ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
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明日と云う来年

2013-12-31 13:10:27 | 詩作

 

連続3日の晴れ

明日もきっと晴れる

 

淡々と続いているような

毎日だけれど

 

今日だけは違う

大晦日

 

一年中で 一番

決断の冴える日

 

ごみの収集は

来年までないのに

 

迷っていた物を捨てる

取り敢えずおいてあった物も

 

ああ そうだ これとこれ

メールアドレスも消してしまおう

 

でもやっぱり この人にはと

明日からの為に年賀状を書いたりもして

 

 

今日という日は

思い切りの悪い私にとって

もしかして誕生日よりも 大事な日

 

 

 

今年も読んでいただきまして 有難うございました。

来年も どうぞよろしくお願いします。

 

 

        by   風呼             

   

 

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お年玉付き 年賀切手

2013-12-26 00:26:33 | 日記

 

普通の年賀切手の上に 一枚だけあるのが お年玉付きです。

 

2002年 午年から発売されたらしい。

郵便局員さんに 聞いたのですが 何時から発売されたのか 彼も

知らなかった。

 

丁度 干支を一巡したところ?

 

6ケタの 番号がついていて 年賀はがきと同じ扱いで 賞品も同じです。

 

普通の年賀切手は50円ですが お年玉付きは53円。

 

83円もあります。

 

知らなかった~

 

 

      風呼    でした                

 

 

 

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こっそり クリスマス

2013-12-24 22:18:16 | 日記詩

 

駅前の不動産屋さんの

去年もいた サンタクロース

 

二メートルはありそう

 

そっと 覗いて

こっそり 写メ

 

サンタ役を とうに卒業した

小母さんだって

メリー クリスマス

 

     

 

お試しサイズの

ロールケーキをカットして

 

ひとりで こっそり

クリスマス

 

 

 

          by   風呼              

 

 

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12月22日午後 東京ミッドタウンにて

2013-12-22 23:27:20 | エッセー詩

 

六本木交差点は

ひとひとひと

 

地下鉄の路線も交差する

この界隈は

 

地下にも

人が満ちていて

 

ひとひとひと + ひとひとひと

 

都市はどんどん

二重構造になっていき

 

私は何処にも存在していないと

時々 思うことがある

 

 

 

 

飾りの下 地下一階 メインの通路には クリスマスグッズの ワゴン出店が。

 

 

 

           by   風呼                  

 

 

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達観の色気  近藤正臣さん火野正平さん

2013-12-21 13:31:46 | エッセー詩

 

NHK朝ドラ 『ごちそうさん』 の

近藤正臣さんが 粋だ

 

女に洗われ磨かれた(?)

男の色気に

吸い込まれていくようだ

 

 

                

             

             

同じくNHKの 『こころ旅』 で

ただ今自転車で北海道から南下中の

火野正平さんも キュート

 

病気をされたそうで

挑むようだった風貌が(写真下)

少し枯れられたのが

残念だが

 

女のジャングルに迷い込み

見事 生還された姿(?)

今でも

弾きとばされそう

 

 

崩れてしまいそうで

崩れてしまわなかった

還暦を過ぎた 男たちの色気に

 

朝から元気づけられている

 

 

 

           by   風呼               

 

 

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『 誰もいない夜に咲く 』   桜木紫乃 著

2013-12-18 21:54:55 | 

 

第149回直木賞を取られた 『ホテルローヤル』 より少し前に書かれた

作品集です。

 

農業研修という名目で北海道にやってきた 中国女性と結婚した主人公の追

い求めた小さな幸せ ”波に咲く”

 

身体を売って 男に貢ぐ女の 男たちとの決別を描いた ”海へ”

 

ヒモ状態の男が 自分の若い愛人を殺してしまった ”プリズム”

 

引退する若いストリッパーとの つかの間のふれあい ”フィナーレ”

 

17才で家出し消息不明になり 28年後に 遺骨となって帰ってきた姉と 

シンクロさえしていた日々 ”風の女”

 

40才で結婚する 15才の時の交際相手。 その若い花嫁の着付けを

担当する ”絹日和”

 

再婚した元夫との子を孕む ”根無草”

 

の 7編の短編集です。

 

 

桜木さんの文章には 詩的な表現が沢山あり どの作品にも 余韻が残ります。

男女間のさまざまを 容赦なく描かれているのに拘わらずです。

 

読後は 気持ちが落ち込むのですが。

 

 

『光圀伝』 に続いて 電子書籍で読みました。

 

半分 電子書籍で読んだ 『ホテルローヤル』 で思ったのですが 紙の本の

方が 落ち込み度が激しい気がする

 

           風呼   でした             

 

 

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『 光圀伝 』   冲方丁 (うぶかたとう) 著

2013-12-16 23:42:12 | 

 

同著者による 『天地明察』 の最後の方に大変魅力的に

登場した 水戸光圀 伝 です。

 

事実上の二男である自分が 何故長男をさしおいて世継ぎと

なったのか、 儒学の ”義” に 教えを乞う。 

 

