ピカソ・マニマニア

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アキレウス について

2020-01-31 01:28:30 | 日記

   女装したアキレウスと オデュッセウス

 

 

ホメロスの叙事詩  ” イーリアス ” の主人公の名。

イーリアスは地名で トロイの事です。

 

アキレウスは プティーア王ぺーレウスと 海の女神テティスの間に生まれました。

母テティスは アキレウスは戦争に係ると命を落とすとの神託を受け、不死の身になるという冥府の川に赤ん坊のアキレウスの足首を持って浸し、

女装させて スキューロス島の王に預ける。

 

実質ギリシャ王であったアガメムノーンの弟、スパルタ王の、メネラーオスの妃(ヘレナ)が トロイのパリスに奪われ始まった戦争が長引いており、オデュッセウスに探し出されたアキレウスは 勇猛果敢に戦いギリシャ軍を優位に導くが 敵将パリスに不死の水に浸からなかった足首を射抜かれ絶命する。

 

      

           矢で負傷したパトクロスを治療する アキレウス

    誇り高く情に篤い 英雄でした。

 

 

アキレスの死後 膠着状態の戦争に 一計を案じたのは オデュッセウスです。

有名な トロイの木馬 を 考案しました。

ホメロスのもう一つの叙事詩 “ ユリシーズ ” の主人公です。

 

トロイ戦争は 紀元前1200年ころに 本当にあったとされています。

 

 

 

         by  風呼     

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『 運命と復讐 』  ローレン・グロフ著

2020-01-25 16:32:20 | 

 

久し振りにこんなに分厚い本を読んだ。

 

『蜜蜂と遠雷』以来かな。

 

この ある夫婦の物語は 二部からなっています。

一部は 夫の生い立ちと 夫側からの結婚生活。

 

二部は 夫の思い至らない妻の生い立ちと 題名にもある通りの 復讐。

 

一部を読んでいる時は 何で題名に 復讐 とあるのか全く詮索出来なかったのですが 二部は完璧ともいえる妻を演じていた マチルド と名乗る女性の その人生への計算づくの復讐劇だと 明かになっていきます。

大富豪の息子だが マチルダとの結婚で勘当されていた ロット(ランスロット)と呼ばれていた夫を支え、劇作家で大成功させる。

夫は理想の妻に出会い それまでのふしだらな生活を改める。

 

ロットは40代半ばで突然死んでしまうが 死の直前に妻の過去の一部を友人に知らされる。

 

マチルダは 計算ずくの結婚と割り切っていたが 夫の死後、深く愛していたと気遣き、復讐の最後の仕上げに歯止めをかける。

マチルドの過去を知っても 義妹と義叔母の変わらぬ優しさに かたくなな心がほどけてゆきます。

 

古典に基づいた戯曲作家の話なので 例えとか私にはハードルが高く よくわからないところも多々あったのですが、絶妙な( )での説明や 日本語訳につけられた 英語をカタカナにしたルビに助けられ 何とか読了しました。

 

最後に思いがけない出来事が待っていて マチルドの希望が共有できます。

 

 

2015年刊のこの本は オバマ大統領を始め 全米で高く評価されたそうです。

 

作者 ローレン・グロフ (女性) は 1978年生まれ。

訳者 光野多恵子(1953年生まれ)は 私のジム仲間です。こんな凄い人とは知らず。

 

 

 

     by  風呼               

 

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“ ハプスブルク展 ”  於・上野 国立西洋美術館 

2020-01-13 00:52:01 | 日記

 

1918年まで 650年にわたって オーストリアとその周辺に君臨した ハプスブルク家が 最も権力を持っていた 16世紀からの美術収集品の展示です。

 

 

戦争ではなく 姻戚関係で支配を広げようとした 神聖ローマ皇帝 マクシミリアン1世(1459-1519)。

自身は ブルゴーニュ女公と婚姻し 女公の死後 その地を統治。

孫の カール5世は カルロス1世として スペイン王となり 以後、1700年まで ハプスブルク家は スペインとオーストリアの2派に別れ 婚姻関係を結びながら 良いライバル関係を築いていました。

