ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
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” 狩りの風よ吹け ”  スティーヴ・ハミルトン著

2020-03-31 16:35:40 | 

 

元警察官、元々マイナーリーグのキャッチャー 、バツイチの48才の私立探偵 アレックス・マクナイト のシリーズ第三弾です。

 

30年前 マイナーリグでバッテリーを組んだ 左腕のピッチャーが はるばるロスアンゼルスから訪ねてきた。

ネットで私立探偵と知り アレックスの住むミシガン州で人探しをして欲しいという。

 

前作前々作同様、私立探偵業はやりたくないと言いながら アレックスはこの元同僚に引きずられていく。

 

アレックス同様、私のような読者は 周り中に騙されていても気づかないで事件に巻き込まれます。

 

この手の物語にありがちな ひねくれすぎない会話、時々垣間見える主人公の少年の心が コロナウィルスで軟禁状態の私にちょうどいい。

 

このシリーズは まだあるのですが 翻訳されていません。

訳者の 越前敏弥さんも 後書きで次作の内容に触れられているのですが。

 

次の翻訳が待たれます。

 

 

       by   風呼       

 

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二ページめくりの 毎日  コロナウィルス狂騒譚 Ⅴ

2020-03-30 13:45:45 | エッセー詩

 

不要不急の外出を控え

一か月以上がたつ

 

週に2,3回のジム通いは

暫く休会

 

毎日行っていた

スーパーの買い出しも

一日おきに

 

読書に 惰眠

あら 結構疲れがたまっていた

 

人を追い越して

せこせこ歩いていたのにも気づく

 

大声で叫びたいような

誰かと長話をしたいような

 

きっと どれも後悔する

 

スーパーに行かない日には

その時間に

ヨガをすることにした

 

自分に対する ノルマは

二日で 一日分

 

駆け足でめくっていた毎日を

ゆっくり

二ページづつ めくっている

 

 

     by   風呼        

 

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話を取り返す  コロナウィルス狂騒譚 Ⅳ

2020-03-28 12:17:53 | エッセー詩

電話は 苦手だ

 

携帯電話を持たない時でも

固定電話の通話料金が

ひと月50円未満もざらだった

  受け取った電話は結構長話だったかも

  気を遣いすぎてこっちからは切れない と 言い訳

 

携帯を持つようになって

メールで通話状況にあるかの確認もなく

夜遅くでも こちらが電車に乗っていると伝えても

一方的に喋り続ける人がいると知り

ますます苦手になった

 

いまは何故か話し放題の設定になっている

無駄だと思っていたが

 

コロナウィルスのお陰で

1月以上の軟禁状態が続くと

さすがにちょっと人恋しい

 

習っている歌のレッスンについて

情報があり

同世代の生徒仲間から

いきなり連絡があり長電話になった

 

メールで いつも

通話できるかの確認のない人で用心していたが

いきなり私の疑問にドツボの話題だったので。

 

ついでの彼女の天敵の悪口も聴くことになった

 

あくまで 彼女の天敵を

私はとてもいい人だと思うと

通したつもりだが

いらない情報を与えてしまったかもしれない

 

ああ

話を取り戻したい !

 

今日はこれから

メールで予定の確認をしあってから

電話する友達に

うっかり引っ張られた自分の罪を

懺悔しよう

 

どうせお互い

暇なことだし

 

 

      by  風呼      

 

 

 

 

 

 

    

 

    

 

    

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幻の 『 日本南画院展 』  於・国立新美術館

2020-03-28 00:31:10 | 日記

 

コロナウィルスの影響で 延び延びになっていた国立新美術館での 第60回日本南画展の展示が とうとう中止になりました。

 

27日(金曜日)の午前中に 急遽会員のみ閲覧できることになったので 一か月振りに電車に乗り出かけてきました。

 

    

独り占めです。

 

    

 

             

 

 

今年は 60回記念ということで 15名の審査員の先生たちが 屏風絵を描かれました。

    

圧巻です。毎年開催を楽しみにしている方々に見ていただけないのが 残念です。

 

 

この後、下記の要綱で 大阪・京都を回ります。

      

 

機会がありましたら是非、足をお運び下さい。

 

 

