ピカソ・マニマニア

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10月の歌舞伎座 

2023-10-25 15:08:25 | 観劇

10月の歌舞伎座の演目は 『天竺徳兵衛韓(いこく)噺』と 『文七元結物語』
です。

冒頭は松緑演じる徳兵衛が 父親伝授の 妖術で蝦蟇を操るところ。
ガマの迫力が凄い!


お目当ては 山田洋次さんの演出の 『文七元結(ぶんしちもっとい)』です。

     

駄目親父がなさぬ仲の母親を困らせてばかりいるので自ら吉原に身を売りに行き50両を工面しようとするお久をめぐりてんやわんや。

獅童の駄目親父ぶりが 本当、こんな人いるかも と思わせる。

貫禄と人情味溢れる遊郭のおかみは孝太郎さん。

今回の大目玉、寺島しのぶさんは お人よしのおかみさんを普通に演じておられました。


まず、舞台装置にびっくり。
写真上部は お久の家、下部は回り舞台の裏、遊郭のおかみの部屋。

後は文七が身を投げようとする橋。 単純なのに風情あり。



     10月19日観

         by    風呼






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『 妹背山女庭訓 第二部 』(いもせやまおんなていきん) 於・国立劇場

2023-10-11 16:32:50 | 観劇

とうとう国立劇場建替え前の 最後の歌舞伎公演になってしまいました。

菊五郎さんが出演されるというので楽しみにしていたのですが 体調不良により休演、急遽時蔵さんが二役での代役になり それはこれはで応援に行かなくてはと出掛けました。
   

隣家の求女(もとめ)に恋したお三輪は 彼が何者である突き止めようと 苧環(おだまき 糸巻)の糸を彼の袖に縫い付け 後を追います。

求女は 恋仲になった橘姫が何者であるかを知るために やはり苧環を姫の袖に縫い付けて後を追います。
 
実は橘姫の兄蘇我入鹿と 求女の父藤原鎌足は敵対する仲でした。

     

時蔵さんの元々の役も出番が少なく 代役の鎌足も大団円に登場するだけなので 思った程の負担ではなさそうです。

それにしてもこの短い出番でも出演できない菊五郎さんのお身体が心配です。

菊之助さんが それはそれは素晴らしく 他の追随を許さぬ圧倒的なお三輪でした。 もう満足満足です。
 


    
    場内もゆったりとして


    

    

再開が待たれます。


     10月7日 観
            by  風呼
        

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