2016年、” つまをめとらば ”で 直木賞を受賞された 青山文平さんの 2012年の作です。
前年の ” 白樫の樹の下で ” で 松本清張賞を受賞されています。
2015年作の ” つまをめとらば ” 2011年の ” 白樫の樹の下で " 2014年の ” 鬼はもとより ” 2016年の “ 半席 ” 2016年の ” 励み場 ”と読んできて、2012年作の この " かけおちる ”なので、少々こなれていない感じがしました。つまりこの作者は あら70才にして まだ筆が伸びているということなんでしょうか。 凄い!!
どの作品にも共通の 江戸中期の下級武士の話です。
妻が 他の男と かけおちる 事で、 夫の奮起を促そうとする、母を倣って その娘も同じ事をする、他にも方法があるだろうにその家の癖のようなものがあるんでしょうか。
最後まで面白く読みましたが ちょっと無理があるかなあ ~ とも思いました。
なかなか読後感が書けなかったのは その(?)のせいです。
風呼 でした