ピカソ・マニマニア

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『 だいこん 』  山本一力著

2022-02-21 00:06:43 | 
明和元年(1764)浅草並木町生まれの つばき の 26才までが描かれています。

10代将軍家治(1760~1786)の時代は天災が多く 元号が 宝暦、明和、安永、天明 と変えられて厄を払おうとしました。
田沼意次が権勢を振るった時でもあります。

つばき 9才の時に江戸で1万人以上が焼け死んだ 明和の大火災が起きます。
炊き出しに母親と参加した つばき はここで飯炊きのうまさを認められ、母親と共に吾妻橋火の見番小屋の賄に雇われます。 つばきの父親は腕のいい大工でしたが酒の上の賭場で10両もの借金をし その利息を払うのにいっぱいいっぱいだったのです。母娘の稼ぎとしては破格でしたが 暮らしはつましいまま 給金はそっくり蓄えます。

1780年、17才になったつばきは 貯えをもとに2人の妹も一緒に 安くてうまい一善飯屋を始めます。 その屋号が  ” だいこん ”  なのです。

       

その大事な ” だいこん ” が 下町を襲った洪水(1781年)の被害にあいますが 幸いなことに店は大繁盛だったので蓄えはたっぷりありました。

父の采配により再建なった ” だいこん ” はやがて夜は酒を出すようになり 商売敵にそれを揶揄された つばきが 深川に店を構えるところで終わります。 深川の方が土地の格が上らしい。

つばきの職人型の父親譲りのきっぷのよさ が小気味いい。
商売の筋もいい。
真っすぐな人柄と器量の良さが 多くの人を魅了します。

吉原の新築なったばかりの大籬(おおまがき)が全焼、など 中後期の江戸が感じ取れます。  江戸時代って長いんですよね。

600ぺージ以上の長編でしたが 久しぶりに先を急いだ傑作です。


     by   風呼



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ティップネス下北沢店 完全閉店

2022-02-17 00:04:13 | 日記詩
2022年3月15日をもって ティップネス下北沢店が完全になくなります。

建物の賃貸契約切れだそうですが 老朽化による建て替えとの噂です。

私はコロナによる1年半のジム自主休店から昨10月にDDDスタイルヒップホップのレッスンに復帰したばかり。

メンバーは半分以上変わっていたけれど 顔見知り程度だった人がことごとく私の復帰を喜んでくれて 一気に友達が増えた。

DDDスタイルヒップホップは 3か月かけて32小節の振りを完成させるという 覚えたら達成感のあるスタジオレッスンです。 かなり難しい振りなので 週一のレッスンでは思ったようには踊れません。 上手な人、上手になりたい人は週二は行っている。 インストラクターにも難しいそうで 教える人がどんどんやめていき、コロナでさらに減った。

火曜日3時からという下北沢が一番通いやすかったので本当に残念だ。
この辺では他には2店舗だけだが 夜だったり、日曜日だったりで主婦には通いにくい。

仲間は DDDスタイルヒップはもう諦めるという人が大半だ。
まだ振りは覚えられるし、何より好きだし、私はまだ諦めきれない。

ティっプネスさん、どこかの店舗でウィークデイの昼間のレッスンをやってくれないかなあ~



      by  風呼
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