ピカソ・マニマニア

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白神山地  BS TBS 1月9日放送

2022-01-26 15:22:29 | TV
三年前に訪れて もう一度行ってみたいと思っていた 白神山地を 歌舞伎役者の尾上菊之助さんが訪れた番組です。

日本初の 世界遺産。道路等に分断されない 170平方キロメールに及ぶ ブナの原生林です。

ブナの木は一本で年間8トンもの水をたたえ、森のダムと呼ばれています。
幹に耳を当てると シャーシャーと幹の中を流れる水の音がします。

山地には12の湖があり インクブルーの水をたたえるものもいくつか。
有名なのは 青い池 と呼ばれるもので 陽が射すとコバルトブルーになります。

    

陽が射さないと コバルトブルーにはならないので 気づかずに通り過ぎる人の方が多い。  私はしっかり見ましたよ。


山地の中央は(冒頭の写真の濃い緑のところ) 案内人と許可が必要な 核心地域で 今回はその中央部も撮影されました。

ブナの平均樹齢は 200年で 300年を超えるものは マザーツリーと呼ばれあがめられます。

      

これは樹齢100年だそう。


登山道入り口から 8時間かけた山頂も行かれました。

   


ブナは炭として伐採され、その切り口がカルス(癒傷組織)として瘤状に盛り上がるので 奇形として知られています。

私には 鹿とか カエルとか 鳥とかに見えるものがあり、切り口が最初に見た物に擬態したのではないかと 思っています。

      

エッ、お家に帰りたい ETも?   見たの?



       by   風呼
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カンタベリ物語  ジェフリー・チョーサー著

2022-01-23 19:09:58 | 
復活祭の頃、ロンドンからカンタベリの巡礼に向かう 同宿の30人がかわるがわる逸話を話す設定です。

イギリスの冬は長く、木の芽時のこのころは巡礼の名においての 物見遊山の旅だった。

    

14世紀末の話なので 物語は口承されたものを聞くという形でした。
チョーサ―も聴衆の反応を見ながら物語っていたそうです。

30人の面々は 聖職者が一番多く10人ほど。 騎士が3人、商人・大工・医師・コック・バースから来たおかみさん 等々。

   

話の内容はというと バーレスク と呼ばれる滑稽話が殆どです。

バーレスク とは パロディとか カリカチュアとか 食い違いから笑いを醸し出すもの。
ファブリオと呼ばれる滑稽詩の形をとられたりものもあるそうです。

額を出してはいけない修道女の 見事に広いおでこを賞賛したり、一人の娘を巡って決闘、勝った男がその後すぐ落馬して死んだ とか。

粉屋もただの教会との連絡員も みんな金をだまし取っているとか 騎士も僧も間男しているとか。


チョーサーは 10人が10日にわたって一人ずつ物語る デカメロン にならったそうです。


14世紀が身近に感じられます。
大学の面白い講義を聞いているような 斎藤勇(1929年生) という方の著。

同志社大学教授だったそう。

講義を聞いてみたかったと思います。



      by   風呼


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