 

      by    風呼       

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” ウルフムーンの夜 ”  スティーブ・ハミルトン著

2020-03-23 17:35:12 | 

 

アメリカ・ミシガン州に住む 元警官、元々はマイナーリーグ野球のキャッチャーの48才の私立探偵 アレックス・マクナイトの事件簿第二弾です。

 

ウルフムーンとは インディアンでは 新年初めの満月をさす。

 

数々のミステリー新人賞に輝いた 第一作の ”氷の闇を越えて” の事件から2か月、廃業したいマクナイトは またも私立探偵の仕事に拘わることになる。

 

今回は 麻薬がらみ。

カナダとの国境をまたいで カジノで多大な利益を得ている ネイティブアメリカンのオジブア族を巻き込んでの事件です。

 

   

      オジブア族の5人の酋長

 

父親が残してくれたロッジを経営するマクナイトの隣人は オジブア族でした。

その隣人に 元々プロ野球のキャッチャーであった腕を見込まれ 故障したアイスホッケーチームのキーパーのピンチヒッターを頼まれる。

 

冬になると五大湖が凍り、カナダと陸(氷)続きになるという ミシガンの寒さが これでもかと描かれます。

 

2,001年の作なので ”解錠師”同様、ポケットベルの時代なのが ちょっと間が抜けますが 文句なく面白い。

 

 

ネイティブアメリカンは 北米在住が インディアン、南米在住は インディオと呼ばれるそうです。

北米だけで優に10以上の種族があります。

1876年、カスター将軍を全滅させたのは スー族、モヒカン族はニューヨーク在住だそう。

アパッチ、チェロキー族等、西部劇によく登場しました。

西部劇って 白人の侵略なんですよね。

 

もう一作、マクナイトシリーズが翻訳されているそうで 買います。

 

 

      by  風呼       

 

 

 

 

 

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” 氷の闇を越えて ”  スティーブ・ハミルトン著

2020-03-17 08:23:02 | 

 

先週読んだ ” 解錠師 ”  という本が面白かったので スティーブ・ハミルトンの処女作を読みました。1998年作。

このデビュー作は数々のミステリー新人賞を総なめにしたそうです。

 

作者はアメリカ北部のミシガン州の出身。

氷が張るとカナダに渡れるという五大湖のほとりが舞台です。

 

野球のマイナーリーグで捕手をしていたアレックス・マクナイトは メジャーへの夢破れて警官になるが ある事件で胸に銃弾を浴び一命をとりとめ 警官をやめる。

 

アトリーという弁護士に誘われ 私立探偵になり彼の下で仕事をする。

 

ある日、相棒を殺し 自分を撃った犯人を名乗る者から 奇妙なメモが届く。

犯人はアレックスの身辺近くにいるらしい。

彼は終身刑で監獄にいる筈なのだが。

そうしてアレックスを巻き込んで 殺人が続けて起こる。

 

果たして自分を撃った男を名乗るのは誰なのか?

 

 

解錠師を読んだ時もそうでしたが 地図帳で地名を確認しながら読みました。

今回はミシガン州のもっと細かいものが欲しいと思いました。

 

面白かったです。この作者の物を もう一冊位読もうかな。

 

 

      by  風呼       

 

 

 

 

 

 

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” 解錠師 ”  スティーブ・ハミルトン著

2020-03-11 23:10:07 | 

 

1990年、8才の時に身に起こった 不幸な事件をきっかけに 口がきけなくなった少年が 解錠師になり犯罪に手を染めていく。

 

不幸な事件で親を失った9才のマイケルは 父親の兄に引き取られる。

 

安酒場を営む伯父の家で 壊れた錠前で遊んでいるうちに 錠前のしくみに興味を持つ。

 

ハイスクールで 番号を忘れた先輩のロッカーを開けたことで ちょっとした錠前破りを頼まれる。

4人での悪さだったが マイケルだけがつかまり 仲間の名は伏せて 不法侵入のの罪を一人で背負う。

償いは 侵入先に出向き ひと夏中そこの主人の要請を一日4時間引き受けるというもの。

その家にはマイケルと同じ年のアメリアという少女がいた。

彼女も心に闇を抱えていた。

孤独な二人は互いに惹かれあい 二人ともが得意な絵で思いを伝え合う。

 
口がきけないというだけではない 口の堅さを見込まれ その主人に金庫破りの元に修行に行かされる。

奉仕先の主人は事業の資金を得体のしれない者から調達していて 返済できず命を狙われていた。

そこでマイケルの金庫破りの技を借りて 借金を帳消しにしようとしていたのだ。

 

1999年、6月、不法侵入で捕まった時と 1999年の暮れ 初めて犯罪に手を染めた時からが交互に描かれる。

 

不幸な事件の真相は終盤になって 絵で アメリアに伝えられます。

 

アメリアとの恋の行方、ミステリ―というより 甘酸っぱい青春小説を読んでいるようでした。

 

原題は ” The Lock Artist ” 解錠師よりこっちの方がしっくりきます。

 

 

結構長い小説でしたが ミステリーにありがちな先を急ぐというより ゆっくりいつまでも読み続けていたい 小説でした。

 

 

      by   風呼    

 

 

 

 

 

 

 

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当節BSTV 歌番組事情  コロナウィルス狂騒譚 Ⅲ

2020-03-08 17:56:07 | エッセー詩

 

家にずっといるので 読書と惰眠ばかり

BSTV番組に 懐かしい昭和歌謡曲や

心躍るハーモニィの歌番組があるのを思い出し

毎日BSTV番組をチェックした

 

結構あることに気づき

自分なりにリストを作ってみました

 

( 月 ) BS日テレ 19時~20時  ♪ 日本・こころの歌 ♪

             フォレスト という合唱団が歌う

 

      同   20時~21時  ♪ 歌謡プレミアム ♪

             一人の歌手を取り上げ

              フルコーラスを歌う

 

 

( 火 ) BSTBS  18時~19時  ♪ 日本名曲アルバム ♪

             ドリームシンガーの合唱

( 水 )    同上 (未見、同じ番組らしい)

 

( 同 ) BS朝日  19時~21時 ♪ 日本の名曲・世界の名曲 

                 人生、歌がある ♪

              布施明さんの司会 

                (11日はプロ野球)

 

 

( 木 ) BS11 20時~21時 ♪ 八代亜紀 いい歌 いい話 ♪

 

 

( 金 ) BSテレ東 19時~20時 ♪ 徳光和夫の名曲にっぽん ♪

 

 

( 土 ) BS朝日  10時~12時 ♪ 子供たちに残したい

                   日本の歌 ♪

            複数の合唱団が出てきます

 

    BSTBS 19時~21時  ♪ 昭和の歌 ♪

 

 

( 日 ) BSプレミアム 19時~21時 ♪ 新・BS日本の歌 ♪

             司会は」 NHK}のアナウンサー

 

 

 

3月1日(土)のBSTBSの 昭和の歌の特集は なかにし礼さんでした

なかにし礼さんの選です

 

      

 

水原ひろしさんの  ”黒い花びら ” 

ザ・ピーナッツの ”恋のフーガ”

植木等さんの ”すーだら節” 等、

当時の映像も出てきて 今も新鮮なのに感動。

 

 

 

漏れも多々あるかとは思いますが 参考にして頂ければ幸いです。

 

3月15日(日) 12時~14時

  BSTBS で ザ・ピーナッツ 特集をするそう。

楽しみです

 

 

      by  風呼       

 

 

 

 

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2020年3月1日 リセットの日 コロナウィルス狂騒譚 Ⅱ

2020-03-06 11:39:14 | エッセー詩

 

通っているジムは

スタジオレッスンが

3月1日~15日まで休講になったので

暫く休会することにした

 

3月8日のジャズヴォーカルのミニ発表会

延期になったので

今日のレッスンはキャンセル

 

いずれも電車に乗らないといけない

 

そう決めたら

身体も気持ちも 楽になった

 

晩酌の欠かせない同居人の為

毎日新鮮な刺身を買いにデパ地下を梯子していたが

毎日 生の魚でなくてもいいではないか

食料の買い出しは 一日おきにすることにした

 

何らの問題もない

 

花粉症のせいか

やたら眠い

 

喰っちゃ寝、喰っちゃ寝 していると

誰よりも速くせこせこ歩き

エスカレーターは走って上り下りする

自分の粗忽振りが見えてきて 深く反省

 

一日おきに

憧れの引きこもりをしている

出かけない日には

10年続けたヨガを 復習(さら)っている

 

 

     by  風呼     

 

 

 

 

 

 

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" そして誰もいなくなった ”  アガサクリスティー著

2020-03-05 23:14:43 | 

 

長めの、よくぞ読み終えたという ちょっと憂鬱な内容の 現代アメリカ小説を二冊続けて読んだので

王道のミステリーが読みたくなりました。

 

意外とアガサクリスティーを読んでいないのに気づき 全くあらすじを知らない ” そして誰もいなくなった ” を読むことにしました。

 

巻末の赤川次郎さんの解説にもあるように 長すぎず(赤川氏曰く 一晩で読める) 殺人事件なのに暗くない 文句のつけようのない傑作です。

 

法では立証できない罪を 天(?)に代わって制裁する。

10人のインディアンならぬ 10人の兵士 の童謡をなぞって。

 

 

次も王道の ミステリィを読もう。

今日読み終わるのを見越して 昨日の夜中にネットで注文した本が早くも今日夕方に届きました。

コロナウィルスが怖くて 週に2度は行っていたジムを休むと 本がいっぱい読めます。

早ければ一日で注文した本が届く。 安全で便利。

 

  

       by  風呼      

 

 

 

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コロナウィルス狂騒譚

2020-03-05 14:06:49 | エッセー詩

 

親戚のドクターから

不要不急の外出禁止令がでた

認めたくないが

私も立派な高齢者になってしまったので

 

すでに 先々週の金曜日を最後に

電車での外出を控えていたのだが

 

ジムのスタジオレッスンも

暫く休講になったので

休会手続きをし(25年間で初めて)

明日のジャズヴォーカルレッスンも

片道 電車で都心を通り 1時間弱かかるので

メールで キャンセルした

 

先生からは

Mジャズピアニストは 3,4日前

300人規模のライヴを敢行したし

自分も ラヂオ番組の録音で

スタジオ入りした

街は老若男女、人で溢れているし

デマに煽られないようにしたいですね

次のレッスンの日が決まったら連絡ください

と 返信が来た

 

そう 街は

学校が休みになった ウィルスに感染しない

行き場のない退屈な若者で溢れている

菌をまき散らしている

 

還暦を過ぎたばかり まだ充分若い先生は

車での遠出先の店頭でトイレットペーパーを見つけ

子供所帯の分も買ったそうだ

 

外出を控えている

そうー スーパーの客の買い占めによる品不足も実感していない

体の弱っている者や老人は

世評に惑わされず 自分の判断で過ごしている

自分の身を守れるのは 自分だけだ

 

現代版 楢山節考にならないよう

他人の言葉に左右されない

 

 

 

      by  風呼      

 

 

 

 

 

 

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冬の蟻

2020-03-04 23:02:24 | エッセー詩

 

2月なのに

小さな蟻が 数匹

室内の壁を伝って登っている

 

キッチンに満ちる

甘い果実の香り

 

以前にも
こんなことがあった

 

やはり 同じ超大型スーパーで

このペルー産マンゴーを箱買いした時

 

青いのに

見かけによらず熟していて

傷みも結構早い

 

ペルーは今、夏

寒い日本に戸惑っているのだろうな

こんなにこんなに小さくて

 

 

 

ちなみに 蟻は冬眠するのではなく、寒いので休んでいるというのが正しいそうです。

お腹が空くと ため込んだ餌を食べているんだそうです。

 

      by  風呼     

 

 

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ディーバのバラ

2020-03-02 00:01:35 | 詩作

     -- マリア・カラス に ーー

 

 

ディーバにふさわしい花なら バラ

大輪の 黄色いバラ

 

   

 

互いに 美しさを競い合い

 引き立てあう

 

 

ディーバが

本当の愛を知り

心からの笑顔が戻って

 

   

 

ピンクのバラが

お似合い

 

 

でも 本当は

ディーバが一番好きだったのは

 

   

 

真っ赤な バラ。

 

 

         by  風呼    

 

 

 

 

 

 

 

 

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