玉三郎のお峰、 中車の伴蔵 の 配役です。
語り部の円朝役に 猿之助。
芸達者 亀次郎の 面影が。
冒頭の写真は 幽霊と取引し 100両が手に入ると知った 伴蔵とお峰の歓び。
幽霊となって訪れる お露(玉朗 右) お米(吉弥 左) と 新三郎(九團次 中央)
どろん どろ~ん・・・
幽霊から貰った100両を元に始めた荒物屋で成功した 伴蔵は 料亭笹屋の酌婦 お国に入れあげる。
お国役の 春猿が 艶っぽくて美しい。 初め 誰だか分からなかった。
玉三郎の演出です。
中車さんを生かした芝居をと 夏でもありこの演目を取り上げたそう。
怪談であり 喜劇であり 悲劇でもある。
この二人のやり取りには 笑わされました。
もう一本の演目は ”熊谷陣屋”
我が子と同じ年頃の 敦盛を討ち その後出家をする 熊谷次郎直実の話。
海老蔵の直実は 消化不足。
海老蔵さんは 演技がこなれていない時と 自信満々の時との 落差が激しい。
牡丹灯篭の時の 笑いを取る馬子役も 誰だか分からなかった。 部屋子でも もっと上手でしょう。
玉三郎の存在感 中車さんの芸達者は 見ものでした。
27日 千穐楽 夜の部 観
風呼 でした