伊東深水(1898~1972)の作品を中心に 美人画・風景画・役者絵 の版画が展示されています。
冒頭の画は 1916年、深水 18才( ❢ )の時のもの。
右の役者絵は 十三世守田勘彌の ジャンバルジャン(1921年)山村耕花(
1885~1942)作。
大正時代にも 歌舞伎役者は新劇に出ていたのですね。
左は 小早川清(1899~1948) 1931作。
伊東深水は養父母に育てられますが あまりの貧しさに 小学校を中退して 看板屋の住み込み、活字工と働きに出ます。
13才で師事した 鏑木清方の元で 頭角を顕し 十代後半に 格調高い版画を多く残します。
風景画も 凄い ❢
1921年作
町田市立国際版画美術館は 30周年を迎えます。その記念展だけあって 中身の濃い 見応え充分の展示です。
特に美人画が素晴らしい。
パンフレットの表紙を飾るのは 小早川清の ダンサー。 1932年作。
強く印象に残ったのは 橋口五葉(1881~1921)です。
夏目漱石の書籍の装丁は すべて彼の手によるものだそうです。
版画に専念すべく 専属モデルと彫師を雇うが 10点余を残し、中耳炎から脳膜炎を併病し、40才で他界した。
背景に雲母を引いたり 描かれた化粧鏡に金を使ったり(金が立体的に見える) 髪の生え際の細かさ等、うっとりと見とれる作品群です。
本展示の 一押し作家です。
すべて 版画なのです。
17日まで
風呼 でした
” 5番線に停車中の電車は
パンタグラフにビニール袋が付着しているので
ただ今車両点検中です。
ご乗車中のこの列車は
5番線の電車が発車次第 続いて
もしくは 信号が変わり次第 先に発車します ”
繰り返し放送される
車内アナウンス
どうやら 私の座っている電車は2番線で
行先は5番線と同じらしい(千葉方面)
6月11日 JR中野駅 午後4時20分
たっぷり10分は待って
ようやく5番線の電車に続いて発車した
新宿にお急ぎの方は8番線の
快速にお乗りください 位 言ってくれればいいのに
その後 中野駅5番線発車の電車は
パンタグラフにピニール袋が付着している から
新宿駅・代々木駅 と 続けて停車したらしい
取り敢えず乗換駅の新宿に
私は20分遅れで着いたのです
先日 海岸に死んで打ち上げられた鯨の体内に
ビニール袋が Kg という単位で
あり それが 鯨の死の原因だったという
たかが ビニール袋 されど ビニール袋
便利の代償は
こんなものでは ないのだろうな
by 風呼
5月28日放送の NHK”プロフェッショナル” は ショコラティエの 三枝俊介さんでした。
日経新聞土曜版に 『何でもランキング』というのがあるのですが 今年のバレンタインの タブレットチョコで 堂々の第一位は 三枝さんが拵えた この写真の ヴェトナムです。
Bean To Bar とは カカオ豆から手掛けたと云うことだそうです。
現地での豆の買い付けから生産まで 妥協のない 仕事ぶりが紹介されました。
三枝さんは始めはパティシエでした。
店は繁盛しましたがパリで ベルナシオンという ショコラティエに出会い 8軒に増えていた店舗をすべて閉めて、同じように ”Bean to Bar” のショコラティエを目指します。 40才を過ぎていました。
満足のいく豆(樹齢60年古木)に出会った 三枝さん 61才
( トリニダードドバゴにて )
彼の言う プロフェッショナルとは?
「選ばなかった物を 捨てる覚悟のある、
捨て去ることによって 前に進める 」
ひとのこと。
風呼 でした