ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
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歌舞伎のカーテンコールについて  松緑さん

2013-09-27 14:39:36 | 観劇

 

25日の 歌舞伎座 ”陰陽師” の カーテンコールに出会い ラッキー のよ

うな ありかー のような気持ちでパソコンをいじっていたら 上記の 松緑さん

の公式ブログに出会いました。

 

9月12日のブログに 歌舞伎における カーテンコールについて きっぱりと

否定しておられる。

 

 ”海外公演とか、様々な稀な場合を除き 『カーテンコール』 と云うものは存

  在しない。 その代わりに 『口上』 や 『引っぱりの見得』 『幕外の六方』

  といった 演出方法があるのではないか。  そういうところにこそ 歌舞伎

  の美学があるのではないか”

 

そう云えば カーテンコールの時 舞台上に 色が足りない気がしました。

松緑さんが(緑色の衣装) いらっしゃらなかったからでしょうか。

 

そうそう 松緑さんは 百足退治の後、 花道を六方を踏んで引っ込まれました。

 

私はと云うと 若手中心の新作ものだし 千秋楽だし(この時点で23日のカー

テンコールは知りませんでした) 絶対にカーテンコールはあると思っていました。

 

観客の誰もが 着席したまま 拍手を続けていました。

 

物語前半で 出番のなくなった 七之助さんも いらっしゃったのですが。

 

裏方に対する 細かな心遣い等、 松緑さんのブログは 

真摯で読み応えがあります。   

 

昼の部の 新薄雪物語 での老けは 秀逸でしたが 公演が終わったから

書ける 壮絶ともいえる役作りがあったのです。  

 

見ごたえのある 9月花形歌舞伎でした。

 

 

       風呼   でした                

 

 

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蠱毒(こどく)  『陰陽師』 より

2013-09-26 17:43:08 | 観劇

 

”蠱毒” とは 虫や蛇、 蛙、 蜘蛛などを捕えて 大きな壺に

閉じ込め 最後に生き残った物を 式神として使い 人を呪詛

する方法だそうです。

 

写真は 左が 20年経って甦った 平将門(海老蔵) と その娘

滝夜叉姫の 菊之助。

 

 

    蠱毒 (こどく)

 

私は 帝だった

 

京によって殺された

我が子の肉を食らい

鬼となって 

関八州を 治めたが

 

盟友 藤原秀郷に

射抜かれて死に

五体をばらばらにされ

 

興世王(おきよおう)に集められ

20年後に こうして甦った

 

愛しい娘 滝夜叉よ

 

だが私はもはや ひとではない

 

蠱毒(こどく) の法によって

興世王の式神と成り果てた

 

滝夜叉よ

父はもう ひとには戻れない

 

興世王を道連れに

黄泉の国に 還らん

 

 

 

新作歌舞伎 『陰陽師』 は 場面展開が多く 過去と現在が目まぐるしく

交叉します。  20年前ー とか 3年前ー とか 文字が舞台に映し出

されたり。   もう少し整理されると もっと面白くなると思います。

 

染五郎は 佇まいが透けて見えるようで 不思議な力を持つ 晴明は

もう彼しかいないでしょう と思われる はまり役です。  ガス抜きも

上手い。

 

やんごとなき出自が悩みの 源博雅の 勘九郎も 純真さがぴったり。  

笛が自分で吹けるようになると 完璧! かな?

 

将門の 海老蔵も 彼しか出来ないと思うのですが 時々舞台上で

存在が off になる事があるのが 残念です。  見栄えはいいし。

主役でしか 輝けないキャラだから?。

 

花道のすっぽんから ぬっと出て来たり すっぽんの階段を降りて行ったり

亀蔵さんは 別格の面白さでした。

 

菊之助と 愛之助が これは歌舞伎なんだわ と思い出させて呉れます。

 

時々 現代劇のようになりますが 染五郎には全く 違和感がありません。 

多くの他流試合がしっかり身についているという感。  あっぱれです。

 

       風呼   でした                

 

 

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陰陽師 楽日   於・歌舞伎座

2013-09-25 23:21:11 | 観劇

 

