ピカソ・マニマニア

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雨の都知事選

2024-06-29 02:23:53 | エッセー詩

町田駅前を通りかかると
若々しく真っすぐ立った声が
聞こえてきた

都知事立候補者の
街頭演説らしい

歩道橋から
見下ろすと

大勢の聴衆を惹き付ける言葉を
投げかける候補者がいた

傘もささず
雨に濡れながら

がなり立てるのでなく
誰かを批判するだけでもなく

誰もが立ち止まり
耳を傾ける

   

駅前の候補者ポスターはこんなだし

   

選挙公報誌はこんなだし

二十人の同じ党の立候補者に
候補者本人よりも大きく
党の代表と思しき人の 名前と写真が載っていて

何がどうなっているやら

56人も立候補しているッていうのに
投票したくなる人が見つからない


演説の後
若者の大きな歓声と拍手が鳴り響いた

はて
かの人は
信頼に値うるか


ちなみに立候補者は供託金300万円を支払うが
得票率が10%未満だと没収されるそう。



     by  風呼
 





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六月歌舞伎座夜の部

2024-06-18 00:28:48 | 観劇

先週昼の部に続き 夜の部です。

まずは若手による「南総里見八犬伝」
八人が出会う場面を だんまり(暗闇を手探りで動く)で  歌昇・種之介・児太郎・染五郎・左近・橋之助・米吉・巳之助 が初々しく演じます。
私は結構 だんまり好きです。



    

次は「山姥(やまんば)
山姥に時蔵改め萬壽さん。
坂田の金時に新梅枝くん。 立派に長丁場を演じ切られました。

菊五郎さんの口上で 襲名披露のご挨拶。





       
最後は獅童さんの「魚屋宗五郎」
女房おはまの七之助さんと息の合った夫婦ぶりです。
最近 若中堅どころの成長が目覚ましい。

獅童さんの子息二人が 陽喜(はるき)夏幹(なつき)で初舞台。
前日に獅童さん一家が出演のTV番組を見ていたのではらはらドキドキものでしたが立派に務められましたよ。
それにしても夏幹くんの小ささにびっくり。ややや・・・ あんなに小さいのに走ってる!!



夜の部もなかなか楽しい 襲名披露公演でした。



    6月15日  観

          by  風呼
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六月歌舞伎座 午前の部

2024-06-13 00:49:36 | 観劇

六月の歌舞伎座は 中村萬壽・時蔵・梅枝 三代の襲名公演です。

午前の部、まずは 『上州土産百両首』
幼馴染の正太郎(獅童)と牙次郎(菊之助)が偶然再会します。
再会を喜んだのはいいが 互いに財布を盗んでしまう。
反省した二人は 10年後に堅気になってここで又会おうと約束します。

ちょっとトロイ役の菊之助さん。 先月の「先代萩」の立派な政岡と同人物とは思えない。 小さくてドジな牙次郎そのものです。 こんな風にも演じられるのですね。

原作はオー・ヘンリーだそうです。  いいお話でした。


二幕目は舞踊で 『義経千本桜』より。
又五郎の義経、白拍子の孝太郎に 種之介・染五郎・左近・児太郎・米吉
 が若々しく爽やか。



    

午前の部最後は 六代目中村時蔵襲名披露狂言の『妹背山女庭訓より 三笠山御殿』です。 時蔵襲名は代々このお三輪さんだそうです。
お三輪さんが手にしているのは おだまき という糸巻です。

お三輪をいたぶる八人の官女に 隼人・種之介・萬太郎・歌昇・獅童‣錦之助・又五郎・歌六 と 襲名披露ならではのそうそうたる顔ぶれ。
みなさん楽しそうでした。

梅枝さんを連れて通りかかった 珍しいおばさん姿の仁左衛門さんが 二人の襲名披露の口上を述べられました。


    



夜の部も楽しみな
      風呼 です   6月8日観
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月城かなと さん   東京宝塚劇場

2024-06-12 00:02:10 | 観劇

この公演をもって 宝塚を退団される 月城かなとさんを見に行きました。

『ETERNAL VOICE 消え残る想い』

時は19世紀末、ヴィクトリア女王の時代の イギリス。

スコットランドのメリー女王が身に着けていたというネックレスを巡って 交霊会があったり キリスト教のプロテスタントとカトリックの対立があったり。


私は 華麗なるギャッツビーという物語が大好きで それをやるというので久々に宝塚に行き すっかり 後ろ姿で哀愁を感じさせる月城さんのファンになった次第。

日向薫さん以来かな。

正統派の宝塚の二枚目だと思います。

この公演で 相手役の海乃美月さんともども引退されます。

『応天の門』と合わせ三作しか見ていないので少し残念です。


   

コロナ禍を乗り越え 110年だそうです。
ロケットは何時みても可愛らしくて好きです。


   
   
      花 月 雪 星 宙




    6月10日 観
           by  風呼


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