君がいてくれたから。
３年半前に 17才で逝った 飼い猫はチンチラ、 名前はウィーン。
猫との約束
君をマンションで
こっそり飼うのが嫌になって
８年前にこの一軒家に
越してきた
君は朝はひよどりと
会話をし
野良猫の侵入を
美貌だいなしで追い払った
楽しかったね。
帰宅が遅くなるお姉ちゃんを
駅までお迎えに一緒に行ったね
晴れた日は篭に入り
ママチャリの後荷台に乗って
雨や雪の日は傘の下
お母さんに抱かれて。
お姉ちゃんは君に迎えに来て欲しくて
早い日でも帰るメールをするようになった
ずっとそんな日が続くと
思っていたのだけれど
君が逝ってしまうとき
「おかあさん、もう一緒に
お姉ちゃんのお迎えに行けなくて
ごめんね」
君の声が聞こえた
「大丈夫、お姉ちゃんが
この家にいる限り
帰宅の遅い時は
お母さんが迎えに行くから」
ねぇウィーンちゃん、
君との約束、
守り通せたよ
風呼ｒ でした
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