると報道されている。中国人観光客の落とすお金に期待している人たちの落胆を映像化したものが多い。だが、この尖閣の問題が起きなくても、中国人の爆買いと呼ばれた買い方にも変化が訪れていたのである。香港や韓国でも、これまでのような観光客は激変している。これまでの観光客とは店頭に殺到し、50万円とか、100万円規模で、まとめ買いしたり、手当たり次第に品物を購入する客である。日本の秋葉原での電気製品の爆買いは一時期有名であった。しかし、中国でも比較的に自由に、日本の商品が買えるようになったことや、そもそも、購買層の主力がより若い世代に変化したことが大きな理由と言われている。この若い世代、「80後」と呼ばれる世代は、目当ての商品価格を事前に調べていく。割引クーポンなどを入手していくなど、今の日本人の買い物スタイルに似てきているのである。それだけ、中国人社会にも物があふれてきて、その中で、自分の好みを見つける時代に、急速に変わろうとしているのである。だから、あの尖閣の問題が起ころうが、起こるまいが、中国人の爆買いを期待するのは無理だったのである。
Y-FP Office Japan
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