父頼房は 家康の十一男、 烈しい気性は 兄弟一で 光圀は

それを受け継ぎ やりたい放題。

 

18才で ”史記” の伯夷伝に出会い 己の成すべき道を悟る。

 

日本にも ”史記” のような本が必要と考え その編纂を始める。

250年を要し "大日本史” として 1906年に完成。

 

この 『光圀伝』 は 自身が 少年の頃から取り立て 大老にまで

重用した 藤井紋太夫を 隠居の身で 何故 殺めなければならな

かったかを語る 光圀の独白を織り交ぜながら 書かれています。  

 

まず 父頼房の 壮絶ともいえる 幼い光圀への 世継ぎ教育に度肝

を抜かれます。

 

”義” の前に 将軍をも恐れぬ 光圀に 読み惚れてしまいます。

 

のっけから 宮本武蔵も出てきます。

 

登場人物も バラエティに富んでいて もう これはNHKさんの大河

ドラマにして貰うっきゃないでしょう と思っていたら すでに茨城から

22万人の署名が集まり NHKに提出済みだそう。

 

光圀役には 海老蔵さんでしょうか。

品よく美しく あの烈しさを表現できるのは。

 

でも 歌舞伎界は ただ今人材不足、 一年もの拘束は無理かなぁ~

 

 

       風呼  でした           

 

 

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ラクダは何故同じ方を向くのか  ”世界不思議発見” より

2013-12-15 12:27:57 | 日記

 

世界不思議発見 1300回記念企画です。

3人のミステリーハンターが オーディションで選ばれ

それぞれの謎に迫りました。

 

二人目に登場の ミステリーハンターの謎です。

昨 12月14日放映。

 

インド北部で 一年に一度の 一万頭が集結するラクダ祭りで

その謎の解明にいどみます。

 

 

   ラクダは何故同じ方を向くのか

 

ある飼い主は言う

 

「ふるさとの方を

 向いているのさ」

 

ある飼い主は言う

 

「生まれた スリランカを

 見ているのさ」

 

本当さ 休憩時

ラクダはみんな太陽に頭を向け

垂直に坐る

 

 

      

 

 

頸の後ろにある 延髄が暑さを感じるので そこを陽に当てないようにする

為だそうです。

 

身体を太陽に向かって垂直にするのは 陽に当たる表面積を最小限に

するため。

 

ラクダだって 暑いのですね。

 

このミステリーハンターさんは 大好きなラクダを追って 世界中を旅され

ているそうで 乗車率200%の列車の最小スペースに座ったり タクシー

を値切ったり いかにもの旅慣れで 堂にいったもの。 

下品になりすぎないところが いい。

 

元 美容師とかで ラクダの毛を日本から持参したバリカンを器用に使い

模様を見事に描いても見せました。

 

今までのミステリーハンターにない 気取りのなさが 好感を持てます。

 

 

     風呼   でした            

 

 

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喪中はがき

2013-12-12 20:56:18 | エッセー詩

 

この夏の執拗な暑さに

耐えきれなかったからか

精魂を遣い果たしてしまったからか

 

今年は例年より

喪中葉書が多い気がする

 

亡くなった方は

100才に近かったり

もしくは70才代

 

これは親と子ほどの

年の差

 

成人してのち 戦争の弾を

くぐりぬけて生きのびた人たちは

心身ともに強靭だが

 

その子世代は

成長期を食糧不足で過ごしたので

ひ弱だとも考えられるし

 

強靭な親の長い介護に

そこそこ老いた子世代は

疲れ切ってしまったとか

 

せめて逆縁で

ありませんよう

 

 

喪中葉書を期に

差出人とのやりとりが

途絶えてしまったり

 

 

     by   風呼             

 

 

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17才の一瞬

2013-12-10 23:35:29 | 詩作

 

もし一日が

100時間だったとしても

 

200時間でも17才でいられる

リアル17才なら

 

今の私だったら

連続10時間くらいかしら

17才でいられるのは

 

次の17才をできるまで

3日は休養が必要だけれど

 

 

心身ともに 17才が

そのひとの最高のかたちなら。

 

 

若い男性に介護される

96才の老女に見た

可憐な はじらい

 

一瞬でも 17才が 

あるうちは

 

 

 

ずっとドキドキしていたい

      風呼   でした           

 

 

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低俗霊のなせるわざ

2013-12-08 23:48:40 | 日記詩

 

 

「騒がしくって

ごめんなさいね」

 

隣のレジに並んだ人が言う

 

「買ったばかりの物を

何処へやったのかと思ってしまって」

 

Oデパートの紙袋は

彼女が立っているレジの下の棚に

 

「ああら 私もよくあるんですよ

目の前の物が突然消えてしまうことが

 

そういう時は

低俗霊にいたずらされたって

思うことにしているんですよ」

 

その証拠に

親愛をこめて呼べば

 ( ♪ わったしの可愛いしゃもじちゃん~ とか)

すぐに出てくる

 

「本当は おっちょこちょいなだけ

なんですけどね」

 

 

         風呼    でした          

 

 

