ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
カテゴリーのピカソを クリックして下さると 嬉しいです。

勝負師の貌

2012-07-31 08:27:27 | 詩作

 

 

女子柔道57キロ級金メダル 松本薫さん おめでとうございます。

 

 

   勝負師の貌

 

勝たなければならない

勝負師として生きていくからには

 

全身に戦うオーラをみなぎらせ

顔面から噴出させる

 

ひたすら獲物を狙う

勝負師の貌がある

 

 

 

大相撲の ウルフと呼ばれた千代の富士の若い頃の面魂を

うら若き この女性に私たちは見た。  真摯 という言葉を

思い出さされた。

 

同じく女子柔道48キロ級で金メダルを獲った ブラジルのコーチの

プロボクサーのセコンドのような 闘志溢れるゼスチャーに 勝負とは

こういうものだったんだと 感動していたのだけれど そんな気持ちも

吹っ飛ぶ 松本薫さんの ストイックな面魂でした。

 

体操の 内村航平選手は オリンピック直前 何かに憑かれた

老婆の ような顔だった。 

 

 

勝負には 得体のしれないものが 加担している。 

     風呼   でした        

 

                  ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

追いつめないで   シジュフォスの輩

2012-07-29 23:32:55 | 詩作

 

 

   追いつめないで

 

 

問い詰めないで 

 

家庭と云う狭い社会の

了簡しかない

きっと私が悪いのだけれど

 

反撃の言葉も思いつかない

きっと私のせいだけれど

 

いつでも家族の為だけを

思って生きてきた

 

 

追いつめないで

 

嘘からは何も始まらず

増殖する嘘の影に怯えるだけと

知っているのに

 

嘘をついてしまいそう

 

 

     風呼  でした         

 

 

                  ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

”わすれな匣” に

2012-07-27 14:48:48 | 詩作

 

 

     ”わすれな匣” に

 

小さなボタンがひとつ

テーブルの下から出てきた

 

地味なベージュ色の

力ボタンのようなもの

 

チョコレート色の

忘れな匣に入れておこう

 

匣に蓋をした時から

不必要の烙印を押してしまった

ようなものだけれど

 

うっちゃった物に限って

すぐに必要だったと知るから

 

 

うっちゃるしかない

うっちゃるには惜しい思い出がある

 

心のわすれな匣に

入れてしまおうか

 

未練がましく

蓋は開けたままで

 

          力ボタン  裏ボタン。 表ボタンの強度を増すために                                                 

                 布を挟んでつける 小さめのボタン。

 

 

   風呼   でした              

 

                        ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小田急ドラえもん列車

2012-07-26 21:39:29 | 日記

 

今日 小田急電車で新宿まで行こうと思いましたら

こんなドラえもん電車がやってきました。

急行電車です。

 

夏休みに入ったからでしょう。

 

この後の 快速を利用するつもりでしたが 勿論 

乗りました。

       風呼でした         

 

                 ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

源氏の白旗・白河の関のことなど  吾妻鏡より

2012-07-26 01:08:55 | 吾妻鏡

 

 

文治五年(1189年)7月19日 いよいよ奥州征伐に出かけた

頼朝です。

 

7月25日 宇都宮泊。  

翌朝 出発前に 佐竹四郎秀義が 常陸国よりはせ参じた。

佐竹氏は 頼朝の祖 義家の弟、義光の子孫で 頼朝と先祖が

同じでした。

頼朝の旗揚げに大きく貢献した千葉氏と敵対関係にあり 参戦が

今になったのです。

そういう事情もあって 佐竹氏の旗は無紋のままでした。 

鎌倉の佐竹氏の屋敷の裏に 三つうねりの山があるので それを

五本骨の扇子にみたて 月を足したものを紋として 頼朝は与えます。

 

白旗は御大将 頼朝だけのもの。

手柄がすぐに分るよう 家来には紋をつけさせました。

 

7月29日 白河の関を越えました。

能因法師(988~1050)が ”都をば 霞と共にたちしかど 

秋風ぞ吹く 白河の関” と 詠んで以来 白河の関で 歌を

残すのが習わしとなっていたので 頼朝は梶原景季に命じて

詠ませました。 ”秋風に 草木の露を拂はせて 君が越ゆれば 

関守もなし”  頼朝は歌は苦手だったのです。

 

