ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
カテゴリーのピカソを クリックして下さると 嬉しいです。

歌舞伎鑑賞教室『義経千本桜』   於・調布グリーンホール

2024-07-29 23:34:56 | 観劇

分かりやすい解説付きの「親子で楽しむ歌舞伎教室」に 21日(日曜Aプロ)27日(土曜Bプロ)と 行ってきました。

Aプロは源九郎狐を 中村橋之助さん、 Bプロは芝翫さんが演じられました。

   
静御前の坂東新悟さん(お美しい)以外はAプロBプロは 配役が異なります。

初めに芝翫さんのBプロの源九郎狐を見たのですが 身体も重く とても子ぎつねには見えなかった。  存在感は凄いのですが。

暑いし開演時間も早いし もう見なくてもいいかとも思ったのですが Aプロで配役も違うので行ってきました。

橋之助さんの源九郎狐は 身も軽く 素晴らしかったです。

    

芝翫さんとその3人の息子が出ておられたのですが  私は次男の福之助さん以外の二人は見分けがつきません。

福之助さんと歌之助さんはよく一緒の舞台に出られるので何となくそれぞれが分かるのですが 橋之助さんは別の舞台が多いのです。

今回は3人一緒なので 配役を予習していきました。

けれど 狐忠信を歌之助さんが演じられても 気がつく自信はありません。
  



   そんなこんなの
         風呼  でした 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『 裏表太閤記 』 再び  於・歌舞伎座

2024-07-27 02:47:34 | 観劇
  孫悟空     鈴木喜多頭重成      豊臣秀吉

全部 幸四郎さんです。
最初 秀吉以外は幸四郎さんとは気づかなかった。
声色も全く違います。
  
 
14日に見たのですが あんまり面白かったので もう一度行きました。

いつもは三階席ですが 今回は大奮発して 一階、それも花道脇です。
すぐそばで見たかった。
大正解です。


物語りはこう
信長に攻められ自害した松永弾正(中車)は 他家に出した実子明智光秀に仇を取って欲しいと言い残す。
所は本能寺、信長の不興をかった光秀は馬盥で酒を呑まされその上 眉間まで割られるという叱責を受ける。折りから使者に託された 父からの源氏の白旗を受け取り 信長を自刃に追い込む。

光秀の追手は 遊興に耽る織田信忠(巳之助)にまで。信忠はお通(右近 )に 二人の間の子、三法師を連れて逃げ 秀吉の元に身を寄せるよう頼み 自分は討たれて死ぬ。

信長の死を知った秀吉は 攻めあぐねていた備中高松城と軍司の鈴木重成(幸四郎)の首と引き換えに和睦する。

   
   老人まで戦に駆り出される窮地の高松城。
   寿猿さん、94才だそう。

   
秀吉との和睦に失敗し、父に勘当され家の様子を窺う鈴木孫市(染五郎)


秀吉は お通・三法師・孫市と共に急ぎ帰路につく。


信長の孫、三法師を探す光秀の追手が 一階、二階の客席にまで。


さあここからが最大の見せ場

   
本水が威勢よく落ちてくる大滝で 秀吉(幸四郎)光秀(松也)孫市(染五郎)の大立ち回り。  楽しそう~ 。 涼しそう~。


天下を手にした秀吉の 孫悟空になった夢。
   
金瓢箪を手にして 天帝から授かった日の本の国に向かう 孫悟空。
待ってましたの 宙乗りです。

   
飛べない豚はただの豚。
この後、猪八戒も どっこいしょ 宙乗りです。
沙悟浄は泳いで後を追います。


目が覚めた豊臣秀吉は 戦に手柄があった者たちと三番叟をまいます。
私は この迫力ある舞をまた見に来たのです。

   
それぞれ 剣方喰(けんかたばみ 宇喜多秀家)は染五郎、蛇の目(加藤清正)は巳之助。千成瓢箪(秀吉)の幸四郎、加賀梅鉢(前田利家)の松也、一文字に三ツ星(毛利元就)は右近、の家紋を見せながらトントンどんどんの大迫力。

千穐楽、赤い衣装の幸四郎さんの後方で観劇。



  満足満足の    
        風呼  でした。   7月24日観
 




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『 あの本、読みました? 』  BSテレ東

2024-07-23 19:11:59 | TV

4月から始まった 鈴木保奈美さんがMCの 本の番組です。

毎週木曜日午後11時~11時55分まで。

医師が書いた医療小説を特集したり 校閲さんや作家担当者さんが登場したり 時代小説と歴史小説を比べたり 

      とか

    
    遠藤周作→宇多田ヒカル→朝井リョウ なんだったり

    芥川賞作家の九段理江さんは
        
    だそうです。


     私が一番気に入ったのは 西荻窪の旅の本の店 ”のまど”
    

何とこの店での年間売り上げベスト3は 食 に関わる本だそうです。

    3位はこれ
    

    2位はこちら
    

    堂々の一位です
    


MCの鈴木保奈美さんは どんなジャンルにも無理なく対応され 大したものです。


       by  風呼

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『 裏表太閤記 』   於・歌舞伎座

2024-07-16 02:21:02 | 観劇

7月の歌舞伎座の夜の演目は 初演から43年ぶりに再演された 「裏表太閤記」
です。

   

本能寺で信長に辱められた明智光秀(松也)は 信長を自刃させます。

実は光秀は 信長に謀反の疑いをかけられ自害した 松永弾正の実子でした。

そのころ秀吉は備中高松城を包囲、苦戦していた備中の鈴木喜多頭重成(幸四郎)とその息子孫市(染五郎)の策で和睦をして急ぎ信長の仇を討たんと都に舞い戻る。 

本物の水が威勢よく流れ落ちる滝の前で、滝の中での 光秀と秀吉と孫市との乱闘は 三階まで涼しくなるだい大迫力です。

  
   

孫悟空(幸四郎)になって天界で金の瓢箪を手にいれるという夢から覚めた秀吉(幸四郎)は 聚楽第で  歴戦の武将たち 宇喜多秀家(染五郎)、前田利家(松也)、加藤清正(巳之助)、毛利輝元(右近)と踊りまくるのでした。

と、それぞれの家紋をその背中に見せながら 五人の踊りの激しく美しい事!!!


秀吉・鈴木重成・孫悟空と 全く別人が演じているように見える幸四郎さんを賞賛する言葉が見つかりません。

という訳で
楽日の花道傍のチケットを取っちゃいました。
韃靼以来の大奮発です。


  大満足の
       風呼でした   7月14日観
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする