ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
カテゴリーのピカソを クリックして下さると 嬉しいです。

”シベリア” と云う名の 菓子

2015-09-30 07:38:34 | グルメ

 

町田東急一階の レ・シ・ピ に時々出店される 千葉の 「ルフラン」 の商品です。

 

カステラの間に 水羊羹に近い羊羹が生クリームと共に 絶妙なバランスで 挟まっています。

 

はて これは 和菓子なのか 洋菓子なのか。

 

「ルフラン」 は ロールケーキが有名らしいので 洋菓子なんでしょうか。

 

小さいころ 何度か食べました。

和菓子屋さんにあった気がします。

洋菓子屋さんが 殆どなかった時代。

 

昭和30年代の味がします。

 

 

どうして この菓子が ”シベリア” というのか ずっと疑問に思っていました。

 

ある日 お目覚(おめざ)で食べて思いました。

中の羊羹が ひんやり冷たい。

 

これはきっと シベリアの凍土をイメージしているのだろう。

 

母の友達のご主人は シベリアに抑留され 筆舌しがたい辛酸を嘗められたそうです。

生きて帰ってこられただけ 強運、 そんな話を思い出しました。

 

 

      by   風呼            

 

  

                 ブログランキング・にほんブログ村へ

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金太郎くんの 「山神」  ”紅葉狩り”  於・歌舞伎座

2015-09-27 01:24:49 | 観劇

 

 若 高麗屋 !! と 掛け声が掛かりました。

 

鬼女(父、染五郎)にかどわかされ 眠る平維茂(松緑)と従者を 何とか起こそうとする 染五郎長男 松本金太郎くんの 堂々の ”紅葉狩り” の 山神です。

 

この日は金太郎ちゃんを観に来ました。 もう 大満足です。

 

 

秀山祭 9月昼の部の 出し物は 梅玉さんが 清水の舞台から飛び降り 傘をさしてふわふわ空中遊泳をする ”双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)” と ”競伊勢物語(だてくらべいせものがたり)” です。

 

”競伊勢物語”の主人公(吉右衛門) 紀有常(きのありつね) の生誕1200年。

この演目は 歌舞伎座では 56年ぶりの上演だそうです。

 

文徳天皇亡き後、兄惟喬(これたか)親王に追われる 弟惟仁(これひと)親王側の 在原業平と その恋仲の井筒姫(井筒姫は 兄惟喬親王に懸想されていた) 二人の身替りに 首をはねられる男女の物語。

それぞれを 染五郎と菊之助が 二役です。

主のために 従が身替りに首をはねられる 私の一番嫌いなパターンの物語。

在原業平と井筒姫が 高貴で美しいので まあ良しとします。

 

首をはねられる前の 身替りの信夫(しのぶ)と 砧を打つその養母。

       

          業平と井筒姫。

 

 

歌舞伎座での私のお供は 何時も地雷屋の 天むす弁当です。

    

花小箱(713円) もしくは 右上つくねの代わりに焼き魚の 月小箱。

満腹だと 眠くなるので これでちょうどいい。

 

             9月24日観

 

 

風呼でした。             

 

  

             ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

格好いい女性に会いました

2015-09-22 23:46:48 | 日記詩

 

スパイラルと云うんだそうです

 

ジムのロッカーで

こんな髪の女性に会いました

 

とてもよく似合っていて

思わず

 

「その髪型

なんていうんですか?」

 

と 聞いてしまいました

 

近所の美容院で 多分 こんな髪は私ひとり

嫌がられながら

注文つけまくりで やってもらうそう

 

ドライヤーなし 自然乾燥がベスト

って 横着な 私向きかも

 

「おねえさんだって

カッコいいじゃん」

 

お姐さん の字かな

 

”かっこ良くなきゃ

生きてる意味なし”   チャンチャン!!

 

 

帰りの電車で

座席で目を閉じていると

 

若い女性の

美しい日本語が聞こえた

 

ふっと 声の方を見やると

 

母親と兄に付き添われた

車椅子の20代半ばと思われる女性がいて

 

「はいそうです。

そうしています」 等々

 

知り合ったばかりらしい初老の女性に

フランス文学を学ぶ自分について話されていた

 

「それで あなたのお名前は

なんておっしゃるの」 

 

「育美です」

 

美しく育つ

両親の思いがなんていっぱい

 

私はまた目を閉じて

美しい話振りに 聞き惚れた

 

次の次の駅で 

電車を下りていく3人に

 

「育美さん 今日は あなたにお会いできてよかった。

ありがとう。 涙が出るほどよ」 と 老婦人

 

育美さん 

私も涙が出そうでした

 

 

 

       by  風呼              

 

 

                 ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

”鬼と呼ばれた男” NHKドラマ

2015-09-20 13:30:21 | 日記

 

予告編を見た時から 只ならぬ気配を感じていました。

吉田鋼太郎の 松永安左ヱ門の 演技を超えた鬼気迫る存在。

 

凄かったです。

期待していたよりずっと。

一時間しかなかったのか と 思いました。

 

こんなに濃い一時間は 久し振りです。

 

ドラマ 「半沢直樹」 の時にも思いましたが こちらはCMがあったし。

 

東条英機(大竹まこと) 吉田茂(伊東四朗) 近衛文麿(利重剛) 等 私でも知っている歴史上の人物が 誰が演じているの? と思うほど その人で。

 