後に 芭蕉(1644~1694)も 句を残します。  ”疎まるる

身は梶原か 厄除い”  梶原父子は あまり人望がなかった

ようです。

 

そんなこんなの 今日の吾妻鏡。

     風呼   でした        

 

 

                    ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原宿スカウトばなし

2012-07-24 12:22:58 | 日記

 

 

原宿 同潤会アパート前を歩いていて スカウトされました。

一年半前のことです。  熟々女なんですけどね。

 

大震災の影響もあってか なかなか仕事にありつけませんでしたが

先日 久し振りに仕事をいただきました。

 

TVショッピングの 観客役です。

カリスマと呼ばれている人の30分番組です。

 

TVショッピングは 結構好きなので チャンネンルが合えば見入って

しまうのですが 煽ったり 勢いで売っている感が強かった。

 

でもこのカリスマAさんは 違っていました。

ちゃんと どの商品も愛用、もしくは試されているようです。

長い収録時間 出演する私たち10人にも気を使って下さいました。

 

カリスマと呼ばれるのは こういうところも踏まえての事なんですね。

 

最近 作家の林真理子さんも スカウトされたとか。

プロダクションも 色んなタイプのタレントが欲しいようです。

 

私のスカウトもその類と思われますが 今回ご一緒した9人は

それなりの方たち。 

 

超美人もいて 一緒にすっぴんにさせられた(聞いてないよう~

彼女の隣は嫌だよう~)

      風呼    でした 

 

                   ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さよなら またね

2012-07-19 23:59:15 | 少年期 詩作

 

 

    さよなら またね

 

急いでなんかいないのに

ホームに降りる階段を

競った 早足で

 

今日は急ぐのに

足が進まない 

ひとりだから

 

一緒に電車に乗り

一緒に帰った

 

時には憎まれ口を

きいたりしたのが

今となっては悔やまれる

 

遠くへ行ってしまった

 

さようならの握手が

僕の心の中いっぱい

 

 

 

    風呼   でした          

 

 

                 ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

内村航平さん  NHKスペシャル『ミラクルボディ』

2012-07-15 23:56:44 | 詩作

 

 

サヴァン症候群のようだ 一瞬で映像を認識できる視力。

 

 

     ミラクルボーイ

 

空中高く跳んでいても

自分の位置を認識します

 

空中の回転数だって分ります

同じ景色が2回3回と見える

 

出来ない事は

イメージするのです

 

体はこの位置で

こうひねる

 

何度も 何度も 

掌を動かしながら

 

幼いころから

トランポリンで磨いた

動体視力

 

地道な基礎練習が

支える このミラクル

 

 

 

私はよく 電車の中で 今教わってきたダンスの振りをさらいます。 

かすかに体が動きます。

16ビートのダンスを ゆっくりゆっくりイメージします。 

イメージなのに 繰り返すうちに早く踊れるようになる。 

      風呼   でした         

 

                 ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

46才の憂鬱

2012-07-14 15:46:30 | 詩作

 

 

ポンチョの超ミニワンピースに素足。 良く似合って。

 

 

   46才の憂鬱

 

23年勤めた会社を

先月辞めました

 

人生を

リセットしたくって

 

別に

独身主義ではないのだけれど

 

何故か

ひとりのまま

 

家を買おうと

思っています

 

でも

なかなか決められなくて

 

誰か

決めてくれないかしらって

 

そう 結婚も

誰か決めてくれればよかったのに

 

 

 

独身で どう見ても 28才にしか見えないのも 悲劇かも。

      風呼  でした         

 

                 ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤坂ジャズピアノクラブにて

2012-07-14 01:42:15 | 詩作

 

グランドピアノの上の

鍵盤模様のランプシェードが

四つ 六つ

鏡に映って数を増す

 

小雨がパラつき始めた

金曜 赤坂の夜

ピアノバーの 客足はまばら

 

二人の客とママと

聞き手が同じ人数になり

 

円熟の歌手は

一ステージ目を始める

 

ピアニストは

このクラブのオーナー

 

象の鼻のように動く

ベースの右人差し指

 

歌い手の手抜きは無しよ

生徒が二人聞いている

 

 

 

10時過ぎに始まった3ステージ目は セッションタイム、

3人に増えた客と ママも歌いました。 上手でした。

 

      風呼   でした        

 

                 ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もどり道

2012-07-10 23:02:47 | 詩作

 

 

 

    もどり道

 

後ろ向きに歩いて

来た道を戻れば

時間をさかのぼれても

 

佇み 振り返ることはあっても

戻ることはない

 

ごめんなさい ごめんなさい

謝らねばならない人に

たくさん会うだろう

 

恥ずかしくて 顔を上げれない

鬼籍に入った人たちにも

 

たたずみ

一瞬の判断を誤らず

目の前の道を確かめ進む

 

きのうより

今日の私が好き だから

 

 

 

     風呼   でした        

 

                ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無冠の真者   シジュフォスの輩

2012-07-09 23:58:24 | 詩作

 

 

生まれたばかりの赤ん坊からも 学ぶことがあるというのに。

 

 

   無冠の真者

 

とりたてて

とりえもなく

真っ直ぐ生きてきた

 

子どもの時分から 時々

こうすればああなると

わかる事があり

でも誰にも言えずにいた

 

長じて

こうした人はああなってしまったと

判明し

言わなかった自分を恥じた

 

自分に恥ずかしいので

こうしたらああなりますよと

注進するようにしたが

誰も一主婦の言葉になど耳を傾けない

 

ああやっぱり こうなった

たまに気付いた人もいたが

真実を他人に指摘されると

人は その人を恨むと知った

 

そういう人に限って

権力、影響力のある者の言う事は

無条件に信じるものだ

 

無冠の未熟な一主婦はこうして

また黙る

 

あーあ ああしたら

こうなるのに と思いながら

 

 

 

 真者と思っているのは 自分だけだったりして。

     風呼   でした        

 

              ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多くを語る人は

2012-07-08 14:42:01 | 生活詩

 

 

    多くを語る人は

 

あの方いつも

自分の自慢ばかり

 

決してご家族は

円満とは言えないのにね

 

そういうものよ

多くを語る人は

 

触れられたくない何か

現実視できない何かが

たくさんあって

 

誰かに突っ込まれるのを

喋り続けることで

防御しているんだわ

 

他人の噂ばかりし続けるより

ましかもね

 

多くを語る人は 

何かを隠している

 

 

 

     風呼   でした                   

 

               ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東に玄関のある家は

2012-07-06 14:55:51 | 詩作

 

 

方角がキャラを変えるのか キャラが方角を決めるのか。

 

 

    東に玄関のある家は

 

西に玄関のある家は

来客が多い家(うち)

「こんにちわ~」

お構いなしのゆるキャラで

 

東に玄関のある家のひと

生真面目で几帳面

「ごめん下さい ませませ」 と

手土産ひとつも要りそうな

 

南に玄関のある人は

外出好きのあわてんぼう

「鍵OK 携帯OK 財布忘れた・・・」

いつ尋ねても留守ばかり

 

北に玄関のある人は

ちょっと依怙地で交際下手

「お庭の花が綺麗ですね」

あたり障りのない会話

 

 

 

ちなみに我が家の玄関は 南。

      風呼   でした          

 

   

               ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

14:20 の憂鬱   シジュフォスの輩

2012-07-03 20:56:17 | 詩作

 

 

風邪が何時までも治らない筈、 こんなに疲れていた。

 

 

  14:20 の憂鬱

 

今日は

すべての家事の呪縛から

解き放たれる日だというのに 

 

体が動かない

 

14:20

昨日の予定では

ジムでヒップホップを

踊っている時間

 

ああ 間に合わない

 

読みかけの本を片手に

手すりを伝って階段を上り

ベッドに横になって

 

今からでも間に合う

ジムのエクササイズに

思いを巡らす

 

ああ 体が動かない

 

ああ 本のページが進まない

 

 

 

うとうとしながら カズオイシグロの本を読み終えたのは夕方。

    風呼   でした         

 

 

            ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする