ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
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おはよう !

2015-06-29 07:53:17 | 詩作

 

せっかちなのか

弦も伸ばさず

 

今年第二弾

 

一週間前にも

茎から直接 一輪咲いた

 

ガラガラガラ

雨戸を開ける

ニ階のベランダに

 

思いがけない

”おはよう !”

 

去年

こぼれた種なのね

 

来年も植えようと

摘んだ種のこと

すっかり忘れていたのに

 

 

朝いちばんの

元気をありがとう !

 

 

 

        by   風呼                 

   

    

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映画 『マッドマックス』

2015-06-27 18:02:20 | 映画

 

最後の核戦争から45年、 荒涼と砂漠化した地球が舞台。

 

空には通信衛星が飛んでいるが もはや文明の利器は何もなく 生き残った人類は 水とガソリンを手に入れたものが 支配する。

当然のように 独裁者が現れる。

 

一匹狼のMAXは 独裁者下のウオ―・ボーイズに捕えられ 輸血者にしつらえられる。  死を恐れぬ彼らは原因不明の病に冒されているものも多く 生き延びるためには新鮮な血液を必要としていた。

 

ある日 ウォー・ボーイズの大隊長フェリオサが 独裁者イモ―タン・ジョーの子産み女5人と 脱走を企てる。  イモ―タンジョーにはふがいない息子しかおらず 健全な跡継ぎを欲していたのだ。 

かつて盗賊にさらわれ 自身もジョーの子産み女にさせられていた フェリオサは 5人と一緒に生まれ故郷の 緑の大地を目指していたのだ。

 

子産み女の内の二人がジョーの子を身ごもっていた。  怒り狂ったジョーの奪還の追跡が始まる。

 

ウォー・ボーイズの血液供給源として MAXも連れて行かれ・・・

 

 

      

フェリオサ役の シャーリーズ・セロンが素晴らしい。

何と 左肘から先がない どうやって撮影したのでしょう。

 

 

息をのむアクション、 カーチェイスの連続、 メカに弱い私でも 堪能できました。

パンフレットを読んで納得、 というところも多いのですが 四の五の言うんじゃない!  そんな事なんかどうでもいい、 わかり易い敵役だし 痛快この上なし です。

 

 

         by   風呼                                      

 

 

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行ってらっしゃい !

2015-06-25 08:09:02 | 詩作

 

 

今年は

梅雨なのに 晴れ間も多いね

 

大きなリュックに

カメラ機材をいっぱい詰めて 出張

 

いい天気になると

いいね

 

お陽さまカンカン照りの

良い天気ではなく

 

晴れたり 曇ったり

雨ったり

 

君のシャッターチャンスにとって

いい天気 になれば

 

 

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ピカソの絵 「ローザンベール夫人と娘の肖像」  日経今朝の朝刊

2015-06-23 23:14:40 | 日記

 

1918年はピカソにとって 発展の年でした。

 

7月12日 ロシア・バレー団の踊り子だったオルガと結婚。

そして 画商ポール・ローザンベールとの ヨーロッパ市場での専属契約。

 

この絵は 画商の妻と娘の肖像画で ピカソにとって 契約書がわりだったそうです。

 

1920年頃から収入が激増したピカソは ロシアの貴族出身の妻オルガと共に 社交界デビューをします。 

 (元来ケチなピカソは すぐ嫌気がさし 妻との仲が険悪になっていくのですが)

 

 

2008年に ローザンベールの娘が 相続税の代替えに国に納め 日の目を見たそうです。

ピカソの作品が欲しいフランスは大喜びでしょうね。

 

私も今日が初見です。

とても感動しています。 小さな新聞記事なのに。

 

現在パリの ピカソ美術館蔵。

 

 

やっぱりピカソは別格だわ~

 

 

 

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『 恋の華  白蓮事件 』  長畑道子著

2015-06-20 15:14:35 | 

 

昨年 NHKの連続朝ドラマ ”花子とアン” に登場し 旋風を巻き起こした 柳原白蓮の 出奔の真相に迫った評伝です。

 

彼女が何故 生後一週間で母親から引き裂かれ 柳原家に連れ去られたのか、 母親の出自とかも 描かれています。

 

白蓮(あき子)の母おりょうは 幕府最初のアメリカ使節団の代表、外国奉行新見豊前守正興(しんみぶぜんのかみまさおき)の三女として生を受けた。

正興が帰国したときには 新政府となっていて江戸に上陸もできなかった。

没落士族の宿命のように おりょうは次姉とふたり 柳橋に売られた。

 

気高く美しい姉妹芸妓は たちまち花柳界で頭角を現す。

特に妹のおりょうは 時の権力者伊藤博文と 生粋の公家 柳原前光 二人から落籍を請われる。   伊藤は父の宿敵であり おりょうは前光を選んだ。

 

当時 前光には 家妾もおり 正妻の座を脅かさんばかりの勢いだった。 自らの子はなく おりょうの子を自分のものにし 柳原家の立場を確立しようともくろむ。 それを知った正妻は 先を越そうと わずか生後一週間のあき子を 略奪したのだ。

おりょうは 産後病気がちになり 20才になるかならないかの年で 病死する。

 

正妻を実の親と信じて疑わなかったあき子は 9歳で北小路家の養女となり 16才で北小路家の嫡男と結婚、 翌年長男を出産。  夫の尋常ならざる性癖に 四年後婚家から逃げ出す。 あき子を持て余した兄は あき子を東洋英和女学校に預ける。    ここから先は NHK朝ドラ ”花子とアン” に詳しい。  

北小路家は和歌に通じていて 姑に可愛がられていた(夫は妾腹の子であった)あき子は この時に短歌に親しんだ。

 

筑豊の石炭王 伊藤伝右衛門に嫁ぐときも あき子はあき子なりに 神妙によき妻そしてよき母となる覚悟だった。    けれど女出入りの激しい伝右衛門に子種はなく 複雑な家族関係にも翻弄され 短歌の世界にのめり込んでいく。  夫は無学で(字も読めなかったらしい) 短歌にも無関心、 あき子は多くの浮名を流すが あくまで歌の上だけで 宮崎竜介と出会うまでは 身は潔白だったらしい。

 

あき子の恋の相手の宮崎竜介は 革命家、宮崎滔天(孫文を支援した)の長男、 自身も社会主義の活動家で 当時全国で多発していた労働者によるストライキを主導する側にいました。 炭鉱王の伊藤伝右衛門は 私事で敵対することで 自分の炭鉱でのストライキを扇動されることを良しとしなかったと云われています。

 

竜介は 自分の主義とする 虐げられたものを助けるということで あき子は自由になりたいということで お互いの利害が一致、  正式な結婚後の 竜介の3年にも及ぶ結核の再発療養の時には 白蓮が執筆で家計を支えました。 (竜介の食客、 逃げ込んできた娼妓たち等、を含む)  理想主義者同士の 案外 クールな関係だったようです。

 執筆に忙しい白蓮に代わり 子育てを進んで引き受けてくれた姑は 漱石の”草枕”で有名な 自由民権運動の闘士・前田案山子の三女で 私財をなげうつ活動家に対して理解ののある 進んだ女性でした。   (姑の次姉は ”草枕” のヒロインのモデル)    

 

 

 

10日前に 舞台『草枕』 を見て その後原作も読んだ

なーんか 不思議な因縁を感じる

 

          風呼   でした              

 

 

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小泉今日子 ”草枕”  於・シアタートラム

2015-06-13 23:43:03 | 観劇

 

 山道を登りながら、こう考えた。

 智に働けば角(かど)が立つ。 情に棹させば流される。 意地を通せば窮屈だ。 とかく人の世は住みにくい。

 

この有名な文章で始まる 夏目漱石の ”草枕” が 舞台になりました。

 

はて 昔々 読んだような。 けれどこの冒頭の文だけしか 覚えてないような。

 

 

舞台の筋書きはこうです。

主人公の画工(絵描き)が 美しい女性の肖像画をえがこうとするが どうにも何かが足りない気がして その何かを求める旅に出る。

その何かとは 非人情なのだが。

セメント風呂(当時セメントは珍しかった)があるというのに魅かれて 訪れた宿は 広いのに閑散として 客は自分ひとりらしい。 おまけに掃除が行き届いていないというので 案内された部屋は 若い女主人のもので今の今までそこにいたらしかった。

夜中に何度も人の気配を感じたのは その女主人が衣類等を こっそり取りにきたのか。

女主人の父は有名な自由民権活動家だったらしい 骨董品のコレクターでもあるらしい。

 

           

 

彼女は突然 その父のコレクションの皿に 羊羹をのせて 画工の部屋にきて なれなれしくだべっていったり 振袖を着て現れたり 画工が入浴中の風呂場に 突然現れ 浴衣を着せかけたり 奇矯なふるまいをする。

美貌の彼女は バツ2+同棲一回 らしい。

村人によれば この家には 時々 キ印の女が生まれ 彼女もその血を引いている・・・

 

              

 

この父娘には モデルがあります。

第一回衆議院議員の 前田案山子 と次女の卓(つな)。

 

最後に画工は お金の無心にきた元夫に 女主人の 「憐れ」 の表情を見て これぞ求めていた 非人情 と納得して 肖像画を完成させるのです。

 

枠からはみ出した女性を演じる 小泉今日子さん 素敵です。  画工役は 段田安則さん 難しい役どころ キョンキョンに圧倒されながら 健闘。

圧巻は 茶屋の老婆・宿の下女・床屋の亭主・中折れ帽の男・案山子 の5役を務めた 浅野和之さん。 私はこの方を舞台で見るたびに 踊る人だと思っていましたが 身体能力の高さを見せつけられました。 見事に5役を演じ分けられました。  ブラボー もう最高!!

 

                      

 

 

あれれ 草枕 ってこんな物語だったっけ。

検証する為に 読み返してみました。

もう 文章が難解 というより 漱石さん知識ありすぎ。 

  拘々(こうこう)とし て随所に 齷「歯足」(「」これで一字 変換できない!) (2字で あくそくと読む)  たらしむるにある。  

  拘々 区々 ものごとにこだわるさま     齷(あく)そく こせこせすること  と 注にあるが  そんなに難しく言わなくても。

 

中国の古典から 英詩 絵画まで 漱石さん 教養ありすぎ。

 

難解な「美談義」をこれでもかこれでもかと押しつけられるが 押し付けられても そもそも言葉を知らない 私のパソコンでは殆どの漢字が転換もできない。

それでも 会話はちょっとやんちゃで楽しめるので 4日がかりで何とか読み終えました。

 

 

9日の観劇でした。

面白かったんです。

 

 

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『頼むから静かにしてくれⅠ』 レイモンド・カーヴァ―著  村上春樹訳

2015-06-06 23:56:14 | 

 

これは 中表紙です。

このマーク、 猫かと思ったら H ハルキ M  ムラカミ  なんですね。

 

映画”バードマン”の劇中劇で レイモンド・カーヴァーの短編 「愛について語るときに我々の語ること」 が使われていて 良く分からないので 読んでみました。

なのに ますます分からなくなったので 代表作といわれる 『大聖堂』 も読んでみた。  こちらはわりとまともであまり参考にならなかったので さかのぼって デビュー作の 『頼むから静かにしてくれⅠ』 を読むことにしたのです。

 

順番として この本が一作目、 次が 『頼むから静かにしてくれⅡ』  『愛について語るときに我々の語ること』 『大聖堂』となります。どれも短編集です。

 

でぶのお客の話を 意地悪くではなく 女友達にするウェイトレス 話しているうちに自分の中の何かが変わっていくのを感じるという ”でぶ Fat”

マンションの向かいの部屋の住人に 留守中の猫の世話を頼まれた夫婦が 次第にその留守宅を自分たちの部屋のように使い始め 挙句に・・・  という ”隣人Neighbors"

覗き見をする男をさらに覗いている夫婦を描いた ”人の考え付くこと The Idia”

職にあぶれている亭主が 妻がウエイトレスをしている店に行き 好色な客にじろじろ見られている妻に 少し痩せて欲しいと思う ”そいつらはお前の亭主じゃない They're Not Your Husband”

かかってきた女性からの電話で 「どちらさまですか?」 と訊かれ なぜかその女性の家に行くことになる男の話の ”あなたお医者さま? Are You A Doctor?”

バスケットに寝ている赤ちゃんを5人の少女を含む女が 誰に似ているかとか 覗き込んでいる たった3ページの短短編 ”父親 The Father"

圧巻 学校をさぼった少年二人が 川で 夏にじますを追い込む ”サマースティールヘッド”

広い所有地を持て余している男の話 ”60エーカー”

水パイプでドラッグを吸う 二組の夫婦の 意味のない会話 ”アラスカに何があるというの What's In Alaska"

大学で夜の講座をとっている それだけのつながりの小一時間の出来事 ”ナイト・スクール Night School"

家の写真を撮って その家の者に売りつける商売の男が すぐにここを出ていくという住人宛ての手紙をポケットに入れて去っていくという ”収集 Collecters"

郵便受けの名前を書きかえる間もなく 家族が崩壊していった ”サンフランシスコで何をするの? What Do You Do In San Francisco?"

眠れない妻の 一晩の話、 ”学生の妻 The Student’s Wife"    子供が二人いる夫婦、 眠れない妻にリルケの詩を読んでやる夫は 学生なのか?

 

こんな不思議な内容の 13編が収められています。

あっ 表題の 「頼むから静かにしてくれ」 がありません。

この 『頼むから静かにしてくれ』 には Ⅱ があるのでした。 こっちに収録されているのかしら。

1988年に49才で亡くなったこの作者の短編集は この4冊だけなので Ⅱ も読まなくてはいけないかな。 (詩集、エッセイはあるそうです)

 

まったく とんでもない迷路に迷い込んでしまいました。

それでも かすかに出口が見えてきたような。

 

 

       風呼    でした            

 

   

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野見山暁治さん 毎日新聞6月3日夕刊 無言館のことなど

2015-06-05 00:43:27 | 日記

 

毎日新聞夕刊の特集 「この国はどこへ行こうとしているのか」 6月3日は洋画家の野見山暁治さんです。

 

野見山暁治さんは 長野県上田市にある 戦没画学生たちの残した絵等を展示している 『無言館』 を館長の窪島誠一郎さんと共に設立されました。

 

芸大を繰り上げ卒業して満州に赴くも 病気のために帰国。

心を故郷や愛する人の元に残したまま死んでいった 画学生のために 奔走されました。

 

ここにきて平和国家の形を変えようとしている阿倍首相について 「体面をつくろおうとしているだけの気がする」

「戦争の時代を生きてきたものの 抜き差しならぬ恐怖感がある」  

 

昨年文化勲章を受章されましたが お祝いの席で同席された美智子皇后から 戦没画学生の遺作を探す旅について尋ねられて 「つらかったです。 美術学校の同級生宅を訪ねて、 帰ろうとしたとき、年老いた母親が私にコートを着せてくれた。 袖を通し終えると、そのまま離れようとしない。 私を息子だと思いたかったのでしょう。 生き残った私はなんとむごい、 楽天的な男だと思いました」 と 答えられたそうです。

 

94才。 名エッセイストでもあります。 (『アトリエ日記』)

十数年前 一度お会いしたことがありますが 大変にチャーミングな方でした。

 

もっと長生きされて たくさんたくさん 戦争を知らない私たちに 警告して欲しい。

 

  余談ですが 一緒に『無言館』を起ち上げられた窪島誠一郎さんは 作家の水上勉さんの 生き別れの息子さんです。

 

 

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アート石井ライヴ vol15 5/31

2015-06-02 07:23:55 | 日記

 

5月31日は 私が通っている ”アート石井” ジャズヴォーカル教室の15回目の発表会でした。

 

場所は スカイツリーのお膝元 本所吾妻橋。

 

初夏の発表会は この教室での生徒主体の内輪のものになります。

 

早いもので 私も5回目の参加となりました。

5回目?

最初と去年と今年しか 記憶にない!

 

今回の参加は 13名です。

欠席が多い。 生徒は20人はいると思うのですが。(個人レッスンなのです)

欠席は プロで活躍している人と それに近い人ばかりの気がします。

 

みんな 「鬼のレッスン」(アート石井主催の ジャズ・ヴォーカルの生徒でもある石井敏子女史の言)に耐えた猛者ばかり もの凄く上手になっていて 少し焦ります。

 

      

 

最後は先生(大橋美加)の歌で 〆です。

ピアノ伴奏は いつもお世話になっています 嶋津健一さん。

 

  

 

    お疲れ様

    いい夕べでした。

 

 

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