小田急線 新百合ヶ丘駅から 徒歩20分位、 バスだと3停留所目
山口台で下りたところにあります。
足の便が悪いのに いつ行っても並びます。
開業1988年の ウィーン菓子店です。
あら 開業時から贔屓にしているような。
以前 新百合ヶ丘駅から時々バスを利用していて、 その度に
途中下車をして 買いに行っていました。
今年2月、 NHKのプロフェッショナルの番組で オーナーの菓子職人
横溝春雄さんが 取り上げられました。
ここの売りは 一見地味なチョコレートケーキの ザッハトルテですが
そのコーティングのチョコレートのザラザラ感の秘密が明かされました。
まな板状のもので ねってねって練りまくる。
手がかかっているんですね。
10余年前に 今住んでいる町田に越してからも 美味しさが忘れられず
たまに買いに行きます。
電車(急行で一駅)に乗って バスに乗って。
クッキーも 絶品です。
この写真の物が 私のお気に入り。
小さ目のお弁当箱の大きさで 1600円を安い! と思わせる美味しさです。
ピンクがかった建物が素敵ですが 夜の佇まいも GOOD !
火曜日と第一第三月曜日は 休業。
10時から18時までの営業なのに 17時15分に ザッハトルテと
葡萄のミルフィーユが焼きあがるという 出来立ての販売が売りでも
あります。
by 風呼
一昨日で 今月の名著 ”枕草子” が終わりました。
一回目は見逃したものの 後の3回は とても楽しく拝見しました。
テキストも買いました。 ”遠野物語” 以来です。
テキストだけ読むと やっぱり敷居は高め。
原文は太字になっているので そこだけ声を出すと 何とか読み切れます。
今更ながら そこまでして読了出来たのは ひとえに 講師の 山口仲美
さんの 魅力あふれる 引導のお蔭です。
1943年のお生まれだそう。
とても若々しく チャーミング。
美しすぎる 埼玉大学 名誉教授です。
”枕草子” に対して 清少納言に対しての 限りない愛情がひしひしと
伝わってきます。
最終回 『エッセイストの条件』 の再放送が 10月29日(水曜日) の
早朝 5:30 からと 昼 12:25 からあります。
清少納言に NHK朝ドラ 『花子とアン』 で 作家の宇田川満代を
演じられた山田真歩さんが まさにはまり役で登場。
是非 ご覧あれ。
山口仲美さんにも 清少納言にも 魅了されること請け合いです
by 風呼
戦乱続く中東から 男と女の双子を連れてカナダに逃れてきたナワルが
65才で死んだ。 2人の子供にそれぞれ まだ見ぬ父と 存在を知らさ
ていなかった 異父兄への手紙を託して。
およそ母親らしい愛情を注がれた事がなく 憎しみさえ感じている二人は
戸惑いながらも 母親の祖国へと向かい 彼女の過去を知っていく。
ナワルは 15才の時に恋人との間に男の子を産んだが 恋人が異教徒
故に 子は孤児院に預けられ 行方不明になっていた。
祖母の最期の言葉 ”読む、書く、 数える、 話す、 これを身につけねば
事態は何も変わらない” を胸に 難民キャンプを後にする。
もう始まりは何であったかも定かでない 憎みしの連鎖の戦い。
ナワルは敵の要人を 射殺して捕えられる。
刑務所長の 数々の拷問とレイプ、 そして双子を産み落とす。
牢人が次々と殺される中 ナワルが生き延びたのは その歌声が
所長の気に入られたから。
川に流されたはずの双子は 生きていて 共にカナダへ渡った。
レイプの果ての子供だったから 二人は母親に愛されなかったのか?
刑務所長が裁かれる国際法廷で ナワルは何度も証言台に立ち、
5年前、 彼は自分が探し求めていた息子だと知り 言葉を閉じた。
ナワルに 麻美れい、恋人・刑務所長に 岡本健一。
麻美れいさんは 独白に迫力があい、 私が最近注目している岡本健一
さんは 節制されているのでしょう キレの良い動きが 美しい。
本日楽日、(10月18日に 兵庫県立文化センター公演あり)
私の大好きな小屋 シアタートラムにて。
by 風呼