マクシミリアン1世の蒐集は 甲冑が多い。

スカート状のものもあり こんなんじゃ重くて 身は守れても戦えないでしょう と思わせます。

絵画の戦士は 殆ど上半身裸なのに。

 

      

         徒歩槍試合用甲冑

 

 

 

神聖ローマ皇帝 ルドルフ2世(1552-1612)は(カール5世の娘の母マリアとその従弟のマクシミリアン2世の子)  プラハに在住していました。

そこでの蒐集は 神話を基にした絵画が多い。着衣最小で 煽情的。

従弟の フェルディナンド2世(1578-1637)と 競うように美術蒐集したそうです。

 

     

       オディッセウスとキルケ

 

 

 

スペイン王でもあった カール5世が 弟フェルディナンド2世(1503-1564)に神聖ローマ皇帝の位を 長男のフェリペ2世(1527ー1598)にスペイン王位を継承させて 1555年に退位した。

 スペインハプスブルク家は 冒頭の有名な 王女マルガリータ・テレサ像に象徴されるように 今でいえば写真代わりの肖像画が多い。

フェリペ2世のひ孫にあたる 王女マルガリータ(1651-1673)の肖像画は 母マリアナの弟、許嫁の神聖ローマ皇帝のレオポルト1世に成長の記録として贈られた。

ベラスケスが描き 3才、5才、8才 の時の物が残っているそうです。

王女が15才の時に結婚、二人の仲は円満だったようですが 王女は20才そこそこの若さで亡くなります。

 

 

 

ティロルを統治していた フェルディナンド・カール(1628-1662)は妻アンナがメディチ家出身だったので フィレンツェの絵画を多く収集した。

 

      

         クレオパトラ

 

 

 

フェルディナンド3世の弟の レオポルド・ヴィルヘルム(1614-1662)は 美術絵画館の基礎を築いたと言われています。

ローマ皇帝の兄に代わって 絵画だけでも1400点以上購入したそうです。

 

       

         使徒パウロ   レンブラント作

 

 

 

マリア・テレジアの父、カール6世(1685-1740)の時代に 各地の美術品が ウイーンに集められました。

マリー・アントワネット、マリア・テレジアの肖像画が有名です。

 

 

 

そしてハプスブルク家の実質的な最後の皇帝、フランツ・ヨーゼフのコレクションです。

美しい妻、エリザベートの肖像画です。

 

      

 

 

 

 

どの肖像画も ほぼ等身大なので 迫力も半端なく見ごたえがあります。

会場は当然暗く、近眼と老眼の混ざった私の目では 説明書きの読解は不可能。

イヤホーンガイドだけではとても理解できなので カタログを買いました。

2800円。  左、マリー・アントワネット。

 

     

重い。

 

 

     1月26日まで

 

        by  風呼      

 

 

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今年のおせち料理

2020-01-09 12:54:35 | 日記

 

 

お店で食べると 一人三万円はするという料理屋さんのお節料理に今年もありつけました。

 

一の膳、カラスミ・アンコウ・黒豆 等。

 

 

      

二の膳、いくら・うに・松茸 等。

 

 

           

 

三の膳、カニ・アワビ・酢〆の刺身 等。

 

 

箸をつけるのは 7才と5才の子が一番で 私はみんなの様子を伺いながら 二人が選んだ  カニといくら以外は 食べることができました。

と 思っていたのですが 外の大人3人は 私の後で箸をつけていたそう。 

なんと 私、子供並みの扱い。

形のいい松茸は 4等分しました。

あんこうの肝、最高でした。!!

 

 

       

            

 

一の膳の 昆布のネズミを使って 再び

 

        明けましておめでとうございます

 

 

          by  風呼     

 

 

 

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新年

2020-01-07 07:55:17 | 日記

 

遅ればせながら

 

明けましておめでとうございます 🎍

 

今年も 寄る年波にも負けず

ジャズヴォーカル、ヒップホップ、南画、 時々詩作に励む予定です。

 

同級生からは 呆れられているんですけどね。

そろそろ誰も どのジャンルにもつきあってくれなさそう。

 

まあ いいか

自分の人生だし。

出来ているうちは 続けよう。

 

 

 

今年も宜しくお願いします <(_ _)>

 

 

        by  風呼       

 

 

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