ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
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壽 初春大歌舞伎 夜の部   於・歌舞伎座

2024-01-30 18:26:51 | 観劇

夜の部は 四部です。

まずは謡曲より舞踊で『鶴亀』
女帝に 福助さん、立ち上がって舞われました。愛らしい満面の笑みでした。
完全復活も真近?



続いては やはり縁起物の 『壽曽我対面』
歌舞伎に登場する人物型が出揃うのが 縁起物たる所以だそう。




      

三番目の演目は 高麗屋三代の 三人だけの出演の 『息子』です。
火の番の老爺に 白鷗さん、親を探す訳ありに 幸四郎、お尋ね者を追う捕吏に 染五郎。
幸四郎さんが巧い。
昼の部の狐狸狐狸話と同じ人とは思えない。役の人物にしか見えない。




   

夜の部最後は 右近さんの 『京鹿子娘道成寺』
姿(しな)のない 力強い白拍子です。
新しい形の花子、 肉食系とでも言いましょうか。




    1月26日観

           by  風呼
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” 荒川十太夫 ”   於・歌舞伎座

2024-01-21 15:51:19 | 観劇

2022年に初演、数々の賞を受賞した 原作講談の 再演です。

初演時、堀部安兵衛役は猿之助でしたが今回は中車さん、他は同じキャスト。

松平隠岐守の面前で 平伏したまま殆ど顔を上げない 十太夫の松緑さんの 体中から発せられる静かな緊張感。

隠岐守役は 坂東亀蔵さん。
この方の清潔感は 役にぴったりです。


   

昼の部最初は 若さ溢れる  五人三番叟
熟練の 英獅子(はなぶさしし)と 二つの舞踊。


   

最後は 幸四郎さんが達者な 狐狸狐狸(こりこり)ばなし。

染五郎さんのおばかさん振りも傑作です。


新春、どの演目も面白かった。

掛け声が一切なく ちょっと淋しかったかな。




  1月20日観

     by    風呼

   
  









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寒中見舞い

2024-01-13 17:26:39 | エッセー詩
       1月12日の 鵠沼海岸



   寒中見舞い

暮れに
不幸があり
賀状を欠礼した

会う機会のあった人には
口頭でその旨伝えたが

賀状を頂いた人に
寒中見舞いを書きながら
思った

はて
毎年元旦に来ている賀状が
何枚も抜けている

あちら方にも
同じような事情があったのだろうか

来年からは 双方
きっと賀状を控えて
ずっと会っていない仲は
終わるのだろう


70才を期に
賀状を止めるという人が
何人もいて
敢えて? と 訝しんだものだが

なあんだ
こうやって
自然に無くなる関係が
あるのなら

なりゆき任せで
いいのかも



    by   風呼 




   
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初春歌舞伎公演   於・新国立劇場

2024-01-11 01:44:01 | 観劇

今年の国立劇場公演は 初台の 新国立劇場です。

    

ちょっと小ぶりの中劇場ですが 多分何処からも見やすいと思います。

菊之助さんのご存じ『梶原平三誉石切』、梅枝さんの 安倍晴明誕生話 葛の葉『芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)と 新春勢揃い 美しい時蔵さんの 『勢獅子門出初台(初台は新国立劇場の所在地)』

石切の浄瑠璃が素晴らしい。 竹本葵太夫さんだそうです。
菊之助は何を演じても菊之助さんなのですが 今回の平三役は科白回しに 吉右衛門さんを感じることがあった。 岳父を本当に尊敬されていたのですね。

葛の葉の梅枝さんが 素晴らしい。

門出初台で 菊五郎さんの達者を確認。
弱冠10才の丑之助さんに 尋常でない大器の兆し。


それにしても 新国立劇場は 階段だらけ。
京王新線も分かりにくく 素敵な劇場なのに 行きにくい。


     1月6日観
           by 風呼
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