ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
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国府弘子さん Piano solo  於 " 蛍月 ”

2019-06-29 23:50:17 | 日記

  

昨年亡くなられたピアニストの前田憲男さんの追悼コンサートが 東池袋にある ”蛍月” でありました。

 

前田憲男さんの薫陶を受けた 国府弘子さんの ピアノソロと 映像を見ながらの思い出話の会です。

 

40人も入ればいっぱいの店内には ご遺族や 前田憲男さん、国府弘子さんと よくトリオで演奏されていた故羽田健太郎さんのご家族もお見えでした。

 

国府さん伴奏による ”蛍月”オーナーの シャンソン歌手、杉田真理子さんの   ♪ひまわり♪ 、コーラスグループ・サーカスのメンバーによる ♪Mr サマータイム♪ も歌われるという 素敵な夕べでした。

 

冒頭の写真は 前田憲男さんがお好きだったという ♪ミスティ♪ 

右は在りし日の 前田憲男さんの写真です。

 

 

     

 

国府弘子さんは 映像でお見かけする通り 華やかで美しく、トークもお上手なきさくな方でした。

 

演奏されたのは皆、馴染みのある曲ばかりでした。

中でも ♪ラプソディ・イン・ブルー♪ は圧巻で、鍵盤の数が足りないと思うほどでした。

 

何とも贅沢な時でした。

 

 

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『 鬼はもとより 』  青山文平著

2019-06-26 18:51:17 | 

 

この作者の本を読むのは 三冊目です。

三冊、いづれも 江戸中後期の 下級武士が主人公です。

 

『白樫の樹の下で』が 賄賂の横行した 田沼意次時代が終わった後(1788年寛政時代)が舞台なら この『鬼はもとより』は その直前(宝暦 1751~1764)の話。

 

東北の小さな藩、参勤交代で 藩の財政が窮迫する中 飢饉が起こり 藩札を発行するも行き詰まる。

規定よりも多い額を摺ろうとする家老に抗して 版元を持って逃走する男が主人公です。

藩札は 藩が所持する金銀の3倍が鉄則でした。

 

家老は新たに版元を作り 藩札の発行を続け 男が危惧した通り 藩は滅亡します。

 

江戸で万年青(おもと)の鉢を造り、細々と暮らしていた男に 男の噂を聞いた弱小藩から 藩札発行の指南を仰がれるようになります。

 

男は 弱小藩が貧困から逃れる方法を考え続け 答えに行きつき、 一万六千石と云う 東北の藩で 実行に移します。

同年代の家老に 命を賭した覚悟を見たからです。

 

幾つかの命が犠牲となります。

根は優しい家老が ”鬼” とならねば達成できない事ばかりでした。

 

 

 

今まで、江戸350年の歴史を一括りで考えていた気がする。

これから時代小説を読む時は もっと その背景に心を配ろう。

 

 

第17回 大薮春彦賞 受賞作です。

 

 

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紫陽花 アジサイ

2019-06-23 12:43:10 | 日記

 

近所の市営住宅敷地内の 紫陽花です。

立葵との 見事なコラボ。

 

我が家のアジサイは 今年は咲かないな これだけ?

        

 

と 思っていたら

 

      

 

隣の庭に出っ張って 咲いていました。

 

手繰り寄せて 枝にくくりつけてもいいけれど

隣は ずっと 空き家です。

 

ちょとこのまま失礼させて ごめんなさい  ( `・∀・´)ノ

 

所詮 花のお茶目です。

 

 

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『 白樫の樹の下で 』  青山文平著

2019-06-21 23:36:21 | 

 

江戸幕府が開かれてから 180年(!!)天明の時代の 親子二代にわたってお役目のない 若い三人の下級御家人の話です。

 

同じ道場に通う三人は 木刀でも振っていないと 貧困に押しつぶされそう。

揃って腕が立つので 他道場の道場破りの助っ人に呼ばれたりする。

提灯張りや 当時はやり始めた金魚の養殖等の 内職だけでは 家族が養えないので いい小遣い稼ぎになるのです。

 

普通の道場は 面,胴をつけて竹刀で稽古するのですが 三人の通う道場では 真剣を想定して 防具なしの木刀なのです。

 

武士は 真剣を抜いたことがない。

だからか 辻斬りが横行し 三人のうちの一人が たまたま現場に居合わせ 犯人を斬った。

その手柄により ある武家に召し抱えられます。

 

それを羨む一人は 自分も辻斬りを退治し士官したいと 夜な夜な町へ出る。

 

多分、一番腕の立つ 主人公であるもう一人は 門弟の町人に 一振りの刀を預けられる。

時代は 賄賂まみれの田沼から 松平定信の世に変わるころ 町人の道楽も粛清されようとしていたのです。

丁度良かった、彼の刀の鞘の中身は 竹光だったし。預け賃も貰えるし。

 

そろい踏みの三人の運命が 少しづつ 別のものになっていきます。

 

そんな中、新たに辻斬りが起こります。

相当な剣客も一太刀でやられている。

 

さて 犯人は誰か?