23日に カーテンコールがあったそうですが 今日25日もありました。

歌舞伎でカーテンコールを見たのは 『十二夜』 についで二度目です。

 

写真は 白狐の五芒星に閉じ込められた 右 平将門(海老蔵)と 

左 興世王(おきよおう 実は藤原純友 愛之助)

 

時は平安中期 関東で謀反を起こし殺された 平将門を 20年懸りで

蘇生させ 天下を取らんと企む 興世王と それを阻まんとする 安倍晴明

(染五郎) のお話です。

 

謀反を起こす前の 将門の親友、 藤原秀郷に 松緑、  将門の娘、

滝夜叉姫に 菊之助、 滝夜叉姫の母の桔梗の前に 七之助。

 

     

晴明のお神酒徳利の片割れ 源博雅に 勘九郎という ナイスキャスティング。

 

ストーリーにはあまり関係ないのですが 狂言回し的に 蝶を従えての登場の

亀蔵(片岡)の蘆屋道満が 傑作。  ドーマン・セーマン(道満・晴明) という護符

が流布していたという 実在した陰陽師。

             

もうちょっとひょうきんかな? 亀蔵さんは声が素晴らしい。

 

 

             

初めて花道脇の席が取れました。  こんな感じです。

役者さんが通る度に(何故かみんな走っていた。菊之助さんも そ そ そ と) 

風を感じます。

 

海老蔵さんの衣を翻す風は 上等のお香の薫りがしました。

 

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どんどん綺麗になっていく出演者  『あまちゃん』

2013-09-25 13:15:47 | 日記

 

小泉今日子さん 1966年2月生まれ、 薬師丸ひろ子さん 1964年6月

生まれ。  お二人とも アラフォーならぬ アラフィフティ。

 

私はきょんきょんのファンで (舞台も何本か見ている) このドラマを見始め

たのですが すぐに 薬師丸ひろ子さんも好きになりました。 始めは普通の

小母さんのように 少し顔の筋肉も緩んでくすんでいらしたのですが どんどん

肉が締まって綺麗になっていかれる。  

 

親しみ易いのに 存在感が凄い。

 

包み込むような演技も 懐が深い。

 

きょんきょんは 顎の線の緩みが消えていくも 若返る薬師丸ひろ子さんを

意識してか 化粧が濃くなった?

 

尾身としのりさん(1965年12月生れ)も 杉本哲太さん[1965年7月生れ)

も どんどん若くなっていかれるように 思います。

 

一見自然体に見える 主役の能年玲奈さんですが 回りをそんな風にさせる

力がおありなのかも。

 

朝ドラは 『カーネーション』 以来の 入れ込みでした。

 

毎日 こんなに知名度の高い役者さんをわんさか出演させられるのはNHK

ならでは? それと共に  脚本の宮藤官九郎さんのお蔭?

 

宮藤官九郎さんは 1970年7月生まれ、 上記の俳優さんたちの全盛期を

憧れて見ていた世代なんですね。 

 

ドラマは 今週で終わってしまいます。  

淋しくなりますね。  秋も深まるし。

 

 

       風呼   でした                

 

 

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大江戸線 西新宿駅から東新宿駅まで

2013-09-24 23:05:28 | 日記

      

 

東新宿のスポーツクラブ ティップネスに行こうと ネットで検索したら

大江戸線だという。   新宿駅の京王線改札で 東新宿に行く大江戸線

の乗り方を聞いたら 西新宿駅からが乗り換えがないと言われ そこから

走った走った。

 

池袋のように 駅西側に東武百貨店、 駅東側に西武百貨店があるという

場合があるので 東新宿は 西新宿の西にあるのかも知れないと思っていたら、 

電車はちゃんと東に走って行きました。  ???

 

これって 新宿駅から歩いて行った方が 効率が良かったんじゃない?

 

取り敢えず一回目は何でも セオリー通りがモットーなので ジムの案内図

通り 東新宿駅を目指したのですが こんな間抜けな事になりました。

 

お粗末!!

 

大江戸線って ホームは深いし 結局便利なんだろうか?

