25日の 歌舞伎座 ”陰陽師” の カーテンコールに出会い ラッキー のよ
うな ありかー のような気持ちでパソコンをいじっていたら 上記の 松緑さん
の公式ブログに出会いました。
9月12日のブログに 歌舞伎における カーテンコールについて きっぱりと
否定しておられる。
”海外公演とか、様々な稀な場合を除き 『カーテンコール』 と云うものは存
在しない。 その代わりに 『口上』 や 『引っぱりの見得』 『幕外の六方』
といった 演出方法があるのではないか。 そういうところにこそ 歌舞伎
の美学があるのではないか”
そう云えば カーテンコールの時 舞台上に 色が足りない気がしました。
松緑さんが(緑色の衣装) いらっしゃらなかったからでしょうか。
そうそう 松緑さんは 百足退治の後、 花道を六方を踏んで引っ込まれました。
私はと云うと 若手中心の新作ものだし 千秋楽だし(この時点で23日のカー
テンコールは知りませんでした) 絶対にカーテンコールはあると思っていました。
観客の誰もが 着席したまま 拍手を続けていました。
物語前半で 出番のなくなった 七之助さんも いらっしゃったのですが。
裏方に対する 細かな心遣い等、 松緑さんのブログは
真摯で読み応えがあります。
昼の部の 新薄雪物語 での老けは 秀逸でしたが 公演が終わったから
書ける 壮絶ともいえる役作りがあったのです。
見ごたえのある 9月花形歌舞伎でした。
風呼 でした