 

三人の通った道場の傍には 白樫の樹がありました。

白樫は 黒樫とも呼ばれます。

白樫の表皮を剥がすと 裏は黒いのです。

 

 

第18回の 松本清張賞受賞作です。

 

 

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♪ Work Song ♪ ジャズヴォーカルレッスン

2019-06-19 15:39:14 | エッセー詩

 

♪ ケチな窃盗と傷害で

 5年の刑をくらってしまった

 鎖につながれ 炎天下

 日がな一日 肉体労働さ

 チェッ!  ついてねぇ~ ♪

 

Work Song はそんな歌詞だ

 

そんな風に歌わなければならない

 

そんな風にね

 

伴奏は 殆どワンコード(Fm)で

練習すれば 私でも弾けるかも

 

単純なようでいて 難しい

 

独特のリズムは

例えば 大縄跳びに挑戦するようだ

 

入ってしまえば

何時までも 飛び続けられる気もするが

 

その前に 全身を 大繩に

絡めとられそうで

珍しく弱気になっている

 

出来ないものは

1000回、練習する 信条だが

 

この独得の間は

プロのリアルな演奏でないと

実感できないだろう

 

本番は

文字通りの 真剣勝負。

 

人前で披露

恥をいくつか掻いて

何とか 持ち歌にしたい

 

 

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” つまを めとらば ” 青山文平著

2019-06-10 23:30:19 | 

 

2916年の 第154回直木賞受賞作です。

審査員 満場一致だったそうです。

 

江戸中期から後期の 下級武士を題材とした 6編からなります。

 

 

『 ひともうらやむ 』  

人もうらやむ カップルの話。

誰が見てもお似合いの二人 結婚はしたものの はてさて その結末は ~

 

『 つゆかせぎ 』 

芝居茶屋の娘だった妻が 夫の知らぬ間に戯作を書いていた。

つゆかさぎ とは 日用取(ひようどり)と呼ばれる日雇い労働者が 雨に降らると 

その妻が春を売ること。

 

『 乳付(ちつけ)』

産後の肥立ちが悪く もらい乳をさせてもらう女への 嫉妬など。

 

『 ひと夏 』

部屋住みの次男が 召し出されたのは 恵まれた幕領の中にある 50戸ほどの飛び地の支配所詰めだった。

 

『 逢対(あいたい) 』

登城前の権家(権力を持つ人)の屋敷に 無役のものが出仕を求めて日参すること。

盟友につれられて 逢対に出かけた男が 人格者と評判の若年寄に一度で気に入られた訳は?

 

『 つまをめとらば 』

3人の妻は ことごとく男に面倒をかけた。 いまは独り身だ。

ばったり再開した幼馴染は 56才にして初めて所帯を持つという。

その決め手となったのは?

 

 

現代に通じる話ばかりで そうそう あるある~感が満載です。

結末も ふ~んそう来るかぁ~ 意外です。でも奇はてらっていません。

 

久し振りに わくわくと読書しました。

 

 

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ちゃんばら X チャンバラ

2019-06-01 15:22:35 | 日記詩

 

幼子二人は チャンバラが好き

 

スポーツ用品店で

チャンバラごっこの刀を買いました

 

「三本ですか?」 と 店員さん

 

「一本は 止め用です」 

 

「楽しそうですね (*^-^*)」

 

 

力いっぱい ちゃんばらごっこ

 

    

あらあら こんなになっちゃった

一本は 折れ

一本は ふにゃふにゃに

 

 

再び スポーツ用品店へ

 

       

残り四本ありました

全部買い占めよう

 

「家族全員で ちゃんばらができます」

 

「楽しそうですね (*^-^*)」と 店員さん

 

 

でもそれは

とても甘い考え

 

     

三人の 

二刀流対決となりました

 

ふにゃふにゃ刀は もちろん

わ た し

 

 

 

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