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466-64 (four-double six-six-four) ネルソン・マンデラ 《再掲》

2013-12-06 22:01:06 | 映画

追悼 ネルソン・マンデラさん

これは2010年 7月25日に書いたものの 再掲です。



’64は ネルソン・マンデラが収監された年、 466はその年の 466番目の囚人を表します。



  466-64(フォー・ダブルシックス・シックス・フォー)


監獄島と呼ばれる
ロベン島の
剥き出しの窓に鉄格子の
2メートル四方の独房

南極に近い極寒の冬
ベッドすらない地べたに
4まいの毛布を与えられ


英国人の看守を観察(み)ながら
27年間考えた

白人と黒人との
共存世界を

絶望と死の恐怖におびえながら
神が自分を生かし給う
意義を


報復は連鎖する
怒りからは何も生まれない

何処かで何かを断ち切らねば


笑顔で赦そう 全てを
神がそなたを赦し給うたように




1990年2月11日 ネルソン・マンデラは世界中が見守るなか 釈放されます。
71才になっていました。

大統領になってからの言動は 私たちの見知っている通り 白人をそれまで通り重用し、徐々に融和を図っていきます。

1993年、 前大統領のデクラーク(白人 マンデラ政権では副大統領)と共に ノーベル平和賞を受賞。


大統領就任翌年の ラグビー南ア開催で 南アの奇蹟の優勝を描いた クリント・イーストウッド監督の映画 インビクタス(負けざる者) でモーガン・フリーマンが 品性良く淡々と演じていて しみじみ感動させられました。

  (クリント・イーストウッドって 普通の女性を描くのもお上手ですよね)



現在『46664』は 南アのエイズ撲滅の支援団体の名称として 使われています。




     風呼r  でした      



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インビクタス(負けざる者) ネルソン・マンデラ 《再掲》

2013-12-06 12:43:48 | 映画

2010年 7月25日の 再掲です。

追悼 ネルソン・マンデラさん



クリント・イーストウッド監督の 映画から。  

ネルソン・マンデラの詩に感動して 書き取りました。



 インビクタス(負けざる者)


私を覆う漆黒の夜
鉄格子に潜む奈落の闇

どんな神であれ感謝する
我が負けざる魂に

無残な状況においてさえ
私はひるみも叫びもしなかった

運命に打ちのめされて
血を流そうと
決して頭(こうべ)は垂れまい

激しい怒りと涙の彼方には
恐ろしい死だけが迫る

だが
長きに亘る脅しを受けてなお
私は何一つ恐れはしない

門がいかに狭かろうと




27年にも及ぶ ロベン島での監獄生活での 不屈の魂。



     風呼r  でした         



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株売却

2013-12-05 14:02:42 | エッセー詩

 

 

買った途端

値下がりを始めた株

 

三分の一も目減りしたので

もう放っておいたのだが

 

ここのところ

値を持ちなおし

もうちょっとで元値だ

 

もうちょっとで。

 

そのもうちょっとが

待てずに 売却した

 

損は 最小限度だ

私にとって

 

翌日

その株の本年度の配当金がきた

 

3年は持っていたと思う

配当金X三回 で

諸費用をさし引いて

とんとん

 

結構好きな会社だったのです

 

 

 

 

安くなったら また買うからね。

           風呼   でした        

 

 

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”ホテルローヤル”  桜木紫乃著

2013-12-03 14:03:44 | 

 

第149回直木賞受賞作です。

 

アイスホッケーの英雄で 怪我で挫折した中学時代の同級生の求め

に応じて廃墟と化したラブホテルの一室で投稿用に 裸でポーズをとる

33才の女の 心情を顕わにする 『シャッターチャンス』

 

さびれた寺の大黒(妻)さんが 毎月の檀家代表のお布施に 身体を張って

奉仕する 『本日開店』

 

ラブホテルを閉めるにあたって 備品を引き取りに来た10年来の出入り業者

との 起こらなかった アクシデント 『えっち屋』

 

腕はあるのに使い道のない 大型家電店に呑み込まれた元電気屋の 

つましい生活の中で見つけた夫婦の歓び 『バブルバス』

 

両親に棄てられた教え子の高2女子と 妻の結婚前からの不倫現場目撃の 

高校教師との 行きがかり上の死への道行を描いた 『せんせぇ』

 

消息の知れない3人の子供たち。 10才年下の 怪我を理由に働かない夫。

60才を越えてラブホテルの清掃で生計をたてている女の これも愛

『星を見ていた』

 

20才年下の愛人のつわりに 季節外れのみかんを買ってくる

『ギフト』

 

の7つの短編 からなっています。

 

7編は どこかで ホテルローヤルと係わり

登場人物も微妙に重なっていたりします。

 

どの物語にも 希望なんて甘っちょろいものはなく 読後は非常に重い。

鬱になりそうなくらい 重い。

 

けれど 読まずにいられないのは 文章に詩情が溢れているからです。

 

桜木紫乃さんは 詩人でもあられるそうです。

 

 

初めて電子書籍で読んだ

             風呼    でした        

 

   

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