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飯(まま)炊きで有名な 先代萩を 初めて見ました。
主人公政岡は 茶道のお点前をするので なかなかの難役です。
菊之助さんは以前、鏡獅子で 見事な袱紗捌きをされていました。
この舞台でも 若君とわが子を見守りつつ 見事な所作で お茶を点てられました。
命を狙われている若君の為に この部屋にある茶道具の釜でご飯を炊くのですが
待ち時間が長く、わが子は 「腹が減ってもひもじゅうない」と言う。
今まで見たことのない菊之助さんです。 政岡になり切られています。
江戸初期に起こった伊達騒動。 伽羅(めいぼく)とは きゃら のこと、先代は 仙台、萩は仙台を象徴する花。 若君の父が 家臣の二木弾正の陰謀により吉原通いに嵌り 吉原に行くときに履いて行った下駄が 伽羅で出来ていたことからこの題名になったそう。
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夜の部もう一つの演目は 『四千両小判梅葉(こばんのうめのは)』
こちらは江戸末期に実際に起こった御金蔵破りです。
度胸のいい盗み家業の富蔵(松緑)と 情けない侍藤十郎(梅玉)が組んで江戸城からまんまと四千両を盗み出すのですが ふとしたことから捕まってしまう。
伝馬町の牢屋内の様子が評判になったそうです。 牢名主がいて・・・
剛毅な富蔵と気弱な藤十郎の対比が良く現れていました。
5月14日観
by 風呼
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