仲代達也、大空真弓、十朱幸代、米倉斉加年による イプセンの舞台です。
200年も前の作だそう。
四人とも 一枚看板興行が出来そうな面子なので 見に行ってきました。
仲代達也演じるジョン・ガブリエルは 酷い男だったらしい。
らしいと言わざるを得ないのは 酷さが描ききれていないから。
大空真弓と十朱幸代は双子の設定で 大空真弓のほうが ジョン・ガブリエルの妻、十朱幸代が愛人だった。
米倉斉加年は ジョン・ガブリエルの古い友人らしい。
ジョン・ガブリエルは大銀行の元頭取で 横領の罪で 五年間、刑務所に入っていた。
周りの者 古い友人も巻き込んで 無一文にさせたのに 愛人の財産だけは守ったので今は
妻共々愛人の別荘に居候をしている。
愛人は妻の双子の妹です。
ジョン・ガブリエルには息子が一人いて 刑務所暮らしの間 愛人が育てていた。
重い病気に罹った愛人が ジョン・ガブリエルが刑務所を出所後に返したその息子を取り戻しにやって来て 実の母の姉と丁々発止しますが 息子は大金持ちの人妻と南へ旅立ってしまう 話です。
刑務所を出所後 8年ぶりに外へ出たジョン・ガブリエルは 死んでしまう おまけつき。
再三言いますが ジョン・ガブリエルの酷さが ちゃんと描かれていないので これはもしかして喜劇なのかと 思ってしまいます。
辛うじて大空真弓の 夫への憎しみが伝わってくる。
それにしても眠い。
休憩時間に 余り眠いので高い(300円)コーヒーを飲んだという 二人連れに伺うと 自分達は前から5番目の席だが その前の席の人も みんな寝ていたそう。
時々仲代達也が 多分目覚まし効果を狙って ドーンと大きな音を出すそう。
ちなみに私はL列 前から12番目でした。
後半の舞台で 確かめたら 仲代達也と十朱幸代の二人の絡みになると 眠くなると発見。
一本調子で 台詞を噛む。
一月末の 能登公演から 始まって各地を転々 世田谷パブリックシアターでは五日目なのですが。
理解に苦しみます。
あっ 女性二人はとても綺麗です。
十朱幸代さんなどは 背も高いし。
生まれて初めて 終演で拍手をしなかった 稀有な舞台です。
風呼r でした
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