ピカソ・マニマニア

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五月の空は乙女 

2010-05-19 16:10:54 | 詩作


朝はおっそろしく早く明けるし 例年 雹が降ったりもするし。

昨日までは真夏日に近い フェイクサマー 今日は一転 寒い雨の日です。





 五月の空は乙女


だって
わっかんないんだもん

自分の気持ちが

好きなのか
嫌いなのか

花占いで
好き嫌い好き嫌い・・・

嫌いとでれば
嫌い好き とやり直し

好きとでても
な訳 ないだろと
やり直す。


みんなと一緒で
たわいのない噂
安心できるけれど
どうせ何時かは一人きり

ひとりぼっちは
恐いのに 何が恐い?


だってわっかんないんだもん
本当の自分が

他の人から
どう思われているか

自分は何者でもないのか


くるくる くるくる
感情が変わる

処女(をとめ)の心のようです
五月の空は





初々しく 受け止めます。

懐かしいなって。




             風呼r でした       




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利休の茶杓   細川家の至宝

2010-05-19 08:48:22 | 詩作


上野の 東京国立博物館 平成館で展かれています。

平成館では過去 鑑真和上像 阿修羅像 も 展示されました。


細川家700年の歴史とあるので ちらしに載っていた甲冑も700年前のものと思い 見にいったのですが 残念ながら甲冑は 16世紀から19世紀のものでした。 (現在私は鎌倉時代に嵌まっているので)

細川家縁のもので 700年の歴史があるのは 刃類。


信長の書状が 沢山あるらしい。  一部が公開されていましたが 緊張感に満ちた筆跡で
文武+美 の やはり只者ではない人物であったことが 感じられます。


圧巻は 多分展示物では もっとも小さい物でしょう 千利休作の茶杓 銘は ”ゆがみ”。





 茶杓”ゆがみ”


これは紛れもない
節を生かした竹だ

堅牢な木彫のように見える

力強く飛び跳ねんとする
尺 のようだ


過去ではなく
未来を生きてきた

銘は ゆがみ

節を挟み
不自然なまでの大きな曲線


己の死まで400年余
遠ざかり遠ざかる
その刻(とき)に向かって
千利休は今も
曲げ続けている





秀吉に堺に幽閉されていた利休に 温情を尽くした細川幽斎に贈られた物です。
鏡橋のように 節から双方に曲がっています。
ここまで曲げるか。
利休の無念が ド迫力で伝わってきます。



信長と利休は 美意識における天才 天才同士の結びつきだったのですね。

秀吉には ここまで わっかんねぇ~ だったんだろうなぁ。

秀吉と利休の軋轢を 2009年7月23日当ブログで 『躙(にじ)り口』 という詩で載せました。 読んで下さると嬉しいです。


現18代当主細川護煕氏の祖父 護立氏の収集した絵画等と共に 東京目白台に 財団法人 永青文庫コレクションとして 平素は展示されているそうです。

  


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