松永安左ヱ門を 素晴らしくサポートする妻の一子を演じた伊藤蘭さん、 こんないい味の女優さんっていたっけ と 暫く誰だか分からず びっくりしました。 

その墓に 安左ヱ門によって 『貞淑慈愛』 と 揮毫されたそうです。 (安左ヱ門は 1971年 95才まで生きられました)

 

     

        二人が暮らした小田原の家という 設定

 

 

脚本は 映画「復讐するは我にあり」 「楢山節考」 の 池端俊策さんです。

 

今のところ再放送の予定はないそうですが 暫くはオンデマンドで見られます。 

                   9月19日(土曜) 放送済

 

 

       by  風呼              

 

 

                 ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本音と建前 と 触れられない事

2015-09-19 08:23:27 | エッセー詩

 

例えば

新聞と 週刊誌と TVの 報道

 

新聞では

書けない事があり

 

TVの映像で

ああそうだったのか と納得したり

 

週刊誌の きわもの的扱いが

真相に一番近かったり

 

 

建前を楯にして

のらりくらりと

大人対応をすればいいのに

 

子供のように

本音で突き進む

かの国の宰相には

 

父親としての

視点が欠けている

 

 

 

          by  風呼                

 

 

                      ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の宵 小雨

2015-09-16 22:29:49 | 詩作

 

 

地面が かすかに濡れて

 

外灯の明りが 

長く伸びて映る

 

”夏” と云う 

醒めたばかりの

夢 よりはかない 記憶

 

朧のまま

遠ざかっていく

 

金木犀の薫りのミストを浴びて

 

秋に 目覚め

 

 

        by   風呼                

 

 

                    ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

傘忘れの 雨

2015-09-13 16:36:59 | エッセー詩

 

雨 あめ 雨

 

台風による 雨は

たちまちにして 道路を冠水させる

 

歌舞伎の舞台にかかる 定式幕の

太いたて縦のように

 降ったり止んだりが くっきりとして

 

豪雨のさなかの外出は

家じゅうで一番大きな傘をさして

滅多に出さない 長靴を履きますが

 

すぐに

中まで びしょびしょになり

 

解ってはいるのですが

普通の靴というわけにはいかないし

 

 

嘘のように 雨が上がったり

屋根のある場所にたどりつくと

 

靴をひっくり返して 水を出し

靴下を絞ったり しているうちに

 

すっかり 傘の存在を忘れてしまい

置き忘れてしまいそうになります

 

こんなに 大きな傘なのに

 

 

そんな 雨の日が

続いています

 

 

         by   風呼                       

 

 

                   ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

永遠のスクリーンミュージック  於・中野サンプラザ 9/4

2015-09-05 23:36:51 | 観劇

 

今年で19回目だそうです。

 

シャンソン、 ラテン、 ジャズ 等 色々なジャンルの歌手が 映画音楽を歌う企画。

 

映画華やかなりし頃の 聴衆それぞれの思い出が かぶさります。

 

 

出演は 80才におなりです ペギー葉山さん。 全く変わらないイメージに驚かされます。

 

同じく80才 菅原洋一さん 小柄で少しお痩せになった?  声量は大分落ちられたかも。

 

私はこの人の歌う 「スワニー」 が好きで 小さいころからよく真似ていました。 77才になられました 雪村いづみさん。 スタイル抜群、 ピンヒールを履いていらっしゃったような。  声量は衰えず。

 

圧巻は ラテン歌手の 前田はるみさん。  お幾つくらいでしょうか 舞台下手から登場も そでから 殆ど動かれないのに 力強い歌唱力で 岩のような感動です。

 

英語の発音がきれいな 俳優の寺泉憲さん 68才!  ソフトで清潔な美しさで フランク・シナトラ路線がぴったりです。

 

コメディアンだとばかり思っていました。 団しん也さんは 以外にも 古賀政男門下生で ジャズバンドの司会もされているそう。 ビッグバンドを背に 堂々の 「ナイト・アンド・デイ」    トークも面白く まさに和製 サミー・デイビス・ジュニア です。 71才。

 

宝塚出身 寿ひづるさんの さすがの 「魅惑の宵」  (三津五郎の元奥さん) 太い声が印象的です。

 

マリーンさんの 会場を一体化させた 「ルート66」  マリーンさんは 30代にしか見えません。  足が長く抜群のスタイル、 動きも軽やかで 本当に55才?

 

一時代を 騒がせた 田嶋陽子さんもご出演です。 ご本人は 本当は真面目な方だと思います。 ナチスから逃れる ロミーシュナイダー主演の映画から 「サン・スーシーの女」 真摯な歌声が 会場を魅了しました。  なんと 74才!  若い!

 

舞台は 二部に分かれていました。 一部の前半分は 知らない人ばかりでした。 が、 トリは 我が師 大橋美加です。  映画は評を書かれるほど。 お喋りも この日司会だった 井正憲さんを一歩引き下がらせました。  別世界の まさにジャズシンガーです。

 

 

SKD出身の 5人による ダンスも美しく

ご機嫌な夜でした。

 

来年は20回で 気合が入るそうです。

来年も 楽しみです。

 

      

      by  風呼             

 

   

               ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする