ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
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コロナ禍に ショパン 

2021-12-31 12:05:49 | 日記

今年は コロナで自由に外出できなかったが ジャズ友の千賀子ちゃんと 同じ本を読み、感想を語り合ってそれはそれで充実していました。

千賀子ちゃんが あんなに美しい曲を作ったショパンを支えた ジョルジュ・サンドに興味を抱き その生い立ちから調べるのに付き合っているうちに 私もショパンが聴きたくなりました。

娘が大学生の頃、試験の早朝に よくショパンをかけながら勉強をしていたのを思い出しました。 私は特に 幻想即興曲が好きでした。

そうこうするうちに ショパンコンクールで 日本人が2位と4位に入賞という快挙です。

今日、大晦日のEテレで その2位の反田恭平さんが演奏されるそう。

その前の番組では 第九が演奏され 大好きな三原剛さんがソリストで出演されます。

去年までは 紅白は録画して後で見るほどでしたが ここ一年、ショパンに限らず クラッシックをよく聞きました。

とうとう脱紅白です。


さあて 来年は 私も少しは変化するでしょうか。


   今年も つたないブログを読んでいただき 
     有難うございました。



       by   風呼
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変わらないという 進化  パナソニック電気あんか

2021-12-19 22:40:03 | 日記

右のあんかは 電気カーペットを買ったからと 姉から貰ったもの。

10年以上前だと思うので 姉が購入してから2~30年はたっている。

放っておいたのだが 寄る年波には勝てず去年使ってみて 重宝したので 今年も使うことにした。

が このあんかも 寄る年波には勝てなかったようで 壊れてしまった。

他のメーカーのものでも良かったのだが 使い勝手がいいので 同じ物を買った。 (左)

連れ合い曰く 企業努力が足りない、何の進化もない。

私は  あんかを使う人はほぼ年寄りだから 同じ方がいい、変えないという 選択だって 素晴らしいと思う。


    



      by   風呼
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" 夜たちの手帖 ”  マリイ・ロオランサン 著

2021-12-10 15:43:49 | 

石村幹子(1900~1986)さん訳の散文集です。
わずか58ぺージの こんなに小さな函入り。


    
普通本100部のうち 第42番とあります。
1960年12月25日発行。 定価300円。


内扉には何故か 三井ふたばこさんからの贈呈の署名が。

      

三井ふたばこさんは 詩人で仏文学者の 西條八十さんの長女、 詩人として有名。  石邨幹子さんとお知り合いだったのでしょうか。


ロオランサンの詩は 短く、一枚の小さな絵画のよう。 
訳者によって 読み手の心の入り方が違うと気づき  ”夜の手帖” (大島辰雄訳)の方が有名なのですが、石井幹子さんの訳で読んでみたいと思いました。
私には 石井さんの訳の方がしっくりきます。


一枚だけ挿入された 絵。
彼女独得の色彩がないのに 創作欲を掻き立てられます。

     


珠玉の本を手に入れました。

それにしても 石邨幹子さんって どんな方だったのでしょう。


     by  風呼






    
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マリー・ローランサン   フロラ・グルー著

2021-12-05 18:00:45 | 

マリー・ローランサンは 1883年10月30日に メラニー・ローランサンの私生児としてパリで生まれました。 父親は家庭のある代議士で、その死までローランサンの元を訪ねていたそうです。

ノルマンディー出身のメラニーが何故パリで未婚の母になったのかいきさつは分かりませんが 修道女を目指していたという彼女は マリーを静かに育てた様です。

著者の フロラ・グルーは マリーの生涯の友であった 二コラ・グルーの娘です。

著者の生まれる前からグルー家と交流のあった マリーとは 絵のモデルになったり家族同然の付き合いでした。

全編に著者のローランサンに対する愛と憧憬が満ち溢れています。

優しい筆致は 読むものの心を温かくします。

    


私が ローランサンに関心を持ったのは 彼女自身の著作『夜の手帖』に収められた ” 鎮痛剤 ” という詩を読んでからでした。


    鎮痛剤

 わびしいというより悲しい
  悲しいというより
    ふしあわせ
 ふしあわせというより
  苦しい
 苦しいというより
  見すてられて
 見すてられたというより
  ひとりぼっち
 ひとりぼっちというより
  追放されて
 追放されたというより
  死んでいる
 死んでいるよりも
  忘れられた女(ひと)。
 
       石邨幹子訳



唯一無二の作風は その詩心にあった。

1989年の全国学校図書館の選定図書です。


     by   風呼


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