 

 

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9月22日 2つの祭り

2013-09-22 23:53:53 | 日記

 

西新宿で お神輿に出会いました。

小田急ハルクと百貨店を結ぶ 信号前です。

今日は十二社の 熊野神社の例大祭だそうです。

 

     

 

街頭演説車がよく停まっている道路傍の 歩道上に 急ごしらえの

詰所のようなもの。

 

 

町田天満宮も 今日は例大祭です。

     

 

例祭は その神社が祭っている人の誕生日が多いそうですが 

(明治神宮は 明治天皇の誕生日の11月3日)  菅原道真の誕生日は 

8月です。 どうして私が今日出会った 2つの例祭は 22日なのでしょうか。

 

今日が秋分の日だからでしょうか。

 

祭りの小太鼓の音は 一気に心をアナログ世界に 引き戻してくれます。

テケ テンテンテン ・・・・・

 

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蝶の道

2013-09-22 12:37:08 | 詩作

       

東西に長い

我が家の庭は

蝶の通り道

 

門脇の花壇にはびこる

セージの花蜜がお目当てで

 

時に 他の花にも

寄り道

 

      

 

時に 鳥と見まがう

こんなに 大きい蝶も

 

いつも 西からやって来て

東へと翔んで行く

 

誰が訪ねて来て

呉れたのかしら? と 思う

 

時に そっと近づいても

逃げない蝶

 

逝く夏を 惜しむ頃

 

 

 

夏を惜しむなんて  やっと涼しくなったから 言えるんだけど。

 

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月と彼岸花

2013-09-21 00:34:46 | 詩作

          

 

燃える花に

恋した月は

 

一番美しい自分を

見せたいと

 

精一杯 輝いて

仲秋の名月となる

 

けれど 全身毒の

炎の花は 

気負いを忘れる

夕陽が好き

 

月が どんなに

照らそうとも

 

 

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井川遥さん  NHK火曜ドラマ 『ガラスの家』

2013-09-18 22:25:17 | 日記

 

最近 雑誌の表紙を飾る井川遥さんが 綺麗だと思っていました。

 

結婚されて2児の母になられているそうです。

 

超セレブ婚だそう。

 

お子さんは お嬢さんと坊っちゃん、 女性の望むものをすべて手に

入れられた?  充実感が 溢れ出ています。

 

NHK火曜ドラマ 『ガラスの家』 で 主演中。

きれいだな。

 

義理の息子役の 永山絢人さんは 瑛太さんの弟さんだそうです。

この人の明るさも 好きです。  

 

長男役の斉藤工さんが 悩ましい。  同じく火曜ドラマ『いつか陽のあたる

場所で』 にも出ていらっしゃいました。  NHK好み?

 

藤本隆宏さん、 父親役にしては ちょっと若過ぎ? と思ったら1970年生まれ。

元オリンピック水泳日本代表から 劇団四季に入団されたそうです。

 

長男の恋人役で出演の 梅舟惟永(うめふねありえい 本名らしい)が 印象的。

早稲田の法科卒。   この人 来るかも。

 

脚本は 大石静さん、 今後、 どんな展開になるのか 期待して見ています。

 

 

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新薄雪物語 於・歌舞伎座 

2013-09-15 00:47:57 | 観劇

 

若手中心の 九月花形歌舞伎です。

 

相思相愛の 薄雪姫(中村梅枝)に 横恋慕した秋月大膳(海老蔵)の 

企みにより 窮地に立たされた左衛門(勘九郎)、 二人をかばいそれぞれ

切腹する 二人の父親(染五郎と松緑) の話です。

 

切腹後の 二人の父親と 左衛門の母(菊之助) が むりむりに大笑い

する場が 見せ所だそう。

夫にせかされ 一番初めに笑う 菊之助が 上手い。

 

二人の仲を取り持つ 七之助と 愛之助(恋仲の設定)が 絡みます。

 

松緑が 薄雪姫の父、白髪交じりの老けを 染五郎が 左衛門の

父親役を演じます。

 

松緑は ここのところ 役つくりに 著しい進歩が見られます。

少し高め 一本調子の声が 耳障りな事がありましたが 低く抑えられ

渋みさえ出てきた。

 

海老蔵は 相変わらず 出はいいのですが 役に入りきらない。

今回は 松緑と同じく 声を低く落しているが 口跡が不明。

 

色奴と云うんだそうです。 愛之助に存在感(当然か)、 菊之助は 

両肩に 年増の余裕が感じられました。

 

勘九郎は 右横を向いた顔が 故・勘三郎にそっくりで ちょっとジンときました。

ひとを幸せにする 育ちのいい人特有の 明るさがあります。 

 

初見なので イアホーンガイドを借りましたが それでも少々眠い場面がありました。

 

 

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ブナの木は・・・   於・白神山地

2013-09-12 23:58:51 | 日記詩

        

これは 樹齢400年を越える 白神山地一の 長寿ブナの木です。

マザーツリー と 呼ばれています。

 

 

   ブナの木は・・・

 

どの木よりも

断然、 水分が多い ブナの木は

 

動物に 一番近い植物

 

##

こおーんなだったり

 

猿?

人の顔?

 

こおーんなだったり

 

          えっ?

 

 

   や  も

 

ブナの木なんですよ。

 

落ち葉が厚いスポンジ

森のあちこちに湧き水を湛え

 

”緑のダム” と呼ばれる

ブナの木は

 

 

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千畳敷の海  深浦・青森県

2013-09-11 22:10:52 | 日記詩

 

ネズミだろうか

イカだろうか

 

動物の形をした

雲が

大急ぎで

南に帰って行きます

 

深浦の海は

毎日

雲の形が違う

 

夕陽の色が

違うそうです

 

 

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青池  白神山地

2013-09-10 16:18:17 | 日記詩

 

白神山地は 日本の世界自然遺産 第一号だそうです。

今年で20周年を 迎えました。

 

写真は 十二湖の内の 青池。

ここの池は 全体に青いのですが この青池だけは 陽が当たると

その部分だけ こんなインク壺を透かしたような 色になります。

 

殆どの人が この色を見ないままに 全体の暗めの青の色に納得して

通り過ぎて行きます。

 

山の天気なので 少し待っていれば 陽が射す瞬間があるのですが。

私は 幸運にも 青池に着いた時に この色を見たので 次の晴れ間

を待って シャッターを切りました。

 

2,3日前の 強い雨と強風で散ったブナの葉が 金箔のように浮かんで

狩野派の 屏風絵を思わせます。

 

 

 

    魔女見習い

 

誰もいなくなったら

太陽のある方を見て

雲よ 晴れて!

と 祈るのよ

 

邪気のある人には

出来ないの

 

貴女たちなら

きっと出来る

 

魔女予備軍に出会った

本物の魔女

 

これから帰路の空港に

向かうという時

二人にまた遭遇

 

もういちど会えると思ってた

 

彼女たちは

二人だけの時に

いっとき 空が晴れて

この色を見たと

歓声を上げた

 

立派な

魔女になってね

 

 

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柩の中のひと

2013-09-07 00:47:19 | 詩作

 

 

「私の身体の調子が

 良くなったらね」

 

会おう と言った 

10年前

 

「私の人生は

 何だったのかしら」

 

電話口で泣いていた

5年前

 

もう 電話にも出てくれなくなった

3年前

 

お別れの日

柩の中のひとは

白髪交じりの

私の知らない 小母さんで

 

私の馴染んだ 少女の

面影はどこにもなく

 

だから きっと

みっちゃんは死んでなんか

いないんだ と

 

これからも

ずっと 会えないだけなんだ と

 

 

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優しい夫    シジュフォスの輩

2013-09-03 13:28:21 | 詩作

 

 

何処かへ行きたい

 

と 言えば

 

いつの間にか

予定が出来ている

 

「貴女の

 行きたいところは?」

 

と 聞かれても。

 

夫と行動を共にする時

妻が意志を持つと

必ず喧嘩になるので

 

仲睦まじい夫婦でいるには

妻は 夫の言うままにする

 

費用は全額 夫持ちだし

夫を置いて 一人で行くのは 

もっと面倒だし

 

連れて行って貰えるだけ幸せ と

 

きっと これからも

ずっとそう

 

収入のない

もう 若くはない 妻は。

 

 

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